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普天を我が手に 第一部
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普天を我が手に 第一部の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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| 奥田英朗氏の作品は面白いので読了。激動の昭和の時代に生きる4人の家庭の人々を中心に描く超大作。陸軍少佐、ヤクザ、社会活動家、大連に渡った音楽家、それぞれの主人公とその子供の成長を描く。昭和の流れをリアルに感じさせてくれるストーリー展開。お察しのとおり、戦争に繋がる流れ。約600ページの長編ですが、常に興味深い展開で、飽きることなく読了。三部作というのを知って、先が長いが今後の展開が楽しみな作品。 | ||||
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| 登場人物と実在モデルの同定:虚実対照リスト 以下ネタバレあり。要注意。 本作の最大の魅力は、仮名で登場する人物が誰を指しているのかを歴史的事実から類推させる点にある。 以下に、主要な登場人物と、そのモデルとされる人物、および関連する史実を対照させたリストを示す。 作中人物・事象名実在のモデル / 元ネタ分野・役割史実との関連・特徴典拠資料 沢村 沢田教一 報道写真家 ベトナム戦争を取材。「安全への逃避」でピュリツァー賞を受賞。作中ではノラと現場を共にする。 渡部 渡邉恒雄 ジャーナリスト読売新聞主筆。元共産党細胞(東大細胞)から報道界に入り、後に政界のキングメーカーへ。 田沼角蔵 田中角栄政治家第64・65代内閣総理大臣。「今太閤」と呼ばれ、日本列島改造論を推進。金権政治の象徴。 太田伴三 大野伴睦政治家自民党副総裁、衆議院議長。党人派の重鎮で「伴睦」の愛称で親しまれた。 町田久雄 児玉誉士夫右翼活動家政財界のフィクサー。東友会(モデルは東亜同文書院や児玉機関の流れ)を率いる在日朝鮮人として設定。 佐々木敦史 佐々淳行警察官僚警視庁公安部、初代内閣安全保障室長。あさま山荘事件での指揮官。危機管理の専門家。 ニシキ(錦川) 力道山プロレスラー日本プロレス界の父。戦後の日本人に自信を与えたヒーロー。在日朝鮮人としての背景。 森村タキ 伊藤野枝 / 平塚らいてう運動家・編集者女性解放運動家。雑誌『群青』(モデルは『青鞜』)を創刊。進歩的女性の先駆者。 ビスケット・ホリデー シャボン玉ホリデーテレビ番組日本テレビ系列の音楽バラエティ。牛乳石鹸(作中ではビスケット菓子メーカー)がスポンサー。 佐藤安治 大杉栄 / 河上肇社会主義者ノラの実父。共産党系の団体で活動する助教授。タキとの不倫関係という設定。 土井(社会党) 土井たか子政治家日本社会党委員長、衆議院議長。「やるっきゃない」でマドンナ旋風を巻き起こした。 | ||||
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| それぞれの主人公について時代の温度感や歴史的事実を絡めて綴られている大戦前夜は、日々の生活を共に体験しているようでした。 朝鮮から戦後引き揚げてきた祖母は亡くなりましたがもっと当時の話が聞けていたらと後悔します、辛い内容になると思いますが第二部も楽しみです | ||||
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| 重厚な人間関係に魅力を感じて、引き込まれるような思いである | ||||
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| 半分くらいまではダラダラしててつまんねぇ〜でした。が、それ以降、三部作完結まで一気に読んでしまいました。 とても面白いですよ | ||||
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| 長いが面白い 昭和元年に生まれた4人を中心に動いていく三部からなる壮大な昭和史 奥田英朗の巧みな人物描写で、出てくる登場人物たちに感情移入してしまい、第二次世界大戦勃発で終わる第一部に、今後のそれぞれの人生を待ち受けるだろう困難を思うと切ない。 | ||||
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| 昭和100年を小説で書くと、こんな視点での書き方もあるんだと一気に読む。 昭和元年は1週間足らず。その時期に生を受けた4人が主人公となるのだが、第一部は100年のうちの前半20年、時代の空気、親世代から子が受ける影響、育ちの過程を描く。 軍人、任侠道、満州の興行師、社会運動家。普通の民とは異なる立場の人たちである。登場人物の周辺から背後にいる普通の、自分と同じような市井の民も描いて欲しかったが、それは奥田英朗の別の仕事になるのだろう。 | ||||
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| 激動の戦前の描き方が、登場人物の目を通してリアルに描かれる。 当時の世の中の空気感がよく伝わる。 ここまでは子供の登場は限られるが、次作での親子の立ち位置はどうなるんだろう。 続編が楽しみ。 | ||||
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| 何たるリーダビリティ! 分厚さに尻込みしそうでしたが、 スッと入り込めてガンガン読める凄い小説でした。 激動の時代、昭和の始まりとともに 産み落とされた4人の物語ですが、 第一部では彼らの親の視点で 重厚な時代のうねりをリアルに体感できますよ。 やくざの抗争や、軍部の諍い、労働争議、そして戦争。 序盤からもう熱狂させられ、 ずっと目が離せないまま完走です。 マスコミの論調が世論を作り、 ごく普通の善良な人々が 狂気に染まっていくさまに震えました。 例の想像を超えるサプライズな告白には、 グッときた~。 (対象年齢は13歳半以上かな?) | ||||
