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(短編集)
天下人の茶
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天下人の茶の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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| この作品は表紙の絵からして、明らかに千利休と思しき人物が描かれているし、様々な小説作品で語られてきた茶の宗匠千利休と天下人秀吉との相克を描くものと思い込んでいましたが、少し趣が違っていて、確かに利休と秀吉の相克が描かれはしますし、それは連作を貫く縦軸ではあるのですが、古田織部など利休の高弟達の茶人としての個性的な生きざまに焦点を当てた作品でした。 恐らくは、高弟の中ではもっとも有名な部類に入る古田織部の場合、個人的には、利休とは手法は違えども、茶の湯の美を極めるためには権力にも公然と逆らう超反骨の人物という印象だったのですが、もちろん、芸術の面では妥協を許さない面を持ちながら、秀吉後の権力者家康の意を組んだ形での茶の湯の世界観を構築しつつも、心は秀吉なき後の豊家の忠臣であろうとする人物として描かれていて、反骨といえば反骨ですが、少し方向性が違う印象を受けましたし、それぞれの作品とも登場人物の心のうちの描写が深くかつ巧みで、失礼ながら最近どんどん凄みを増している伊東潤先生の作品世界を堪能しました。 別に男女間の比較で言うのとは違いますが、伊東さんの描かれる「漢」の姿は魅力的です。 お勧めではあるのですが、登場人物が少しマイナーに寄っているので、ある程度歴史に詳しい方がより楽しめる意味でのハードルが少し高めで、若干楽しめる人を選ぶ側面もあるような気がして4としました、 | ||||
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| 「利休にたずねよ」へのオマージュだろうか。 利休の人生を利休を中心の一軸で書いていくとなかなか難しい。時期をずらし、人を変えて相手からみた利休、そのときの利休を見せること「利休」を表現している。こういう政治家としての利休・・(黒い部分もあったとして)・・・も面白い。ただ「美」に対しての能力は結局生まれつき備わっていたとした前提で話を作るしかない。 資料が少ないけど名の知れている人物の書き方としては他の作家でも近年よくみるようになった。それ故、選んだ人物で作者は何をあらわそうとしているのかが、明確になってこないと想像しただけのSFぽっいカテゴリーになってしまう。 | ||||
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| 第三者からの視線も交えつつ、秀吉と利休の関係を描いている。 フィクションなんだけど、文章に説得力があるので飽きないし楽しめた。 | ||||
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| 直木賞候補になってて気になり読んだのですが、面白かったです! 利休と秀吉の関係がこんなにも深いものだったとは・・・ | ||||
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| なかなか面白い。本やテレビで見ている信長、秀吉はどちらかと言えば表から見たもので、裏から見るとどうなっているのか、そこで利休はどのような役割を果たしたのか等が結構軽快なタッチで書き込んであり面白かった。再販が無く、中古で購入したが、その価値がありました。 | ||||
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| 織田信長が何故,茶の道を重んじたか, 『わしは茶の湯によって天下を統べようと思う.』 これに対して明智光秀は 『功を挙げた者たちへの褒美を土地や金銀ではなく,茶道具にすると仰せか』 『そうだ,土地には限りがあるからな』 モノの価値は,それに価値を感じた人が価値があると思えば価値があり, 時の権力者,織田信長がその価値があるとしたもの,それが茶の道具だったわけです. ご存じの通り,茶碗一つがお城と同じ価値にまでなる, これはある面,洗脳活動に等しく,ヒトの心とはそれほど 思い込みによって決まると言うことだと思います. 茶の湯の目利きに指名された堺の三商人が 今井宗久,津田宗及,千宗易(後の利休) この3人は今の日銀,貨幣生成人みたいなイメージで これも権力があるが故の価値創造だったのかもしれません? 『御茶湯御政道』とは? 織田信長は名物狩りによって唐物茶道具をかき集めることで その価格を吊り上げ,茶の湯の張行を許可制にすることによって 茶の湯という趣味そのものの価値を高めようとした. これが秀吉に引き継がれる中で,茶の湯の 詫 が形を変えていきます. 利休が考える 詫 とはなんだったのか? 利休の茶の湯は古田織部に引き継がれ,織部は利休の形(なり)を壊す. 壊す理由に織部は 『時代が変わるからです』 これを 『武家の茶』 と言いました. その織部は不出来な弟子の小堀遠江守政一(遠州)に 自身の茶の湯もろとも一族が根絶やしにされます. 空想の世界かもしれませんが,史実をどう解釈するか, (織部一族が根絶やしにされたのは事実のようです) だからあり得ない話では無いのかもしれません? 本書の巻末, 『利休形(なり)』 に至っては, 光秀に信長を暗殺させた裏側に利休と秀吉の取引があったと.. → ここまで来ると,作り話しっぽ過ぎたように思える? 興味深い視点から時の権力の裏事情に切り込んだ,面白い読み物だったと思いました. | ||||
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| 茶道の先輩から「面白いから読んでごらん」と紹介された一冊。 インターネットでチェックしたら、日本経済新聞夕刊2016年1月7日付、文芸評論家の縄田一男氏の「天下人の茶 伊東潤著 利休の死に驚愕の真相 」という、次の書評を見つけた。 「正月早々、完全に脱帽した。作家にとって何年かに一度しか書けない傑作があるとすれば、伊東潤にとって正にこれがその一巻であろう。 作品は利休の弟子、牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興の眼を通して多面体としての利休をさぐり、はじめと終わりを秀吉の思いでくくるという構成が取られている。 前半は侘びをめぐる文芸味深い筆致で描かれ、利休の死の真相――信長が茶の湯を政治の求心力にしようとし、次いで秀吉が、茶の湯の下では天皇から庶民まで一座平等としたが、これにより、身分秩序の崩壊を危惧し、その象徴である利休が目障りとなった――を経て、後半、作者は今一つの驚愕(きょうがく)の真相を用意。必読の一巻。★★★★★」 先輩の言葉と縄田氏の書評で即、Amazonで購入手続きしたものの、一時的に入荷困難ということで、10日間お預け状態。 いやがおうにも期待は高まり、ページを捲ったのですが…。 確かに一気読みでしたが、感動したとは言えません。 様々な観点、いろんなアプローチがあっていいとは思うのですが、「飽くなき美の追求者」としてクローズアップされることが多かった利休居士を、「茶の湯を普及させるため、政治に介入し、暗躍し、思いどおりに天下人を操った」という人物設定には、凄く違和感を覚えました。 今まで読んだ利休居士は、確かに後世の人々が美化した姿かもしれませんが、そのイメージとあまりにもかけ離れていて、「どちらが本当?」と思うことがしばしば。かなりダークな面が強調されています。 良かったのは、利休七哲の牧村兵部、瀬田掃部のことを多少なりとも知ることができたことくらい。 文体も、男性らしい?と言うのか、明瞭、簡潔。 しかし、それが、どうにも私には物足りませんでした。 | ||||
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| よく編集された娯楽小説でした。あっという間に読み終わりました。 タイトルの印象でまじめに捉えない方が良いかと思います。 星−1の理由は、Kindle 版配信が店頭よりも遅かったこと。ココに差をつける意味が不明です。 | ||||
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