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ジェンダー・クライム
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ジェンダー・クライムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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著者の作品好きだから期待しながら読んだけど、読み進めるうちに少しずつ違和感。 単調というか、こんなあっさりと進むのという感じ。 ラストは見方によっては新事実ということで面白く感じる人もいるかもだけど、今までの伏線もなく突然の展開が明らかになるだけで、都合がよすぎる。 タイトルから想像できる内容もあるけど、ジェンダーの扱いもイマイチ。 | ||||
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天童荒太さんのファンの一人です。 この作品も登場人物が個々に抱える心の傷など、読んでいても切なくなる気持ちにもなりますが、読み終えるとスッキリした気持ちになりました。 また次回作をたのしみにしたいです。 | ||||
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もう20年以上前からネットで話題になっている夫妻の呼称を今更問題提起? 呼び方を訂正する場面が何度も出てくるが、正直うざい。ネットで見飽きている内容そのまま。 登場人物の名前も覚えにくいし、会話もつまらない。 これまでの作品がよかっただけに残念。 | ||||
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さくさくと読み進められます。天童氏らしいテーマと作品でした。 | ||||
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丁寧さが伝わりました。 | ||||
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賛否はあるかと思いますが、ただのミステリーではなく、ジェンダー的な視点を取り入れようと試みた点はとてもチャレンジングで、興味深い作品だと思います。個人的には、アラフォーの私よりも年長の男性作家が、このような題材を取り上げてくださったことをとても嬉しく思いました。 上から目線のように感じ、不快な思いをさせてしまったら申し訳ございません。 | ||||
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登場人物が多い 主人公の外見のイメージが沸かない そこまで ページをめくる手が止まらない、 という感じではなかった | ||||
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過去の性犯罪が被害者、加害者の双方に今でも大きな傷を残し、新たな犯罪へと連鎖していくミステリ小説。 殺人事件や脅迫事件、家出、DVなど、一つの物語の中で多くの事件が描かれていたが、見事に収束していて読み応えがあった。 警察、刑事部長、密告者、被害者家族、調査会社、加害者家族など、多くの関係者が登場する中、主人公である鞍岡刑事の正義感や存在感が際立っていた。 最初は無骨な印象の刑事だったが、物語が進むに連れて、頼りがいがあり、被害者家族の心情にも配慮でき、部下の立場を思いやり、上司にもきちんと物が言えるという素晴らしい人格者であることが分かってくる。 鞍岡刑事と志波刑事のひねくれ者・切れ者同士のコンビも意外と連携が取れていて好きだった。 どの事件も一筋縄ではいかないが、重要参考人の行方が分からない中で、地道な証拠を積み重ねながら少しずつ真相に近づいていく展開や、被害者・加害者それぞれの家族の心情が丁寧に描かれていたのがよかった。 | ||||
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楽しみにし過ぎてしまったのか、期待外れでした。 | ||||
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久しぶりの天童荒太のミステリーなら、「永遠の仔」「家族狩り」に匹敵する力作だと期待したのに、期待外れでした。平均的はミステリーのレベルは超えていると思いが、天童荒太ならもっと深い小説を書いて欲かった。枝葉のプロットが多すぎる。登場人物も多いし、それぞれの人に纏わる物語もチープ過ぎる。それぞれの物語も何処かの週刊誌か、テレビのワイドショーで聞いた話だ。もっとそぎ落とし、何を書きたいか?明確にし、それをもっと丁寧にじっくり書いて欲しかった。余分な要素が多すぎて、焦点がぼけてしまっている。最後のどんでん返しも、取って付けたような感じがした。「永遠の仔」の最後のどんでん返しは「えっ」と驚いたけど、今回は「あっそうですか」という感じでした。 数回ブラッシュアップして、余分な物をそぎ落とし、必要なものを肉付けして、書きなおして欲しい。 | ||||
