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二人一組になってください
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二人一組になってくださいの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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この小説は、冒頭で読者を意図的に罠にはめるような演出(過去の関係性の伏せ方)があり、心の声のズレに違和感を覚えた。ただし、二人一組になり、あぶれた子が亡くなるファンタジー的な展開は自然に受け入れられた。 特に印象に残ったのは、スクールカーストの「中間層」の描き方。上でも下でもない、クセもない、正直読んでてスルーしたくなるような存在感。だけど、なぜその位置にいるのかがちゃんと伝わってきて、もしこれを意図して書いているなら非常に優れた作品と言える。 物語終盤の「デスゲームが受け継がれる」展開は既視感があり、ありきたりなエンドに頼らず、より独自性のある締め方ができればさらに良かったと感じた。周りに遺体があることや、人生が後、数分で終わる瞬間に極端に冷静でいるキャラクターが多すぎる点には不自然さを覚え、緊張感が少し薄れたのが惜しい。死に方によって恨みが強いような演出もわかりにくく、どんな風に遺体が転がってるのかもわかりにくい。 私自身も、あの頃、あんな狭い世界の中で必死になって、一軍だ二軍だって馬鹿みたいにこだわっていたなんて思うと、すごく切なくなった。 でも、最後まで一気に読ませる力は確かにあったし、いい作品ですね。 | ||||
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いじめを題材にした物語で、いじめの理不尽さが伝わって来ます。 無自覚な悪意だったとしても、同じクラスにたまたまいただけなのに?という理不尽さ。「これと同じ理不尽さを、いじめにあった人も感じてるのよ!」と言われているようでした。 魔法のコサージュ……ホントどんな仕組みなんでしょう…ファンタジーと融合した世界と割り切ると良いと思います。映像化したら映えそうです。 27人の生徒について描写されていて、それぞれの世界に感情が揺さぶられました。泣けました。 | ||||
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まだ読んでないです。 丁寧な梱包で状態もよかったです | ||||
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内容が面白くサクサク読めてしま余した。 注文後直ぐに届きました。丁寧に梱包されていたし、又、次回何か面白いものがあれば注文したいと思います | ||||
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思考実験のような話なので指摘するのは無粋なのかもしれないが、コサージュの仕掛け、生徒たちに反省を促して今後に活かす気がないのに一気に殺さずゲームさせる意味、ゲームの趣旨を考えたらこのクラスよりももっとふさわしいクラスがあったはず、特定生徒の母親は何か犯罪に近い出稼ぎでもしているのではないか?といった疑問が最後まで放置のまま終わってしまったところにがっかりした。 自己主張しない特定の生徒に積極的に関わらなかったことは死ぬほどの罪なのか、たまたまクラスメイトになっただけの他人に対して期待しすぎではないかと思った。 最後の特別な授業も本当にしょうもなくて、そんなんであのラストって…教わったのは生殺与奪の快楽だった? 引っかかりをあげるとキリがないが、次はどういう組み合わせになるのかとハラハラして、面白くて一気に読んでしまった。くやしい。 | ||||
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女子校あるあるのカーストやグループ行動。 その学校生活の中で魔の言葉である「二人一組になってください」。 彼女たちが無意識にある生徒をいじめていた。その無自覚ないじめという着眼点はとても面白いと思いました! どうなる!?どうなる!?と手に汗握るような展開で読み応えがあります! | ||||
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2人1組になってくださいという言葉にトラウマがありましたが、この言葉による静かないじめに着目した作者は着眼点が鋭い。 カーストのわかれ方とかもリアル。なんかこういうウザイ奴いたなーと思いながら読み進めていき、読後はスッキリしました。 | ||||
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若さゆえの無知、狭い世界観と愚かな自信、そして生に対する執着の軽さが生み出す、黒く冷たくたぎる青春小説です。自分の命と友情を秤にかける安易さ、そして選択する際の躊躇のなさ(浅はかさ)は、学級という社会の檻に囚われた少女達ならではの輝きとも、そして闇とも受け取れます。ストーリーでは卒業式当日を迎えた登場人物1人ひとりに輝きと闇が示され、それぞれの青春に冷徹にピリオドが付されていきます。ストーリーの顛末を知るために読むというよりは(おそらく読んでいくと途中で結末は想像がつくと思います)、登場人物の青春の終幕を味わう作品のように思います。 | ||||
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