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笑う森



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【この小説が収録されている参考書籍】
笑う森

笑う森の評価: 4.44/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(4pt)

面白かったと思いますが、感動作という感じは薄かった

読もうと思ったきっかけは「成長のストーリーを読みたい」と探していてヒットしました。
構成や表現は比較的わかりやすかったです。

星が4な理由は、後半の感動というのがちょっと薄かったと感じたところと、タイトルにある森の表現がすこしややこしく感じたところです。
笑う森Amazon書評・レビュー:笑う森より
4104689076
No.17:
(4pt)

怖い話でなくて人間模様

出だしのトーンと印象が変わって、読み進めるごとに謎解きの楽しさと、関わりのある人物描写に惹かれていく。
著者らしい温かみのある物語で、SNSの暗部も生かしながら読ませる。
最後の出会いとか、多少強引すぎる設定はひっかかる場所はあるけど、ストーリーを壊すほどではない。
笑う森Amazon書評・レビュー:笑う森より
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No.16:
(5pt)

傷ついた心の浄化と再生の物語

●樹海には怖ろしいイメージがある。しかし実際に入った人によると、樹海ほど「生命力」を感じるこ
との出来る場所は他にないそうだ。樹海の持つ強烈な生きるたくましさを体験すれば、生命力の復活や
心のブラッシュアップを期待できるかもしれない。
 本書では罪を背負うもの、心に傷を抱えているもの男女4人が樹海の中で一人の男の子(真人)に遭
遇。突然現れてふいにいなくなる彼は神森の精霊のようにも見える。意思の疎通も出来ない真人の前で
はなぜか心が浄化され、本来の自分の姿に戻っている様だった。

 また、何よりも母・岬のたくましさと再生して行く姿に光を感じ、爽快感とホッコリ感を覚える作品
だった。
笑う森Amazon書評・レビュー:笑う森より
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No.15:
(5pt)

懸命に立ち上がって一人で歩き出した勇敢な真人にエールを送りたい

発達障害のASDの兆候が見られる五歳児の真人(まひと)が神森という大きな森の中で行方不明になって一週間後に無事に発見されるが、どうやって一週間を生き延びたのか。

ユーチューバーのソロキャンパーの男性、死体を遺棄しようとする女性、自殺しよう森に入った女性、そしてヤクザに追われているヤクザ、神森で繰り広げられる4人の大人たちと真人の邂逅がどうなっていくのか、読み応えがあった。

また、真人の叔父の冬也がSNSで誹謗中傷を繰り返す人物を特定しようしたら、思いもよらない隠し事が明らかになっていく展開も楽しめた。

徐々に真人が4人の大人たちとどう過ごしていたかが明らかになっていく中、空白の五日目と六日目の過ごし方が最後まで謎となっていたのだが、最後は心が温まる展開で読後感もすごくよかった。

パニックになって、駄々をこねても誰も助けてくれない環境で、懸命に立ち上がって一人で歩き出した勇敢な真人にエールを送りたい。
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No.14:
(5pt)

さすが荻原浩!

作品を読むたび、荻原浩さんの頭の中はどうなっているのか??と感嘆しています。
「噂」などのサスペンス、「明日の記憶」「千年樹」などの心揺さぶられるヒューマン小説、「オロロ畑でつかまえて」などのくすっと笑えるユーモア小説。これだけ幅広いジャンルなのに、どれも最高に面白い物が書けるって、本当にどんだけ??と思います。
本作「笑う森」も、読むまではミステリーかな?と思っていましたが、早速始まった荻原ワールド。サスペンス要素もありつつ、随所に挟み込まれる「くすくす」っとなる記述の数々。登場人物の多さにどう終息するのか不安になりましたが、うまーくまとめて大団円。最後は気持ちがほわっとする小説でした。いやー、本当にどうなってるの荻原さん!
自作も期待しています!!
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No.13:
(5pt)

心が癒されていく。

ASDの5歳児が行方不明になった。
樹海、合体樹、石並べ。
その森は確かに見ていた。
そして森は冒険の遊び場だったのか。
”鵺の木”の前では人間のちっぽけさがよく分かる。
その子と出会って、心は洗われていく。
癒しのハートフルストーリーがここに。
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No.12:
(5pt)

こんな展開はどうすれば生まれるのか。とにかく最高に面白い小説です。

こんな展開はどうすれば生まれるのか。とにかく最高に面白い小説です。色々な小説があります。私は読書が趣味で1日のほどんどを、そんな事で過ごしております。しかし、この小説は良かったと思うものは有るものの、あの文節が良かったと思うようなものにはメッタにめぐり逢いません。ところが、この「笑う森」は違いました。子供がしきりに言う「くまさん」や「鳴くようぐいす平安京」なんかです。また、7日間をどのように過ごしたかの経緯の7日目の出来事、要するに本当のくまさんと過ごした所など最高でした。皆さん、是非読んでみてください。
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No.11:
(4pt)