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ジェンダー・バイアスついて考えていく。 長年使われている”ご主人”、”奥様”という言い方に一石を投じて。 ”お互いにお互いを必要とするべき”だと。 ハラスメントから連鎖する性犯罪・性暴力、DV、虐待。 被害者、加害者とそれぞれの家族。 その後の歩みを追っていく。 ”原点を思い出し自分を変える”ことだと。 | ||||
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帯のコメントに興味を持って購入、期待していた展開の内容ではありませんでした。 | ||||
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目を背けたくなる性被害。 暗い気持ちになる一方で、優しくもなれる。 相変わらずの天童荒太さん技法で、味わい深いのにサラリと読める。 ファンはもちろん、初めて天童荒太作品に触れる方にも、良いかもしれない。 同著『永遠の仔』の現代版といった所だろうか。 芯がぶれない、紛れもない、天童荒太さんの小説だ。 久しぶりに小説(読み物)を読んだ。 | ||||
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いずれ、「ジェンダーギャップの今昔」を題材にした小説が出てくるとは思っていたし、それが、マンネリだけど人気のある警察小説で実現するのは、時代の流れなのかもしれない。 この本の評価が分かれるところとしては、ライトなジェンダーギャップからDV、性犯罪を一緒くたにしているところ。いろいろ考えさせられるという意味では評価できるんだけど、焦点がぼけて見えるというか、シリアス度合いが違う問題が並べられて、心の置きように悩んでしまうところかな。 | ||||
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ずっと家族の軋轢をテーマに描き続けてきた作家・天童新太の久々の新作を手にする。デビュー当時の作品に一時のめり込んだものの、直木賞受賞作『悼む人』以降、長いこと(15年くらい)この作家から遠ざかっていたぼくであるが、今回手に取った本作を見て、物語の目指すコアなテーマ自体は全く変わっていないなと思えた。 以前と異なるとすれば、エンターテインメント性が増したことだろう。警察小説というスタンダードな形を取ったことにより、ダブル主人公である鞍岡と志波の警察捜査小説という面が前面に出て、初の天童読者であれ取っつきやすい造りになっているように思う。若い頃の作者であれば、生理的にしんどい描写で、事件や罪の暗く残酷なイメージをもっと前面に出してみせたであろう。しかし、本書は普通の警察小説のようにしてあまり抵抗なく読み進むことができるのではないかと思う。 家族という作家の永遠のテーマはそのままに、本書ではもう一つの作家の個性とも言えるタイトルにもなったジェンダー・クライムにスポットを当ててみせる。いわゆるレイプである。集団レイプというシンプルな暴力を軸に置きつつ、その圧倒的暴力から周囲に拡大してゆく波紋の数々を精緻に描いてゆき、そのすべてに取り組んでゆく刑事たちの生きざまが本書の一番の読みどころなのだと言っていいだろう。 取り散らかしたような数々の出来事と謎のすべてが徐々に明らかになり、最終的にすべての謎が回収されてゆく終盤の構図は見事としか言いようがない。トリックとその解明ではなく、むしろもつれにもつれた人間関係図を鮮明にし、それぞれの個の動機と動線を明確にして行くのが本書で複数の刑事たちが果たす役割であるように思えた。それぞれの男女刑事たちの個性も明確で、謎めいた若き志波刑事の才能とその熱情の理由にも最後には意味が与えられるなど、いろいろな意味で心地よい。 ただこの作品の中に潜んでいる悪意や無反省、暴力やその動機の軽薄さなど、怒りの拳を振り上げたくなるような描写も多々散在する。根本的に罪を作るその無情なエネルギーが、被害者に決定的な不幸や死を与えるものである。そうした憎むべき性犯罪群に立ち向かう男女四人の刑事たちを中心とした熱い仕事ぶりや誠実な生き様こそが、この作品で感じ取るべき最大の宝であるように思えるこの作者らしい一冊であった。 練りに練られたプロットゆえ、登場人物の多さに辟易する点、改善されないものだろうか。国産小説には登場人物表がほとんど見られない。人物一覧がほぼ付加される海外小説に比べて読みにくいことこの上ない。これほど多くの名前を持った人物が登場する作品である。出版社には是非ご一考願いたい。 | ||||
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