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| 奥田英朗さんの作品はどれも安定しておもしろい。この作品も楽しめるんだろうなという期待感、信頼感がある。不安なく買える。 今回の作品も創造力が豊富で、物語の進み方が極めて楽しい。さらには、さすがの文章表現力。 次も楽しみにしています。 | ||||
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| めちゃくちゃ面白かったです。大部の作品ですが、一気に読み切りました。 登場人物それぞれがきちんと立っていて、読者を引き込む力があります。特に金沢のヤクザの描写は強烈で、物語の推進力にもなっていました。 また、「これはあの人物がモデルだな」と思わせるキャラクターが多く登場し、大正・昭和期の歴史に詳しい読者ほどニヤリとできる仕掛けがあります。歴史の空気感をこれほど生き生きと小説に落とし込めるのは、筆者の力量だと思います。 第一部だけでも十分に読みごたえがありますが、やはり続巻が待ち遠しい。登場人物たちがこの先どのように昭和の激動に飲み込まれていくのか、早く続きを知りたいです。 | ||||
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| 続きが待ち遠しいです | ||||
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| ケン・フォレットの「百年三部作」が好きなので、ああいうのの日本バージョン誰か書いてくんないかなーと常々思ってました。だからまずは奥田先生書いててくれてありがとうございます。読み応えありました。子供たちのエピソードで、子供同士のケンカやトラブルに対する親子の向き合い方が、四親子みんな違ってみんな好いでした。昭和に、時代の波に抗ったり乗っかったりして生きる人間の小説はいろいろあるけれど、この作品は立場の違う四人の群像劇なので、同じ事象も立場の違いでそれぞれ捉え方が逆さまなったり、と思いきや逆に立場は真逆でも結局そこは御同様になるのかーという展開もあって面白かった。しかし男女、左右、硬派軟派関係なく、自分の生き方に腹を括った人はかっこいい!続きが楽しみです。 | ||||
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| 今年中に第三部完結編まで発売される予定の、昭和サーガの第一部だ。 著者は大好きな作家の1人で、長編はすべて読んできた。 『無理』『最悪』や『オリンピックの身代金』をはじめとするミステリーはもちろん、『空中ブランコ』等のユーモア小説もいい。 特に、群像劇には抜群の手腕を発揮する。 その奥田が、歴史群像劇に挑んだのが本書だ。 昭和サーガと称されているように、昭和の時代を群像劇で描く。 第一部の主要な登場人物は、財閥家の一員で日米戦争回避派の陸軍エリートと、その息子。婦人参政権運動の中心となる雑誌「群青」の未婚の女性編集者とその娘。娘の父親は反体制活動家だが、酒におぼれていく。金沢のヤクザの親分が引き取った、同地の会社経営者の妾腹の息子、そして慶応ボーイだが日本に居られなくなって満州国に逃れたジャズミュージシャン・プロモーターと、その息子。 これら4組の親子が主要な登場人物であり、しかも子供たち4人はいずれも誕生したのが昭和元年である。昭和元年というのは、1926年の12月25日から12月31日までの7日間しかない。つまり昭和の始まりから物語がスタートしている。 序盤では、群像劇であるから仕方がない面もあるが、視点人物の変化が慌ただしいと感じるところもあるが、後半にいたってはそれも感じさせない。 歴史をよく捉えていると感じさせる描写がいたるところに顕われている。 例えば、群青編集長のタキは、治安維持法によって特高刑事に張り付かれるのだが、そこでの二人のやり取り。 弾圧する側とされる側との間に生じる日常に根差したやりとりには、きっとあの時代でもそうだったに違いないと思わせられる。 ディテールへの想像力と描写力が圧倒的なのだ。 この時代の日本と満州については、たくさんの歴史書や小説を読んできた。 それらで知った事柄とも矛盾していない。 奥田流の昭和サーガは太平洋戦争の開戦までが第一部となっている。第二部では戦争中、第三部は戦後へと続くのだろうか。 楽しみである。 | ||||
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| 奥田英朗氏は本当に色んな作風を書くエンターテイメント界の至宝と呼ばれるのが改めてわかりました。 戦争に関する話や映画は苦手で避けてきましたが大ファンの奥田英朗作品なら読まないわけにはいかない。 遅読の私ですが600ページの大作を10日間で読み切りました。 関係性や漢字や地名、人名がゴチャゴチャになり途中で離脱しかけましたが、頑張って読み切ってよかったです。 第一部の終わり方も上手く、早く第二部が読みたいです。 | ||||
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| 昭和といえば古い考え方に縛られた、脱却されるべき時代というネガティブなイメージを持たれがちな昨今。戦争についても未来から反省する形での書き方が多い中で、本作は進歩的な人間が多く出てきているものの、あくまでも昭和を舞台に、当時の等身大の人間たちが繰り広げるドラマを客観的・中立的に描いています。 だからと言って、きれいごとを語っているわけではありません。当時のやくざや右翼がどのように国政に絡んできたかや、警察などがさまざまな社会運動をどのようにしてつぶしてきたか、その固定観念的なイメージとの距離感も含みつつ、あくまで歴史に忠実にどこまでもリアルに活写しています。 何より、情熱と人間味、そして共感性に満ちた主人公たちの人生を追体験することで、昭和史そのものを追体験している気持ちになれます。 本作は、昭和の先人たちがいかに魅力的で、今の世の中に大きな影響を与え続けているかを伝えてくれる、日本近代史のもう一つの教科書であり、そして、最高のエンターテインメント小説です。 | ||||
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