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チーム・バチスタの栄光
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【この小説が収録されている参考書籍】
チーム・バチスタの栄光の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 21~40 2/4ページ
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映画化(春には「ジェネラル・ルージュの凱旋」が映画になる)や伊藤淳史、仲村トオル出演のTV ドラマ化でも話題を呼んでいる田口・白鳥コンビのバチスタ・シリーズですが、上巻だけ読んだ感想を言うといくら筆者が現役の病理医の立場とはいえ私はここまで医療現場で現実に起きていることにメスを入れていいのかと思ってしまいました。でも医療問題に筆者がメスを入れることによって物語自体の現実味や命の重みなど読者に考えさせられる課題が多いのも確かです。私はまだ上巻しか読んでませんがこの本は田口・白鳥コンビ、バチスタ・シリーズの序章に過ぎないと思います。 | ||||
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全くの先入観なしでこの小説を手に取り、暫く本棚の肥やしになっていました。何かのきっかけでミステリー関係の賞を受賞し、ドラマ化される事を知り、本棚から引っ張り出して読み耽りました。 適度に専門医療と感じさせる部分があるものの本格的医療小説のように専門用語が飛び交う事はなく、白い虚塔のような政治色が濃いわけでもなく、著者の強烈なメッセージを感じさせられる事なくあっさりと読みきれました。登場人物もそれなりに個性的であるものの、決してでしゃばり過ぎる事無く描かれていたと思います。個人的には高階病院長が気に入りました。それよりも小説全体に散りばめられたウイットな表現に惹かれました。ラストシーンは凡庸ですが、最後の『春が、来ていた。』の一文で、自分は手術をした桐生でなければその関係者でもない、もちろん調査をした田口講師でなければ白鳥調査官でもありませんが、肩の荷が下りてすっきりした気分になりました。 | ||||
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下巻ではいよいよメインが登場。 白鳥という格別に濃いキャラクターが出てきて、キャラクターの面白さはさらに光を増す。 ただ相変わらず結論に向かってどんどんとストーリーが展開していくのは相変わらず。 結論はあまりにあっさりと出てしまう。 ミステリーらしいミステリーが読みたい人にはちょっと物足りないかも。 | ||||
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全体的に例えが多くて、例えなくてもわかるようなことまで遠まわしな例えを用いているように感じた。 でも白鳥のキャラクターとても好感が持てましたし、医療に馴染みのない私でもわかりやすく読めました。 | ||||
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最近の推理小説にあるような人間描写の深さに欠ける感じがします。登場人物に現実味がないので、結果が気になるから読み進むけど、ぐっときたりすることはありませんでした。 | ||||
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現役の医師が書いただけあり、術前カンファレンスや手術の場面など臨場感があり、医療現場がリアルに描かれている点は評価できます。 専門用語が多々出てきますが、それらを理解できなくても大筋を見誤ることはありません。 しかしこの小説、特に上巻は、そのしまりのない文体が特に気になる部分があります。 例えば田口医師による、チーム・バチスタのメンバーへの聞き取り調査の場面。 確かにチーム・バチスタ内の人間関係がわかり、後半の出来事につながるものがなくもないので必要な部分ではあります。 しかしこの田口医師自身、「なぜ自分が任命されたんだ?」という疑問を持ちながらの調査であるためか、ここでは積極的に謎解きをしているという印象がないため、そんな場面が、ダラダラと書き連ねているだけの印象しかない文体で書かれるのは致命的。 また田口医師自体の人となりを描いている場面も同様で、「出世に関心はないが、自己保身がとても上手い」というのは伝わってきましたが、長々と書いている割には魅力あるキャラとして十分に描ききれていない印象がありました。 | ||||
