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臨床真理



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臨床真理の評価: 3.34/5点 レビュー 128件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.34pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 21~40 2/4ページ
No.46:
(4pt)

いささか劇画風

ストリーが少し荒っぽい気がしました。
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.45:
(5pt)

福祉に蔓延る奴等

現実に有りそうな事件を構成の妙で楽しく読めました
臨床真理 (このミス大賞受賞作)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (このミス大賞受賞作)より
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No.44:
(5pt)

面白かったーです。

美帆という臨床心理士の主人公が「共感覚」を持つ少年と一緒に事件を解決していくというストーリー。
共感覚とは一つの刺激から複数の感覚が呼び覚まされるというもので、この少年の場合は言葉という音がそれを発する人間の回りに色となって広がって見えるというものであった。「赤が見えたらその言葉は嘘」であり、「白ならば本当のこと」であり、「オレンジ色は生命の活力」であるとか、その少年には解るのです。
これは怖いです、色を読まれる方は怖い。
しかし、この能力は大抵は妄想として扱われてしまい、そのことから「統合失調症」などと診断されてしまうのです。
けれども、美帆は信じる、信じてくれる美帆を信頼する少年。
そしてこのコンビが施設で起きた殺人事件(自殺として処理されてしまいそうだった事件)を解決して行きます。

面白くて一気読みでした、お勧めです。
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.43:
(4pt)

現代社会

現代社会の問題追及
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.42:
(5pt)

臨床真理

臨床心理士・佐久間美帆の最後まで患者に寄り添う気持ちが伝わる内容が良かった。
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.41:
(4pt)

大変、素晴らしい本です

単行本を読んでいるので、まあまあといった感じです。
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.40:
(5pt)

柚月裕子さんの作品大好きです

面白かった
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.39:
(5pt)

スリル

素晴らしい
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.38:
(5pt)

引き込まれる

一気読みできました。
臨床真理 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (角川文庫)より
4041083117
No.37:
(5pt)

座右の銘

人間としてワンランク信頼性が深まります。
臨床真理 (このミス大賞受賞作)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (このミス大賞受賞作)より
4796667792
No.36:
(4pt)

著者の初々しい新鋭ならではの熱い想いや気迫を強く感じられたのが私にとって最大の収穫でしたね。

柚月裕子さんが「このミス」大賞を獲得した医学サスペンスのデビュー作です。本書の最大の魅力はヒロインの新人臨床心理士・佐久間美帆の患者の為ならば己の全てを投げ打ってでもなりふり構わず奮闘努力する真っ直ぐでひたむきな心情ですね。死んだ弟・達志の過ちを二度と繰り返すまいと問題患者・司の悩みに真剣に必死で向き合うヒロインの姿に読んでいて胸が熱くなりましたね。ミステリのテクニックや犯人の意外性がやや平凡でもそんな事は関係なく著者の初々しい新鋭ならではの熱い想いや気迫を強く感じられたのが私にとって最大の収穫でしたね。
臨床真理 (このミス大賞受賞作)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (このミス大賞受賞作)より
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No.35:
(5pt)

人物に血を通わせる力

すでに、柚月裕子はベテラン作家であるが、その片鱗は本書に、早くもはっきりと現れている。なにより、文章がうまい。血の通った人物が描けている、構成力がある、そして、人の持つ本性を容赦なく、かつ的確に描いている。
 正直、これほど、新人作家で、人物描写に説得力を持たせることのできる人は、滅多にいるものではない。

 ミステリーでは、往々にして、例えばミステリ三冠王に輝いた「屍人荘の殺人」などは、その好例とも言えそうだが、秀逸なのは密室トリックの鮮やかさだけで、文章力、構成力、そして、何よりも血の通った人物形成が未熟でも、評価されてしまう傾向にある。

 しかし、小説である以上、人物配置と説得力それに全体の構成力という基本の上に、秀逸な密室トリックが描かれなければ、ミステリーである前に、小説として未熟というしかない。

 その点、本書は、極端に言えば、「屍人荘の殺人」とは正反対とも言える。ミステリーという表面上の物語は、それほど、複雑でも奇抜でもなく、ある程度、先の展開が読めてしまう。にもかかわらず、ラストまで一気に読ませる面白さを持っているのは、登場人物たちに血が通っているからだ。主人公・佐久間美帆の心の動きが手に取るように、しっかりと伝わってくるのである。

