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家族のなかの見知らぬ人



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【この小説が収録されている参考書籍】
家族のなかの見知らぬ人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

家族のなかの見知らぬ人の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

ロマンス小説の美人ベストセラー作家のダークな別人格が書いたミステリー。

2日かけて本書を読了し、訳者解説を読んだら、たったの1頁半しかない。
訳者解説とカバーの著者紹介とネット情報を合わせると、原作者のA.R.トーレとは、ロマンス小説を書いて、ベストセラー作家となったアレクサンドラ・トーレのペンネームである。つまり、アレクサンドラは刺激的なロマンスを書く作家だが、ARは彼女のダークな別人格らしい。
これまで、アレクサンドラのロマンス小説もARのミステリーも日本語訳はないよう。推測だが、今回本書が翻訳されたのは、本書が2023年のエドガー賞オリジナルペイパーバッグ部門にノミネートされたからのようである。
著者の顔が見えてこないので、ホームページを探してみる。ちょっと古いが、2018年のお気に入りの思い出、という題で、本人と家族の楽しそうな13枚のカラー写真が載っていた。
美人女性作家である。
写真はキーウェストの新居(別荘?)で撮られたもの、夫は逞しい感じ、息子はこの時点では10代。犬が三匹いる。
さて、本書の原書の評判について、アマゾンレビューとグッドリーズレビューを覗いていくと、ファンによる賞賛レビューが多いが、一部ファンであっても☆☆☆止まり(一部☆☆☆未満)のものがあり、その理由は、本書の真ん中を過ぎたあたりで待っている「大転換」(勝手に命名ご容赦)が、すっきりしない、違和感を覚えると、ということのようである。
私的感想
◯前半は心理サスペンスとして、後半は謎解き(謎解かれ)として面白かった。
◯「大転換」には、私も違和感を覚え、これはミステリーとして良くないのではないかとも思ったが、後半で謎が解けていく(真実が徐々に明らかになっていく)と、この「大転換」は仕方なかったのかと思えるようになった。
◯読後感は良かった。さすが、ベストセラー作家の作品である。
家族のなかの見知らぬ人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:家族のなかの見知らぬ人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151865519

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