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物語を筋と筆致に分解するとすれば、前者が4、後者が2で、全体の評価が3になる、というところでしょうか。 一人称の視点で書かれているだけに、主人公から発せられる言葉一つ一つがどこかわざとらしく、もたもたしている印象が否めませんでした。また、出てくる登場人物たちの描写がまたどうにもステレオティピカルで、筋の面白さを減殺するにあまりある要改善の余地あり小説です。 | ||||
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登場人物の描写、主人公と他者との関わり、犯人の動機、全てにおいてあと一歩が 足りなく感じられます。 読みやすく、ニヤリとしてしまうような場面もあるのですが、後乗せサクサク風な 文章がやや軽すぎなイメージ。 最後もハッピーエンドなのか、そうでないのかよく分からず、変わった読後感が 残りました。 | ||||
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登場人物の描写、主人公と他者との関わり、犯人の動機、全てにおいてあと一歩が 足りなく感じられます。 読みやすく、ニヤリとしてしまうような場面もあるのですが、後乗せサクサク風な 文章がやや軽すぎなイメージ。 最後もハッピーエンドなのか、そうでないのかよく分からず、変わった読後感が 残りました。 | ||||
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現実味が薄いキャラクターが出てくるといった感はあるが、昨今の事件等の犯人や関係者の報道を見るに、「こんなのも居るのかも」と思ってしまう。 ストーリー自体はそれなりのスピード感もあるので、私にはそれなりに面白く読めました。 ただ、このページ数で何故、上下(文庫本)になるの? 出版社のイヤな商売っ気を感じてしまい、幻滅感あり。 で、星1つマイナスになっちゃいました。 | ||||
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テンポのいいストーリー展開で、考え込んだり読み返したりすることなくサクサクと読みきれた。 トリックも首をひねることなく納得できたし、登場人物のキャラも立っていたと思う。 なのに、何故か読後の満足感が薄い。 この後に雫井脩介『虚貌』をこちらも一気に読みきったのだが、明らかに読後の満足感、 「ぷは〜!読んだ〜!!」という感じとははっきりと異なるのだ。 決してつまらなくはない。 だけど、満腹にはなれない。 中高生の頃であれば、読み終わった後に「好きな作家:海堂尊」となったかも知れない。 しかし、30歳代半ばのオッサンには「これまで読んだ本の中の1冊」を超えるものではなかった。 | ||||
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テンポのいいストーリー展開で、考え込んだり読み返したりすることなくサクサクと読みきれた。 トリックも首をひねることなく納得できたし、登場人物のキャラも立っていたと思う。 なのに、何故か読後の満足感が薄い。 この後に雫井脩介『虚貌』をこちらも一気に読みきったのだが、明らかに読後の満足感、 「ぷは〜!読んだ〜!!」という感じとははっきりと異なるのだ。 決してつまらなくはない。 だけど、満腹にはなれない。 中高生の頃であれば、読み終わった後に「好きな作家:海堂尊」となったかも知れない。 しかし、30歳代半ばのオッサンには「これまで読んだ本の中の1冊」を超えるものではなかった。 | ||||
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話の内容はTVドラマチックですが、読みやすく、犯人も意外性があり、無理なくまとまっていてよかったです。登場人物のキャラがしっかりしているところが、好感を持てます。私はこの作品しかよんでませんが、続々と作品を発表されるその生産力に驚かされます。結構、文章は好きなので文庫になったら、ほかの作品も読んでみたいです。 | ||||
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「緻密なストーリーでハラハラ!」というよりは、白鳥や田口を筆頭とするキャラクターの個性がおもしろい作品でした。 読みやすいので、さらっと読めます。 映画を観ていないのでなんですが、手術シーンが視覚的に見えたり、BGMがのることで迫力が増しそうな気がするので、映画向きな作品な気がします。 | ||||