読み応え充分で一気に読ませる力がある。ただ、ファンタジー要素が、ちと、てんこ盛り過ぎかな。

この著者の作品を読んだことがなかったが、わたしも日頃から森で【合体樹】を探し続けているオタクなので、そこから興味を持ち拝読。カバーの絵も素晴らしい。内容については、カラフルな経歴を持つ【訳アリ登場人物】が代わる代わる登場しては主人公の幼児と関わり、何気に手を差し伸べてゆく様は面白いだけでなく深く強く胸を打つ。また人々の手を様々に借りつつも、結局は幼児が持つ内面の奥底から湧き出る強い生命力と純真さが救済をもたらしたのだと思え(最後のファンタジー部分をも含み)、面白く読めた。一気に読ませる底力を持ち得る作品だと感じた。ただ、冬也くんという素晴らしくお優しいナイスガイが終始ご登場するのだが、、、こんなにお優しく朝から晩まで何から何まで付き合ってくださる男性なんぞこの世には存在しないのである。ましてや【実の弟】では無く、【義理の弟さん】がこんなに異常なくらい親身になってくれるとしたら、それは岬さんに異性として熱烈な恋をしている、っつーんがこの世の常で、そうすっと、この【物語】の清々しい部分が生きて来ないので、冬也くん自体がファンタジーそのもので、最後の童話のような可愛らしいファンタジー部分以上に、自分には違和感てんこ盛り状態であった。シングルマザーの現実はそれはそれは厳しく、こんな夢物語の男性なんぞ側にいねえんである。そこのみ若干うーむ、、?であったが、読み進めてゆくうちに冬也くんが、わたしの脳内では中村倫也にしか思えないようになり、結局微笑ましく読めた。(なんじゃそりゃ。笑)
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No.10:
(4pt)

情景を思い浮かべながら…

最後のほうで、え?となり、もう一度戻って
確かめて、ほんわかと気持ちが暖かくなりました。母性…ですね。
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No.9:
(3pt)

試し読み4日分?5日分?

出版社サイトの試し読み数日分のみです。
タイトルと、表紙絵、あらすじなどで興味を持ちまして。
そこでは、行方不明になる経緯と、死体を捨てに来た女の部分だけで
イマドキの30代女性が、柳葉包丁、柳葉敏郎という連想をするのだろうか、という疑問で終わりました・笑
いつか機会あれば続きも。
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No.8:
(3pt)

心のなか

発達障害の子を育てる親の大変さが分かる 後はまだ途中なので
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No.7:
(5pt)

面白かった

子供が色々な性格、性質な人物に出会い成長していくのが興味を惹かれた。
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No.6:
(5pt)

マイ脳内キャスト

自分にとっての面白い小説とは……その条件の一つに、いつの間にかキャストを考えながら読んでいるということがあります。。映像化されればいいな、というノリで。
あらすじや感想は、他の方のレビューにあるので割愛します。

冬也 渡●大知
岬 ●原さとみ
美那 井上咲●
拓篤 竜星●
谷島 毎●克哉
理実 ●田望生
田村 前●滉
真人 ?
(俳優さんの敬称略)

本当に面白いです。
そして、「海の見える理髪店」で泣いて以来の感動です。(特に、中盤の谷島と真人の関わりには。)
この作家さんは、アウトローを書いたらやはりピカイチだ。

真人の発見前夜のエピソードはそれなりに感動しますが、冷静にみると有り得ない設定だとは思う。が、これはこれでいいのだろう。
いつか映像化されれば嬉しい。
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No.5:
(3pt)

楽しく読みました

読み始め、ドミノ系ドタバタ展開に思えて
これは帯のイメージに反し、わりと滑稽譚の方か?…と
気持よく読める割と軽快な感じだったんで
軽いノリで楽しみました

…ただ、最後の最後のエピソードに関しては
昨今の情勢からして無理がある気が…違う種類だとは分かってるけどさ…
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No.4:
(5pt)

読んで良かった

シンプルに凄く良い話でした。あらすじを読んで興味を持ち購入しましたが届いてすぐに読まなかったことを後悔しています。
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No.3:
(5pt)

いいね

最後の2日間最高でした
愛しの座敷わらし再読してみようと思いました
ありがとうございます
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No.2:
(5pt)

「鵺の木(合体樹)」のもとで交錯しながら分離する運命

発達障害を持つ5歳児が「小樹海」と呼ばれる深い森のなかで行方不明になる。食料も水も持っていないので捜索は時間との闘いになるが、誰もがあきらめかけた1週間後に無事発見された。

では、どうやって生還できたのか?緩やかな謎解きが始まる。まず「死体を遺棄するために来た女」。そして「原始的キャンプを生配信する男」。さらに「組織のカネを持ち逃げして家族に届けるためにひたすら逃げる男。」最後(実は最後ではないのだがこれは秘密にします)は「自殺をしに来た中学校の女性国語教師」。

この4人が5歳児と完全な「一期一会」を繰り返したことを徐々に検証してゆく過程と事件の最中からまったく無責任な発言を繰り返すSNSの闇が終結に向かって一気に交錯していく。

そして「ファンタジー的」出来事(秘密です)もなぜかほんとうにあったかのような自然さで違和感を感じずさらに子どもが成長を見せてくれるという希望が読者を「包み込む」ことになる。

個人的には「2024年上半期ベスト小説」とさせていただきました。
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No.1:
(5pt)

涙が止まらない

登場人物ごとの視点で展開していく物語はハラハラドキドキしながらついつい時間を忘れて、もう少し、もう少しだけ読もうと先を促されました。ちょうど、別の評論でSNSにおけるフェイクニュースの拡散と心理学的検証について読んでいたので、それともリンクして、その論文の具体例を読んでいるような錯覚に途中陥りました。そして、最終章では嗚咽に近い状態で涙が止まらなくなりました。
偶然手に取った本ですが、素敵な贈り物をいただいたような温かい気持ちになっています。
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