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ドゥルガーの島
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ドゥルガーの島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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通常なら氏の小説は一気読みが多いんだが、今回少々読み進むのに時間が掛った 主役の「ボロブドゥールを作った」の自負がしつこすぎるのと名誉欲?みたいなモンが鼻について… 男女の役割という対比上、自負心と名誉欲が強い中年ってのが物語りを進行する上で必要な役だったんだろうが はい。ワタクシあの辺りの地域は主に仏教だとばかり思っておりました。正しくボロブドゥールとプランバナンしか認識してません!そういう点では興味深かったんだが、物語りとしての吸引力がいつもより少々控えめというか 基本は楽しみましたが。面白かった~というより、歴史の教科書を教科書よりはかみ砕いた感じで読ませて頂きました って感じ | ||||
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篠田節子さんの大ファンで、この作品も予約して楽しみに読み始めました。『弥勒』や『インドクリスタル』の興奮ふたたび!という帯の文句にワクワクしましたが、間延びしたストーリーは無駄に長く、読むのがとても苦痛で、大好きな『弥勒』や『インドクリスタル』には遠く及びませんでした。『失われた岬』を読んだときにも感じましたが、残念ながらここ数年の篠田節子さんの作品は頭打ちな感じがして仕方ありません。世界で一番好きな作家さんなので、是非とも頑張ってほしいです。 | ||||
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篠田作品の特徴を天気に例えるなら、晴れで始まった一日が、どこともなしに灰色の雲が発生し、そして不気味に黒い雲が湧き始め、それらが広がり、もはや逃げ場のない状況にまで追い込まれ、「さあどうするのだ」と人物も読者もその世界に誘われてしまう、そんな魅力があると思っています。 今回もそのような篠田ワールドを構成する要素や緻密な描写は存在するものの、「日本人の軸の細さ」「現地人のミステリアスな魅力の不足」など、非常に散漫かつ冗長な印象を受けました。「鏡の背面」以後の作品には、正直、失速を感じています。帯には「インドクリスタル」と並ぶかのような煽り文句がありましたが、それは「搾取」「保護」という物語の構造の話であるなら理解できるものの、内容に関しては残念ながら、あの傑作には遠く及ばないと感じました。 | ||||
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