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蜻蛉始末
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蜻蛉始末の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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2001年に出た単行本の文庫化。 ミステリ作家の北森氏が時代小説に挑戦したもの。正直に感想を言えば、失敗だったのではないかと思う。 なにより、人物に魅力がない(これは氏のミステリの多くにも言えることだが)。主人公である「とんぼ」には惹き付けるものがなく、また、その性格の変化も唐突すぎて付いていけない。 また、氏の持ち味である緊迫感ある文章が、本書では感じられなかった。 厚いだけで内容のない一冊だった。 | ||||
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幕末から明治にかけて活躍した、政商藤田傳三郎の生涯を描く歴史小説。傳三郎とともに生きた「トンボ」こと宇三郎との相克を通して描かれる、幕末・明治という時代。藤田組贋札事件を素材に、人の、そして時代の「光」と「影」を見つめる。明治の実際の事件、藤田組贋札事件を素材にした歴史小説。そこに自由な推理の翼を広げる。明治期に活躍した人々が一個の個人として、躍動感を持って動き出す。そんな中でトンボの思った「食われてしもうたんじゃ」という言葉は、作品全体を象徴するようでとても面白い。光と影が幾重にも重なり合い、それぞれの人間模様を照らし出す。 | ||||
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