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あくまで上巻を読んだ限りの感想だが、割と分かり易く単純なストーリー、人物関係とは裏腹に散々出てくる医学や病院内の専門用語に辟易する。 主要登場人物が殆ど医者(しかもエリート)である以上当然といえば当然だが、ある程度の飛ばし読みは必至である。 ただ現役の医師が執筆した事もあり、一般人には考える機会すらないであろう手術や大学病院の裏側が垣間見える事に大きな醍醐味があるのだと思う。 正直上巻だけではまだ何も明らかにならないので、ながったるい漢字の羅列の専門用語と付き合うのを覚悟で下巻を読もうと思う。 | ||||
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評判の高いミステリーだったので読んでみましたが、まあまあ楽しめるが期待したほどではない、というのが正直な感想。ストーリーはほとんどが病院内で進みます。主役コンビによる容疑者への聞き取り調査が本書の見所であり、余計な部分を捨象した世界観は、芝居を見ているような面白さがあります。探偵役白鳥の登場が後半になるため、もうひとりの主役田口の目線で前半のストーリーを追っていた読者は、後半白鳥が登場したところでガラリと違った世界を見せ付けられることになります。この前半から後半にかけてのギャップはなかなか心地よく、見事な構成だと思います。一方、犯人の犯行手段がやや専門的すぎるためか、犯人探しという観点から言うと意外感がかなり弱かった。犯人逮捕後のストーリーもややしまりがないと感じました。 | ||||
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現役のお医者様が書いているという事で、難しい医学用語や状況に訳がわからないまま巻き込まれていくような感じはありました。が、臨場感っていうか、勢いっていうか、、、そういうものがあまり感じられず、「次はどうなるんだろう?」「犯人は誰なんだろう?」ってドキドキすることはなかったです。 映画はキャストも旬な人達がそろっているし面白そうって思ってとりあえず原作を読んでみたけど、、、映画は楽しいのかな。 「このミス」の審査員が満場一致で大賞にしたとのことですが、うーん、他にはどんなのがあったんだろう? | ||||
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「このミステリーがすごい」の第4回の大賞であり、過去の大賞の数倍すごいという前評判、なおかつ映画化もされているという状況を知り、買ってみた。 推理小説なので、感想は書きにくいのだが、まずバチスタというのは、心臓手術のひとつの方法で、何か肥大化した心臓を一度取り出して、延びた部分を切り取り、また体の中に戻す手術ということだ。SFかと思ったら、実際にそんな手術が行われているらしい。びっくりした。 この本は、このバチスタ手術を驚異的な成功率で成し遂げているチームが、ある日何かのきっかけで失敗(=患者は即死亡)が続くようになり、その原因を調べるために病院内に監査を内密にさせたり、厚生労働省からの密使が来たりという中で繰り広げられるミステリー。 手術の事などよくわからない専門的な言葉も出てくるのだが、人に尋問したり質問したりたまには怒らせたりして本音を引き出していくやり取りは見ごたえがあり、面白かった。 特に看護婦を泣かせるシーン。これはその前後のやり取り含めてとても興味があった。 結果的に、ちゃんとした犯人がいるのかいないのかは読んでからのお楽しみだが、上下巻を一気によまさせる位の面白さはあった。 | ||||
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読み易く、一気に読了。 26ページ11行目で、不覚にも、声をあげての爆笑。 が・・・ ミステリとしては、消化不良。も少し、ヒネリが欲しかった。 シナリオに☆2つ! 魅力あるキャラクターに☆5つ!(白鳥と田口の掛け合いがサイコー) | ||||
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これだけ世の中で絶賛されてる本を、つかまえて言うもの何なんですが・・・。 内容の半分は応用心理学の指南書というか、その説明に本の半分を費やしてる。 応用心理学の入門書みたいだなって思ってしまった。 何かとアクティブフェーズ/パッシヴフェーズ。話の幹は事件よりそっちにいってる。 こういう本が売れるんだなぁ、というのが率直な感想。確かに読み易い。 面白いけど、スリルが足りないというか、読み易すぎるというか。見せ場がないというか。 他のレビュアも書いてるけど、奥田英朗の「イン・ザ・プール」とか「空中ブランコ」系です。 題材が本格ミステリっぽいんで、そう思って読んじゃったせいで、肩透かし食らちゃいました。 処女作で、奥田英朗レベルが書けるって、スゴイ事なんですけど。 トリックは素晴らしいと思いました。さすがお医者様。 | ||||
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