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殺す人形
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殺す人形の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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著者お得意の異常心理サスペンス。 顔に極度のコンプレックスを持つ姉と、幼い頃魔術士を目指していた美しい弟。母親が亡き後の、父親の再婚を契機に、姉の精神は乱れていく。 オカルトとアルコールに依存し続ける一方、弟は女性に目覚め脱オカルト。弟の戯れの呪いが継母の死と重なり、姉は益々、オカルトにのめり込んでいくのだった。 孤独な女性の壊れていく様は、引きずり込まれそうな迫力がある。挿入されるとある殺人鬼の独白が、不幸な結末を予見せざるを得ない。 幻聴に苛まれ、初めての友のために姉がとった行動は…。 ねじれにねじれ、衝撃的に幕を閉じる。読後感、悪し…。 | ||||
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学年でも際立ったチビ!国語の授業で読んだC. MarloweのFaustusに倣って悪魔に魂を売り、背を伸ばす魔術にのめり込む!と痛々しい少年。姉は頬に大きな醜い痣があり、髪をたらし隠し、人前に出ない、となんとも暗い可哀想な話で、のっけから滅入る設定で、レンデルさんお得意!!の世界。少年はやがて少しずつ背が伸び、魔術から離れるが、姉の少しずつ壊れて行く過程が恐ろしい。この一方で、精神異常をきたしたアイルランド青年の物語が同時進行するのだが、なかなか絡んでいないのがもどかしい面もある。最後はアッと驚くので楽しめた。英語は読み易い。 | ||||
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この作者独特の表現で、ストーリー展開が難しい! | ||||
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「Kindle版」の表示があったので「おっ?」と勇んでクリックしたら原書のKindle版でした。 「なんでやねん」て思いましたが、日本語訳で読んでると????な場面が多数出てくるので、それもありかと。 サスペンスのお好きな女性の方におすすめです。 | ||||
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最初は顔にコンプレックスを持つだけだった女性が、自分を取り巻く環境の変化で徐々に常軌を逸していく過程が巧みに描かれており、自分たちの日常でもこういう事は起こりうるのではないかとゾッとさせられた。 心理サスペンスというと主人公の心の葛藤(内面)があっち触れたりこっち触れたりと、読んでいてくどく面倒になりがちだが、こちらの小説は主人公の心の中は淡々とあっさりと描かれており、むしろ突き放すように場面場面を紙芝居を見せるように描写している点が特徴的。 不運な浮浪者(労働者)が現実と妄想の区別がつかなくなる様子を同時進行させ、最後に両者の運命の糸を交差させる展開もいい。 繊細でありながら冷徹な観察眼を持って書かれた小説で、このあたりは女性作家ならではと思った。 | ||||
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