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たてもの怪談
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たてもの怪談の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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一念発起して引っ越しを考えたKさん。決して安くなく、当たり外れが大きい案件なだけに、何を以って「好物件」かをひたすら考えた結果、出した結論は“運の良い家”だった。 ――しかし。 「……で? 何なんだよ、その運の良い家ってのはよお」 なまじ様々な方面への知識があり、しかも感性豊かゆえに起きる、物件選びから引っ越し、生活してからの四苦八苦をコミカルかつオカルティックに書き綴った『引越物語』、不幸が起きた家や場所を線で繋いで初めて明らかになる恐怖を描いた『道の話』など、私達にごく身近な道や土地や建物をテーマにしたオカルトエッセー。 怪談、とありますが、著者自身が後書きで書いたように、その内容はどちらかと言えば著者の近況や昔話、そして考察を綴ったエッセー。 再録もありますが、過去作に収録された『道の話』の後日談や都庁の考察など、読み応えは十分。人が居心地良い場所には人以外の存在も間借りするのは当たり前。それが虫であろうと彼岸の存在であろうと謎の存在であろうと。 しかし……。 ここ十数年の首都圏の猛暑の要因の一つがアレだったとは! もし本当だったら、再開発で全部除くか山側に移してほしい。 | ||||
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著者の実話怪談集の新刊ということで、楽しみにしてました! だけど…再録もチラホラ混ざっていて、完全新作を期待してたことでもあり、ちょっとさびしく感じました。 もしかしたら、著者は不思議なことと出会う機会が減っているのでしょうか。 怪現象と縁が薄くなったというなら、それは喜ばしいことなのかもしれませんが、読者としては(勝手な想いですけど)残念だなぁ。 タイトルを「たてもの怪談」と銘打ったのは、もしかして「のちの三角屋敷」を載せる予定があったんじゃないかとも想像してしまいました。 「三角屋敷」完全封印版の収録された「怪談徒然草」の文庫版あとがきの『あと十年もしたら、どこかでボソッと喋れるかも知れません』が、ちょうど平成十八年のことですし。 愛読者としては、載せる予定だったけど障りがあって書けなかった(から再録を入れた)というのも、あり得そうに思えてしまうんですよねぇ…。 (とはいっても、完全封印版が載ってる「怪談徒然草」は、あっさり文庫化されましたけどね。三角屋敷の関係者を再度刺激することになるだろうから、文庫化されないに違いない!と思い込んでたのに。笑) | ||||
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