 本書には、共感覚という、少々特異な能力を持った青年・藤木司が登場し、さらに知的障害者たちが重要なキャラクターとして物語の基礎となっている。そのため、つい共感覚や障害者たちの方へ視点が移行してしまいがちだが、あくまで主役とテーマは臨床心理士の佐久間美帆で、彼女の考え方、生き方を描くことに重点が置かれている。

 他の方のレビューの中には、「あまりに障害者に対する無理解、偏見が多く」「精神障害者というセンシティブな存在を対象とするにはあまりに無神経」「このような形で障がい者や社会的な弱者を扱うとは、(中略)倫理規範をを逸脱した主人公の行動には呆れました。(中略)気持ちの悪い性描写があり」等々の批判的なものが、いくつかありますが、私はむしろ逆だと思う。

 健常者も障害者も、結局は同じ人間であり、そこに人間としての差はない。健常者と障害者の間に線を引き、それぞれに違う基準や見方・考え方を持つことが偏見につながると思っている。両者を同じ人間として、平等に見れば、傷害を持つ人にも性欲はあり、健常者と同じく、エゴに満ちた人もいる。それは、人間誰しもが持っている本能に他ならない。

 柚月裕子が作家として優れているのは、佐久間美帆を通して、健常者も障害者も、同じ人間として描写している点にある。性描写にしても同様である。こうした人の持つ欲望という本能から目を背けたら、血の通った人物像を形成することはできず、単なる現実離れした娯楽にしか過ぎなくなってしまう。

 現実は決して、気持ちのよいものばかりではない。嫌悪感を覚える事は、山のようにある。そうした現実的なキャラクターたち(健常者や障害者という区別なく)とヒロイン佐久間美帆を対峙させることで、主人公の存在感を深め、説得力を持たせ、血の通った人物が生み出せるのである。

 そのことに、決して目を背けず、真正面から描いた所に、柚月裕子が他の新人作家の多くと決定的に違う点で、謎や事件やトリックではなく、佐久間美帆という人物像に、血の通った説得力を与えることに成功している。ここが描ければ、謎やトリックは、自然と後からついてくる。このことは、現在の氏の活躍ぶりを見れば、当然の結果と言えると思う。

 ここのところ、このミス大賞受賞の作品を中心に、新人作家たちの小説ばかりを読んで来たが、このミス大賞に限らず、数々のミステリー新人賞や新人作家たちを読む時には、こうした基本と将来性のあるなしが、大きな判断材料になるのだと、今回、思い知った。

 しかし、残念なことに、近年の新人作家たちは、そうした基礎よりも、独創的で奇抜なアイデアや、特異な主人公設定の方にばかり、重点を置いているように思えてならない。
 本書は、「屋上ミサイル」と選者たちの意見が真っ二つに割れ、同時受賞となったようだが、やはり、書評を専門にしている方々でも、評価の視点が個々で違うものだと、改めて思った。

 結局、客観的評価のように見えて、多分に主観が入っているというわけだ(と、偉そうに言うアンタも、この文章、主観でしょうが)。

 また、岩井田雅行の「隣に座った女」のことを持ち出すと、「新手の商法にやられた」とか「まんまと騙されました」とか、書かれてしまいそうだが(これだって客観描写のように見えて、実は何も根拠のないただの主観だよね)、本書を読んで、何故、私があれほど「隣に座った女」にこだわっていたのかが、ようやくわかった。
「隣に座った女」は、本書の前では、残念ながら足元にも及ばない事を認めるしかないが、少なくとも、柚月裕子と同様の作風を目指そうとしているからだ。

 多分、私はそうした姿勢に惚れたようである(これも個人的主観に過ぎないが)。でも、完成度は柚月裕子の前では完敗である。ただ、その姿勢を崩さずに書き続ければ、岩井田雅行にも、将来性は少しだけあるのかもしれない(なんだ、やっぱり誉めてんのね→だから、少しだけって書いてるじゃん→いや、可能性、低いと思うよ→……)。
臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)より
4796675736
No.34:
(5pt)

