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(短編集)
ぼくは化け物きみは怪物
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ぼくは化け物きみは怪物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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白井智之 ぼくは化け物 きみは怪物 帯の通り凶暴な奇想のミステリ短編集。 ロジックが物凄く精緻でその為の最適な舞台の為には宇宙人や幽霊が出てきても問題なし。 文章もロジックもトリックも物凄いのに、倫理だけはどこ行った?な作者は頭おかしい(褒め言葉)内容なので普通の小説に飽きた方にお勧め。 | ||||
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「天使と怪物」は怪物的な傑作でしょう。白井智之が「名探偵のいけにえ」や「エレファントヘッド」で数多のミステリ読者を驚愕させ、その奇想に畏怖を覚えたことは記憶に新しいですが、今年も期待を裏切らないクオリティであることは保証します。 | ||||
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名探偵のはらわた、で興味を持った作家さん。 「最初の事件」、「大きな手の悪魔」、「奈々子の中で死んだ男」、「モーティリアンの手首」、「天使と怪物」の短編5編だが、「作者が作り出すSF的な世界の中で起こる、本格ミステリー」という白井智之さん独特な特徴を持つ話と「現実世界でもありえなくはない」話が織り交ぜられている。いずれの話でも起こった出来事を「その世界の中では矛盾しない」話に落とし込んでいるところは、すごい才能だと思う。 本自体のタイトルである「ぼくは化け物きみは怪物」は「天使と怪物」の中のワンシーンに由来すると思われる。細かい描写が全て無駄なく結論に落とし込まれている点、多少感傷的な読後感が残る点で「天使と怪物」が最も傑作かなと思った。 | ||||
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白井智之の天才ぶりがつるべ打ちで堪能できてしまう超お得な短編集。 読者も出版社もそのエログロ方面にばかり注目して騒ぐのでなかなか世間に真価が伝わらない不憫な作家ではあるが、短編集だと長編に比べて幾分わかりやすくなっているかもしれない。白井智之の真骨頂はどんな壮大な奇想もミステリ的な解決に美しく収斂していくところで、その執筆量と質のアベレージからして現代最高の本格推理作家と断言できる。本作は白井作品の中では一番読みやすいので、これをとっかかりにして一人でも多くの届くべき読者のところに届きますように。 | ||||
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単行本の帯に《凶暴な奇想》て言葉があるんだけど、そういう〝とんでもなくぶっ飛んだ奇想〟を、収録短篇から味わうことができました。なんというか、すげぇ奇想天外な仕掛けのある遊園地のお化け屋敷か何かに入り込んで、目を見張らずにはおれない奇蹟を目の当たりにした感じ、とでもいうか。 ◆ 最初の事件 「ジャーロ」92(2024年1月)号 ◆ 大きな手の悪魔 『 Jミステリー 2023 SPRING 』2023年4月 光文社文庫刊 ◆ 奈々子の中で死んだ男 「ジャーロ」80(2022年1月)号 ◆ モーティリアンの手首 「ジャーロ」85(2022年11月)号 ◆ 天使と怪物 書き下ろし 上記、五つの短篇を収めた一冊。 なかでも、エログロの世界と横溝正史風ミステリがブレンドされたような味わいの「奈々子の中で死んだ男」と、〝シュレーディンガーの猫〟の風味と超絶技巧ミステリーを合体させたみたいな「天使と怪物」の二篇に、ズドン❗ と、胸をぶち抜かれました。脳内をめったくた掻き回されて、ゆらんゆらん目眩(めまい)して、ゲロゲロ酔っ払った心地になりました。 初めて読む作家でしたが、白井智之(しらい ともゆき)たあ、とんでもねぇ作家だと思いました。あ、これ、誉めてますから。 | ||||
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