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マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人マルヴェッツィ館の殺人
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マルヴェッツィ館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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まどろっこしい進行で、なかなか読み進められなかったです。これは好みの問題だと思いますが、オペラが好きでなければ、そこまで引き込まれないです。ちょっと仰々しいという感じです。スイス国境に近い北イタリアが舞台になってますけど、黒髪や茶色の髪や目の人しか出てこず、こっちの地域の方は金髪とかの人も結構いるのに何だか典型的イメージのイタリア人しか出てこないなあと細かい点ですが思いました。あと、女といえば情熱的で恋愛に積極的な女たちしか出て来ず、「いやいや、ステレオタイプばかり出過ぎだろ。」とちょっとゲンナリした気持ちになりました。どこもかしこも恋の鞘当てで、しかもジュリアンが今回はまさかの深みにはまります。それも彼の経緯を考えると、ちょっと有り得ないんですが(これについては、下巻の感想で更に述べたいと思います)。 あとは、早々にオルフェオの正体は匂わせられるので、この人だろうと推察したら、当たりました。正直、主犯人も2人のうちのどっちかなと思っていた中の1人だったので驚きはありませんでした。「ああ、そっちか。」と。作者の力作であることは間違いありませんが、どうもペース配分がイマイチと思いました。 | ||||
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今回、ジュリアンが恋の深みにはまってしまいますが、最悪なことにその相手というのが故マルべッツィ侯爵の妻です。ジュリアンより6〜7歳年上です。ジュリアンは、ド・ラ・マルクというフランス人青年と恋の鞘当てを演じるはめになります。しかし、この侯爵夫人がいけすかない女で、散々ジュリアンを弄び、最初の夫の肖像画を入れたブレスレットを肌身離さず持っていたかと思えば、「自分が愛したのはマルべッツィ侯爵だけ」と言い、オルフェオに嫉妬し、仕舞いにはジュリアンを平手打ちし「二度と顔見せるな」と怒鳴ります。結局、この女は自分の気持ちしか考えてないんです。あと、ジュリアンの経緯を考えたら、恋の相手は侯爵夫人よりルチアの方がしっくりくるんですけどね。ちょっと解せません。ジュリアンの女の趣味の悪さには閉口しますが、最後に友人マクレガーに語った悲しい生い立ちを聞いたら、「ジュリアンには、イギリス人の元気で爽やかなタイプのお嬢さんと幸せになってほしかったな」と思いました。一緒に事件解決なんてやっても楽しそうだったなと。第1作に出てきたフィリパみたいな子がイメージです。この作品の幕切れでジ・エンドとは何とも悲しいです。今作ではディッパーよりマクレガーの方が、ジュリアンの相棒みたいな感じになってました。ディッパーは諜報活動と恋に忙しかったわけですが、ジュリアンたちはラストで翌朝イギリスに帰ることにしたので、ディッパーは恋人ニナと急な別れとなったでしょう。恐らく、ジュリアンは侯爵夫人の顔を見ることなく、早朝にイギリスに向けてたつのだろうと想像しました。ジュリアンは活躍したにも関わらず、二度とイタリアに足を踏み入れることが出来なくなってしまいました。でも、ジュリアンとしては過去の心残りを清算し、新たな気持ちでイギリスで頑張っていこうとしているラストなのかなとも思いました。 ミステリーとしては犯人は予想していた人だったので驚きはありませんでした。動機もしかりです。作者の力作であることには違いありませんが、読後感が何だか虚しく悲しいものでした。 | ||||
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