臨床真理

新人作家としては素晴らしい作品でした。この内容に圧倒されて、一気に読んでしまいました。
臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)より
4796675752
No.33:
(5pt)

純粋に楽しめる作品。

素直に純粋に面白いと思った。ストーリーも分かりやすく、伏線も小難しくなく、非常に読みやすい。柚木作品は好きな作品。今回も難しいテーマに切り込み、単に面白くさせるだけでなく、読み手に考えさせる仕上がりになっている。
臨床真理 (このミス大賞受賞作)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (このミス大賞受賞作)より
4796667792
No.32:
(4pt)

臨床心理士は他人の問題に首をつっこむ。

臨床心理士の佐久間美帆が、弟 達志。
精神的な障害で、命を失った。
そのことの悔恨が、臨床心理となった。
臨床心理士とは、やはり、お節介な職業なんでしょうね。
そして、現在 司という青年に立ち向かっている。
話す言葉に 色がついていることで、その人が嘘をついているのか
わかるという。共感覚という。
司は、この「共感覚」をもっていることを理解されないでいる。
そのことが孤独であり、自分を守るために、精神障害を装うことを身につけていた。

司には、失語症の彩という女友達がいた。
彩は、リストカットの常習犯で、自殺して、救急車で運ばれるところで、
死んでしまう。司は 施設長の安藤が殺したと言って襲いかかる。

前半部分で、安藤が怪しいなぁと思ったが、
物語は そんなに単純ではなかった。 

メモ
「救急技術や医療に携わるものの精神論など、なんの役にも立たないのではないかと思った。人間の小手先の努力など寿命と呼ばれている目に見えない大きな力の前では無力であり、人間が命をどうにかしようと思うことさえおこがましいと思う」

臨床心理士は、如何に、対象者に信頼されるかがポイントとなる。
相手の心の闇と傷をさらけ出すことでしか、理解されないと思っている。
その信頼関係が、実に重要となる。

「他人の問題に首を突っ込むような勉強の何が楽しいんだろうって思ったんだ。司って奴が治っても治らなくても、自分には何のメリットもないんだろう?だったら、そこまで深入りすることないじゃないか?」
臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)より
4796675736
No.31:
(5pt)

障害者でも 性欲がある。

障害者でも 性欲があるということを
真正面に据えて、取り組もうとする姿勢は、気迫がある。
掃除をする青年の暴発的な性欲。
それを必死に食い止める 美帆。

可奈というアンバランスな服装をして、
体だけが大人になっていることで、
利用されてしまう。安藤の施設長の闇が 浮き彫りになってくる。
障害者教育施設の評価、そして、妙に高い就職率。
それを斡旋する 就職センター。
そこから、見えない糸が繋がり アクがアブし出される。

しかし、彩は、それとは違った形で 人身御供となっていた。
ふーむ。そこに犯人を求めるのか?
緊密な構成における 犯人像の明らかに仕方が、すごい。
また、体を張った 美帆の活躍もすごいものがある。
ミステリー大賞を取った作品であることを認識した。
臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)より
4796675752
No.30:
(4pt)

デビュー作とは思えない。

障害を抱える家族、障害者の性、障害者雇用、偏った性癖など普段意識しない問題をからめて、共感覚の司を信じながら彩の自殺の原因を探る臨床心理士のストーリー。
臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)より
4796675752
No.29:
(4pt)

この作品以後の作品が、素晴らしい。

著者の処女作ということで、文庫作品の中一番最後に読んだか、やはり文章力が、この頃は、いまいちだが、以後傑作を、続けざまに、出したのには、驚く。
臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)より
4796675736
No.28:
(5pt)

柚月さん最高!

実に詳細に描かれています。
ついつい引きも込まれて、
直ぐに読んでしまいます。
臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (上) (宝島社文庫 C ゆ 1-1)より
4796675736
No.27:
(5pt)

柚月さん最高!

柚月さんの作品は全て読んでいます!
新冊版で読んで、文庫でまた読む。
臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)Amazon書評・レビュー:臨床真理 (下) (宝島社文庫 C ゆ 1-2)より
4796675752

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