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歌われなかった海賊へ



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【この小説が収録されている参考書籍】
歌われなかった海賊へ

歌われなかった海賊への評価: 4.37/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
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No.30:
(4pt)

構成については賛否があるかも。それでも面白い作品。

構成として「現代→戦中→現代」という流れになっているが、最初に現代部分である種のネタバレを行っているので、メインとなる戦中時代のラストがどうなるのかが分かってしまっており、本来盛り上がるべき防空壕のシーンとそれ以降が予定調和に感じてしまった。個人的には「戦中→現代」の方が良かった気がする。
とはいえ、全体としては非常に面白いテーマであり、戦中時代については退屈に感じる部分は無いまま、あっという間に読む進めた。逢坂冬馬の今後の作品も楽しみ。
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4152102756
No.29:
(5pt)

歌おう

今の日本も見て見ぬ振りが横行していると思う。おかしなことがたくさん起きていると思う。
歌おう、少なくとも投票しよう。
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4152102756
No.28:
(5pt)

MISIAさんのオススメ

MISIAさんの推薦があり読みました。
戦争というものがもたらす様々な感情や傷跡を描き切っており手に汗握る描写もありあっという間に読み切ってしまいました。日本人作家がここまで書ける事にも驚きました。
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No.27:
(5pt)

自分の信念を貫く強さを感じた

時代に翻弄されながらも、ただ自由に生きたい、目の前の光景が納得できないという自分たちの気持ちを貫き行動した少年少女たちの姿がとてもたくましく感じられた。一人ひとりの登場人物の背景にも惹きつけられた。
誰もが自由に生きること。わかっていてもできなかった大人の心を、勇気をもって立ち向かった少年少女たちの行動が救ったようにも感じられた。
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No.26:
(5pt)

最後まで読んでほしい

ナチス統治下で、ナチスへの不服や疑念を持ちつつも保身のため何も知らないフリをする多くの大衆に対し、いかに少数派であろうと不都合なことから目を逸らさずに思いのまま生きた少年達の物語。
途中の段階で「まぁまぁおもしろかったなぁ、こんな結末になるのかなぁ」とラストをなんとなく読めたつもりでいたが、終盤のストーリーによって、更にもう1,2歩、より胸の深いところにメッセージが入ってくるような感覚があった。
人や物事を全て理解できている気になっていないか、理解することを諦めない姿勢を持っているか、改めて問われた気がした。
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No.25:
(4pt)

ぜひ読んでほしい

自分も、いざとなると保身のために現実から目を逸らしてしまう人間なんだろうなあと思ってしまう。でも、マイノリティで弱者側の部分も自覚してるから、理解できなくても相手を思いやる気持ちはもち続けたいとも考えている。現在進行中に起こっている諸問題に小さいながらも声を上げていけるのか?私の人生の課題
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No.24:
(5pt)

迅速な対応していただきました

入金後、すぐ本が届きました。丁寧に梱包されており、本も綺麗な状態で良かったです。
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No.23:
(5pt)

今目の前の事として

帯に「隣の町に、ナチスの強制収容所があると知ったらあなたはどうしますか?」とあるが(本書を読み終わってから気がついた)この本の問い掛けとしては抽象度が低く残念に感じた。

何故ならこの物語の出来事を単に戦時物として小さくまとめてしまうからだ。
遠くに目をこらす事で今の自分では無い、と。
今現在どっぷり当事者である事象から目をそらす事だからだ。
例えば全員が当事者だった2020年からの「騒ぎ」について自分がどういう態度(だった)か。

著者の事はこの本が初めてで存じ上げないし、おそらく著者の意図も帯の通りなのだろうと思う。

それでも私の言葉にピンとくる人や抽象度の高い人にとってこの物語は帯の言葉以上に自身の事として響いたと思う。読書ってそういうものですね。読む機会が有ってとても良かった。
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No.22:
(4pt)

最後の数十ページが全て

ようやく読了。興味を持続するのが難しかった。
が、参考文献をみてこれが史実によるフィクションである事を知り驚く。日本で同様の事例が起こらなかったのは何故か?知らないだけで実はあったのか?
この小説はラストの数十ページに全てがある。庶民の戦争責任について。サイレントマジョリティ。これは第二次世界大戦でのいわゆる加害国に共通する。否、連合国にあってもあった事だろう。そのときに一兵卒や一市民であった者には触れてもらいたく無い恥部であろう。
作者には日本の事をこそ書いてもらいたいが、或いはそれができないからドイツを借りたのかもしれない。
マスターキートンに日本国内の捕虜収容所のことが描かれているが最近、そのことで学問的な書籍が発売された。戦中派の存命者は80代以上だがまだ語られるべき事があるように思う。
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No.21:
(5pt)

こちらはこちらで

前作が素晴らしかったので購入。
前作があまりに良く、こちらはそれに匹敵するほどではないという感想ではあるが、こちらはこちらで充分素晴らしかった。
クライマックスの感動は、やはり「同志少女よ〜」の作者の作品だな、と沁み入った。
前作が戦争の最前線の話なら、今作は最前線には行かなかったが、戦争と戦った少年少女、市井の人々の話であった。
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No.20:
(4pt)

