フォークランド館の殺人
- ジュリアン・ケストレルシリーズ (3)
- 館 (42)
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天使のように見えた被害者が、実は悪魔のような男だったということが判明するまでの過程を結構じっくり描いています。 実はこの作品はジュリアン・ケストレルシリーズの3作目なのですが、翻訳2作目となっており、なぜか2作目は未だに翻訳されていません。そのため、何だか話の途中で出てくる過去の話が「ん?何のこと?」とわからず、少々違和感を感じました。そんな違和感はありつつも、ストーリー自体は結構凝った仕組みでハラハラしながら楽しめました。ただ、ストーリー構成上仕方ないにしても、本作では女性が強姦される描写があり、正直ゲンナリ感は否めません。あまりにゲス過ぎました。強姦犯の一方的な長々とした独白も、嫌悪感を増幅させました。 最初の頃のページに、第1作で出てきたフィリパとジュリアンの微笑ましい文通シーンが差し込まれていたのは良かったです。フィリパの望み通り、本当にジュリアンの将来のお嫁さんになるかもなあなんて思ったりしました。作者が存命だったら、そんなこともあったかもしれません。 今作はあまりに被害者がゲスだったので、真犯人は復讐の戦士のように見えました。悲しみにくれてた被害者の父が、まさかの新しい恋人を得たようで、フォークランド家は断絶せずに済みそうなラストでした。 | ||||
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文句なしに面白い推理小説で、作者は間違いなく天才だと思います。ストーリーの面白さ、流麗な文章はもちろんのこと、登場人物の、なんと生き生きしていることか。その秘訣はやはり、会話文にあります。会話の口調だけで登場人物の個性を書き分ける作者の筆力には脱帽です。 最後まで読み進めるとよく分かるのですが、物語の随所に推理のヒントが散りばめられ、読み手も主人公と一緒に推理の醍醐味にどっぷりつかれます。推理のヒントは、やはり主人公との会話(尋問)にあります。様々な容疑者候補に尋問するうちに、必ず矛盾が出てきます。誰かが嘘をついているのです。 作者が早世し、作品がたった4冊(日本語訳になっているのは3冊)しかないと知って本当に本当に残念です。生きていればさぞ有名な人気作家になったことでしょう。もっと多くの人に読んでもらいたいような、もらいたくないような… | ||||
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主人公、ジュリアン・ケストレルは十九世紀のロンドン社交界で知らぬものがいないほどの伊達男。好奇心旺盛な自分を押さえられない彼は、知り合った貴族の結婚式に招待され、そこで密室殺人に巻き込まれる・・・。 英国物・推理が好きな人にもオススメ。主人公と従僕ディッパーの掛け合いが絶妙です。読んで損はありません。 | ||||
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