沈黙のフライバイ
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面白くて一気に読み切った。独立した短編5作が収録されており、それらの間に共通性はないので、世界観に浸った頭を切り替える必要がある。それくらい没入できる面白さ。一つ残念なのは、時々理屈に飛躍を感じる部分があった。が、それを帳消しにする魅力がある。 | ||||
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ハヤカワSF文庫の古本を読み漁っていた頃から約15年を開けて初めて日本人のSFを読みました。直訳気味の翻訳と比べて快適に読めるのは当たり前としても、特に探査機の話はSF的にこんなに面白い着眼点があるのか!と驚きました。 | ||||
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主に天文に関わる工学の、学問的興味を そのまま小説に仕立て上げた感じです。 この周辺の知識がない人には容赦なし。 また、科学としては面白いけど、 小説としてその結末では何が言いたかったのか、 などと思ってしまいました。 それでも筋立てや文体に惹かれて 一気に読んでしまったので面白いことは否定しません。 この分野に興味や知識がある人には おおいにお勧めします。 | ||||
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5編からなる短編集。 これらの作品は、宇宙を舞台とした思考実験といえる。 安く、かつ自分達が生きているうちに恒星間探査をするにはどうすればいいか。 小惑星の表面に刻まれた溝はどうやって出来たのか。 宇宙服ほどのサイズで閉鎖生態系を作ることが出来たら何が出来るか。 10kmくらいしか飛ばないロケットを宇宙と言えるところまで飛ばすにはどうするか。 科学が技術になるときには大きさだったり、値段だったり、時間が制約され、 それを超えて技術と呼ばれるようになる。 そんな過程を切々と書いているのがこの作品。 もちろん、その過程でいろんな意見が出る、こうすれば実現するんじゃないか、ああいう材料を使えば良いんじゃないか。 思わずその議論の中に入っていきたくなる。 そして、出来上がった技術が緻密に描写される。 理系人間の欲求を満たしてくれる作品である。 一例を紹介しよう。 タイトル作品となっている「沈黙のフライバイ」 読んでいて、「あれ、この話知ってるぞ」と思ったら、この作品を読む前にたまたま覗いていたJAXAに勤める野田篤司氏のページ(現在は削除されている)に書いてあったことだった。 小型軽量の探査機を無数に打ち上げ、それらの何パーセントかでも目標の星系にたどり着けば、探査ができると言うもの。 野田氏のページでは探査機を光速の15%に加速する方法については手がないとしているが、作品中では異星人側が同じ手で太陽系に探査をしにくるという話になっている。 作品の最後に、野田氏のアイデアであることを公表しており、このアイデアを世に知らしめるために小説という形をとったと言う。 そもそも、小型探査機を無数に上げてと言う話も、JAXAの本来の仕事ではなく、物語の中同様、野田氏らの個人的な研究から出たアイデアである。 ある程度制約を与えてその中で目標を達成するにはどうするかと言うのはある種ゲームであり、もしかしたら本当に使える技術がそこから出てくるかもしれない。 そんな面白さを引き出したのがこの作品だと思う。 | ||||
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日本人の夢が「はやぶさ」にあることを、思い出させてくれる、本格派のハードSF。 だけど、読みやすいってのが肝心なのかな プラス、キーワードは、鳥人間コンテスト。 研究者の乗りで、研究の楽しさ、宇宙へのあこがれ、昔を思い出させてくれるいい意味での傑作。 軽い文体に見えますが、内容が、非常にしっかりしている真面目な作者という感じですね。 SFの元が、科学に憧れであり、宇宙への夢であることを、す~っと頭に入る感じで考えさせてくれます 本当は、軍事との連携や、軍産大国アメリカとの腹黒いドロドロがいっぱいあるんだろうなあ とは、思いますが、 子どもの夢が広がるから、宇宙なんだという観点もあってよい これがサイエンスフィクションの原点ですよね 読みやすすぎるので、ライトノベルに読めちゃいますが、数学や天文学が嫌いな人でも読みやすく作ってあるように思えます 数学の本を読み返したくなるなあ | ||||
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