エンタメと史実とLGBTQと

超長編の小説でいきなり鮮烈なデビューをした「同志少女よ敵を撃て」の作家の第二作もかなり面白い。エーデルヴァイス海賊団なる集団がナチス統治下の中であったのも勉強になるし、エンタメ要素も入れながらの若者たちの深層心理の描き方が巧み。
この方、両作品ともLGBTQの人物、描写が非常に自然な形で出てきます。自分が当事者なのでその辺りも非常に親近感持てる。
今後もこの逢坂冬馬という作家には目が離せない。
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No.19:
(5pt)

2周目は1周目よりおもしろい

同士少女は終始重苦しい雰囲気であったが、
こちらの海賊はもう少し軽い感じでさくさく読み進められます。
しかし、終盤で急展開。
そして、あ、そういえばこれは過去の話だったと気付かされる。
最後まで読んだあと、また最初に戻ってイチから読み直す...
同士少女も全く同じことをしました。笑
2周目は1周目よりおもしろい。
結末を知っているのになぜだろう?
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No.18:
(5pt)

見たことのないあの日々に想いを馳せられる

正直、戦時中の日常や生活、ましてや異国の話など想像でしか見たことないが、なぜかノスタルジックな気持ちになる作品。
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No.17:
(4pt)

若者たちのたぎる想いは純粋でまぶしい

●前作「同志少女よ、敵を撃て」ではカチューシャの歌がバックグラウンドに流れていた。本書では
少女エルフリーデの歌がテーマになっている。
 若者たちのたぎる想いは純粋で眩しい。自分が自分であるために何を成したかったのか?抗う者の
焦点が分かったのか?レゾンデートルを見つけた少年少女の歌は、なかなか大人には届かない。いわ
んやナチ政権下のドイツにおいてをや。

 一度通った道なのに、彼らの真っ直ぐな想いは私にはあまり響いてきませんでした。多くの垢がた
まってしまって、鈍くなっているようです。その垢さえも生きて行くには仕方ない事なのだと、自分
に折り合いをつけています。
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No.16:
(5pt)

読めよ!って言われました。

娘が「同士少女・・・」と同じ作者の新作だから是非読んでみたいというので購入。とてもよかったようです。「どんなところがよかった?」と聞くと「読めよ」と言われました。

反抗期の子が親に薦めたくなる一冊。
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No.15:
(4pt)

前作と比べると

ドイツの抱える現在まで続く闇に踏み込む重厚な作品であるが、前作と比べるとちょっと後味が悪いかな…
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No.14:
(5pt)

過去を見ろ、そして今を見ろ、人類はまだ平和ではない

第二次世界大戦のドイツでナチに迎合できない少年少女で構成されたエーデルヴァイス海賊団。現代パートの歴史教師と生徒のトルコ系移民の少年の話から、戦時中のエーデルヴァイス海賊団の活動を記録した書物の内容に移る。ユダヤ人の迫害や同性愛やナチの存在、世の中を分断するものはたくさんある。それに立ち向かう青年たちの勇気ある行動に涙が出てくる。最後に現代パートに戻った時、世を分断するものはまだ残っている事実を突きつけられる。人類はまだ戦後を迎えていない、そんな絶望という気持ちを抱いてしまう、強烈な作品である。
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No.13:
(5pt)

知られていない史実から拡がる物語が現代の我々に教えるものとは?

あの「同志少女よ、敵を撃て」の作家による第二弾。発刊後すぐに購入して「積ん読」状態だったのを、この年末年始にようやく読んだ。
これも史実をベースにしたフィクションだが、逢坂氏らしい明快な文体とストーリー展開で読ませる。私はこれを読んでいると、登場人物やそのシーンが頭の中で浦沢直樹風の漫画に変換されて浮かび上がってきた。多分、昨秋にネトフリで観た"PLUTO"の影響だろうが、それはこれがエンタメ小説として優れている特長でもある。
1940年前後~ナチスドイツの暗黒時代にヒトラー・ユーゲントのような「体制翼賛青年団」だけでなく、ここに描かれるように体制に反発する青年たちによる「エーデルヴァイス海賊団」のような動きがあったことを初めて知ったが、この海賊団の主人公たちによる「ある反乱作戦」を通してこの小説は多くのことを我々に伝えてくれる。特に、当時のナチス政権の蛮行がナチ党やその支持者たちだけによってなされたものではなく、多くの「見て見ぬふり」をしてきた「漫然たる順応者」もそれを支えてきた点。そして戦後にはそうした層が戦争責任を逃れて「我関せず」にある意味のうのうと生きてこられた事実。そこが一番大切な訴求点ではなかろうか?
ちなみにこの小説は、当時のドイツの時代考証や歴史事実の確認などで、あの「検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?」の共著者:田野大輔甲南大教授が監修協力しているので、ベースとなる史実はしっかりしている。そして、つくづく「小説というカタチ」が持つイメージの伝達力を感じる。勿論おすすめ!である~(*^^*)
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No.12:
(4pt)

少年少女たちによる決死の反旗

それぞれに事情を抱えた少年少女たちによるナチズムへの抵抗運動の一部始終を、当事者として関わった、かつての少年が回顧する構成として物語は進む。感想として、前作の余韻が今だに残るほど鮮烈だった分、少し物足りなさを感じた。『スタンドバイミー』のような冒険に重きが置かれている分、戦闘による生死の分かれ目を彷徨う過酷な状況をもっと読みたかったと感じた。しかしながら、多数の参考文献や専門家による歴史考察の監修を経て出版されているため、単なる文学としてだけではなく学習教材としても幅広く活用されることが期待できる作品だと思います。
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No.11:
(5pt)

読後感

ナチス時代の庶民の心理状態が良く理解出来た。
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