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君の望む死に方
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君の望む死に方の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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「このミステリーがすごい!」'06版で第2位になった『扉は閉ざされたまま』の続編。 と言っても、探偵役の碓井優佳とあと一人が前作から引き続いて登場するというだけで、物語自体は全くの別物です。 今回はある保養所(別荘)が舞台になります。膵臓がんで余命6ヶ月と診断された社長は、その最後を親友の息子に「殺害される」ことで迎えたいと望む。 社員研修を隠れ蓑に、「殺害される」ための仕掛けをいくつも用意しておいたのだが…… 前作同様の倒叙式のミステリになりますが、今回は犯人VS探偵というのではなく、犯人の協力者=被害者VS探偵という凝った造りになっています。被害者が犯人の協力者であるというミステリは珍しいものですが決して無いものではありません。ただ、倒叙式で書かれたものは初めて読みましたが…… うーん、ちょっとこういう仕組みに凝りすぎて、前作のような読み進めて行くような力に欠ける作品になってしまった気がします。こういう作品があっても良いのですが、前作のような犯人VS探偵で何作か続けてからの方が良かったのではないでしょうか。「殺人が起こるまで」を丁寧に描いていて、探偵との対決がぼやけてしまい緊張感に欠けました。 あと、個人的には探偵役の碓井優佳に魅力を感じないんですよね。前作でもそうだったのですが、事件の最終的な落ち着け先がなんというか「無責任」で。前作は好きな男性が相手だったので、「ま、いいか」と納得させたのですが……「冷静で冷たい」という性格だけではすっきりと納得できない…………嫌な女やと思ってしまうんですね。 ……石持さんの作品はそういうキャラクターが多いので、石持さん自身が清濁併せ持った人に魅力を感じているのかもしれないのでしょうが、ウチはあまり共感できないなぁ。 | ||||
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前作(探偵役が同じなのでシリーズものだと思いますが)の「扉は閉ざされたまま」と比べると、「読ませる感」とか「ぐいぐい読める感」というものがあまりありませんでしたがそれなりに面白かったと思います。 ただ探偵役のキャラクターに「こんな人、実際にいたら嫌かも…」と思ってしまったのは自分だけでしょうか;確かに悧巧で論理的なのはいいことなのですが、ちょっと利己主義といいますか自分の意志で動きすぎな気がします。いまどきの言葉でいうと「空気が読めない?読まない?」とでもいうのでしょうか。ちょっと、現実味がありませんでした。 「誰に共感したか」ということを著者の言葉で述べてますが、強いて云うなら「殺されてあげよう」と思った彼です。「殺そう」と思った人・それを止めようとした人には共感を感じませんでした。 やっぱり「最後はどうなるのだろう?」という気持ちにはさせられました。 そこは作者さんの技量なのでしょうね。 | ||||
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前作(探偵役が同じなのでシリーズものだと思いますが)の「扉は閉ざされたまま」と比べると、「読ませる感」とか「ぐいぐい読める感」というものがあまりありませんでしたがそれなりに面白かったと思います。 ただ探偵役のキャラクターに「こんな人、実際にいたら嫌かも…」と思ってしまったのは自分だけでしょうか;確かに悧巧で論理的なのはいいことなのですが、ちょっと利己主義といいますか自分の意志で動きすぎな気がします。いまどきの言葉でいうと「空気が読めない?読まない?」とでもいうのでしょうか。ちょっと、現実味がありませんでした。 「誰に共感したか」ということを著者の言葉で述べてますが、強いて云うなら「殺されてあげよう」と思った彼です。「殺そう」と思った人・それを止めようとした人には共感を感じませんでした。 やっぱり「最後はどうなるのだろう?」という気持ちにはさせられました。 そこは作者さんの技量なのでしょうね。 | ||||
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『扉は開かれたまま』に続く小説。 探偵役が同じというのも、 この作家にしては、珍しいパターンみたい。 ある優良中小企業会社社長が末期ガンと診断される。 彼は死ぬ前に遣り残したことがある。 彼に恨みを持つ男の復讐を遂げさせること、 つまり、自分を殺させること、 しかも、完全犯罪によって。 殺す男と、 殺される男。 会社の保養所における小さな研修会。 限られた人間だけの集まり。 最後のチャンス。 お互いが、完全犯罪のための準備をはじめる。 しかしそこには、 驚くべき観察眼と推理力、洞察力を持った探偵役の女がいた。 彼女により、 次々と完全犯罪の準備が壊されていく。 彼女は何が起こるのか、感づいているのだろうか? さまざまな思惑が交錯するなか、 研修会は進んでいく・・・。 状況設定や、 ドラマなど、 なかなかこっていて、おもしろい。 気になるところといえば、 お互いの動機が、 いまいち、説得力がないかな、 ということと、 探偵役が鋭すぎる! ていうところかな。 予断ですが、 前作同様、 wowowのドラマがあります。 これから、観よっかな。 | ||||
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『扉は開かれたまま』に続く小説。 探偵役が同じというのも、 この作家にしては、珍しいパターンみたい。 ある優良中小企業会社社長が末期ガンと診断される。 彼は死ぬ前に遣り残したことがある。 彼に恨みを持つ男の復讐を遂げさせること、 つまり、自分を殺させること、 しかも、完全犯罪によって。 殺す男と、 殺される男。 会社の保養所における小さな研修会。 限られた人間だけの集まり。 最後のチャンス。 お互いが、完全犯罪のための準備をはじめる。 しかしそこには、 驚くべき観察眼と推理力、洞察力を持った探偵役の女がいた。 彼女により、 次々と完全犯罪の準備が壊されていく。 彼女は何が起こるのか、感づいているのだろうか? さまざまな思惑が交錯するなか、 研修会は進んでいく・・・。 状況設定や、 ドラマなど、 なかなかこっていて、おもしろい。 気になるところといえば、 お互いの動機が、 いまいち、説得力がないかな、 ということと、 探偵役が鋭すぎる! ていうところかな。 予断ですが、 前作同様、 wowowのドラマがあります。 これから、観よっかな。 | ||||
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