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狐罠



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【この小説が収録されている参考書籍】
狐罠
狐罠 (講談社文庫)
旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫)

狐罠の評価: 4.42/5点 レビュー 24件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

おもしろくないわけじゃないけど、星5つは良すぎ。

骨董の世界という特殊な世界を舞台にしているところがおもしろかった。主人公の旗師としての駆け引きなどは、その世界についてなにも知らないわたしにとっては興味深かった。そういう意味では星四つ。それをあえて星三つにしたのは、二つの理由による。第一は、人物の印象が少し希薄だからだ。たとえば主人公が美人だということはわかるのだが、読んだあとで彼女の姿がなぜか生き生きと浮かび上がってこないのだ。また、たとえば彼女の元夫の「プロフェッサー」との関係も、今ひとつ説得力なない気がした。主人公、元夫、友人の写真家、保険屋、贋作家など、意味ありげな人物がいっぱい登場するのに、一人一人の印象と動機付けが希薄なために、読後感としては欲求不満が残った。第二は、一番初めの登場するロンドン美術館のアジア系キュレーターが実は保険屋だったなどということも、かなり予測できてしまう。そういう意味では、展開もわりとありきたりなのだ。
狐罠Amazon書評・レビュー:狐罠より
4062086263
No.3:
(5pt)

買って損はしない

この本の厚み以上の内容の濃さ。かといって、こ難しいわけではなく、北森流の文章のうまさで一気に読まされてしまう。橘薫堂にまんまと贋作をつかまされてしまった陶子は、自分のプライドをかけて「目利き殺し」を仕掛け返そうとするが、そこに殺人事件や30年前の贋作事件などが絡み、自分の仕掛けた罠が思わぬ方向に動きだします。犯人は誰か、と推理するのも面白いけれど、陶子の目利き殺しは成功するのか、その結果には何が待受けているのか、先が気になり読書を中断するのが難しい、そのぐらい面白い作品です。骨董商という特殊な世界を覗き見したようで、こういったこと(贋作作りとか)がほんとにあるのかないのかはわからないけれど、とても興味深い世界です。単なるミステリーの枠にはまら!ない、5つ☆の作品です。
狐罠Amazon書評・レビュー:狐罠より
4062086263
No.2:
(5pt)

北森氏の罠にはまって大変

北森さんの作品は2作目だが、はまった。ストーリーもおもしろいし、骨董業界の語りもぐいぐいと好奇心を引っ張り込むし、一気読みせざるをえない魅力があふれている。美の収集といったきれいごとでは語れない、人間の欲が激しく絡み合う骨董業界の実態は、恐ろしい程である。TVの鑑定モノ番組では絶対わからない、奥深い闇から闇の世界に、ちょっとひんやりとしたものを感じる。骨董品には、作者、所有者、収集家、売買人の様々な思いが込められており、作品の上に積み重なって、美術品に別の美を加えるのかもしれない。
狐罠Amazon書評・レビュー:狐罠より
4062086263
No.1:
(5pt)

本当に面白いです。

一気に最後まで読んでしまいました。古美術と絡めてあり、普通のミステリーとはイメージが少し異なるかもしれません。しかし、普段ミステリーを読まない人にもお勧めです。
狐罠Amazon書評・レビュー:狐罠より
4062086263

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