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9人はなぜ殺される
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9人はなぜ殺されるの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| 根っからのミステリファンであるピーター・スワンソンは、その作品に過去の名作を思い出させるプロットを組み込んでるんで、スワンソンと同じような読書を経てきたミステリファンであればあるほど、仕組まれた罠にはまってしまう傾向があります。 そこが面白いところではあるんですが、そんなミステリファンでなくても楽しめた「そしてミランダを殺す」と違って、前作の「8つの完璧な殺人」と、この「9人はなぜ殺される」は、特定のミステリファンに向けた作品のような印象なのです。 本作では、もちろん、クリスティの「そして誰もいなくなった」がベースにあるのですが、同書を読んだ人なら、まず、10人ではなく”9人”のリストというところに引っ掛かりを覚えるんじゃないかと思います。 つまり、リストとは別の10人目の登場人物として犯人がいるのか?、それとも、やっぱりリストの中に犯人が隠れているのか、10人ではなく9人であることで、なんか、深読みさせられちゃったりするのです。 リストの人間が減っていく中で、そんな深読みをしながら読むのが楽しくて、これは「そして誰もいなくなった」を読んだ人に対する作品になってるんです。 ただ、あまりクリスティを読んでない人にはどうなんでしょう... リストの人間を一人ずつ描いていく序盤は、名前を憶えるのも大変だし、短い章立てなのに冗長に感じてしまいました。 もちろん、リストが残り少なくなっていく中で、サスペンスは生じてくるのですが、紹介文にある”驚愕必死の”ってのは煽りすぎで、サスペンスとしては中途半端なんですよね。 むしろ、”フーダニットとしてのプロット”を楽しむ方が、この本には適してるかと思います。(”ホワイダニット”を求めると、それはそれで評価が分かれます | ||||
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| 本著者の作品は毎回読みやすいので全部読んでます。 前作に引き続き、クリスティがらみですね。よっぽどクリスティ推しなのかな。 本作はリストに載った9人が次々と消されていく、、、と言う、一見魅力的な内容だったのですが、最後の殺人動機についてはひっぱった割にはがちょっとしょぼい感じ。 やはりピーター・スワンソンは初期の方がイケてます。 だけど次もやっぱり読んじゃうんだろうな。笑 | ||||
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| 【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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| 〇何を書いてもネタバレになりそうですが、差支えないと思うことだけ書きます。 ◯ピーター・スワンソンが『そして誰もいなくなった』に挑戦しているように見える、本格ミステリーです。 ◯楽しみたい人は、いろいろ余計な情報が入ってくる前に読んだほうがよいです。 ◯かといって、読み始めると止まらなくなるので、ほかのことを片付けてから読んだほうがよいです。 ◯本ミステリーの最大の謎は◯◯です。この◯◯はお見事と思います。もちろん、構成、語り口もお見事です。 | ||||
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