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太陽の簒奪者
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太陽の簒奪者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ふわふわを著者の作品として初めて読み、面白かったため二作目に手を出したのがこちらです。思考実験的な面白さはあったと思いますが、物語としては個人的にインパクトに欠けていた | ||||
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着想、設定やストーリーの仕掛けは面白いです。でも、白石亜紀とはどんな女性で、どのような内面を持ち成長していったのであろうか?高校二年生の天文部のときから52歳の時に異星知性体に出会うまで、どんな変化があったのか、どんな男たちと、あるいは女たちと出会いどんな葛藤を抱えて生きてきたのか?その結果、どういう人格になって、それが顔つきや生き方に反映したのか、というのがさっぱり掴めないストーリーでした。白石亜紀という人間を描く筆があまりにも平坦すぎるのです。自分の好きな神林長平さんの作品なら、主人公の内面の変化、成長、葛藤というが手を取るように分かるのですが(さらに、意識とは、言葉とは、人間とは何かという問いに繋がっていきます)、この作品の作者は人間の内面にはあまり関心がないのでないか、と感じました。そういう観点では、これは文学ではなくエンターテイメント小説なのでしょう。読む価値はありますが、繰り返して読むような意義はないと感じました。 | ||||
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とにかく読みやすい。難解なSFで一般読者を遠ざけ、アホらしいスペースオペラでお茶を濁す日本SFでは、珍しく自立した作品です。太陽系は広く、外宇宙はさらに広い。人類は旅人にはなれず出迎え人にしかなれない。人類英智を超える英智が実在した。そんな気持ちになる傑作です。しかし、ラストで出会う生命体が平凡すぎて逆にショックを受けました。急にB級映画です。そのまんまエイリアンです。できればラストのエイリアンの部分だけ書き換えたいくらいです。私はこの本ほどアナザーラストシーンを妄想してしまう作品は他にありません。でも好きです。野尻抱介の代表作であり現時点最高作です。この作品から読むべきです。 | ||||
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~よみやすさは、クレギオンシリーズへと続く野尻氏の良い特徴だろう。 しかしながら、読み応えというかなんというか、どこか物足りない。 2006年から2041年まで描ききるにはとても十分な文章量には思えず、もっと様々なドラマが描けたように感じてしまう。 アイデアというか、そちらの方が抜きん出ている作品ではないか?~ | ||||
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某ランキング雑誌で1位を獲得していたので、即座に飛び付いて読んでみましたが、私の評価としては可もなく不可もなし、及第点というところでした。 ベースとなる着想や、全体的なストーリー構成は素晴らしいポテンシャルを秘めていると思うのですが、それぞれの展開や登場人物がじゅうぶんに語られず、十数ページごとに「‾ヶ月後」「‾年後」にポンポン飛びながらクライマックスを迎えてしまったので、世界の厚みや深みが感じらませんでした。 感想としては、良くいえば「傑作SFのダイジェスト版」、悪く言えば「印象に残らない佳作」というところです。それぞれの展開をもっと深く語ってくれたら、相当面白い内容になったと思うだけに、残念です。逆に、焦らしや溜めがイライラして苦手だという方は、すらすらと読み進められて楽しめるかもしれません。 | ||||
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