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ドゥルガーの島
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ドゥルガーの島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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「冒険傑作小説」ではけしてありません。「ローマ、アラビア、ヒンズー文明の交錯」「原始信仰、イスラム教、ヒンズー教のせめぎあい」「原住民の差別」といったインドネシアの孤島をめぐる風土記にくわえて「海中考古学」「建築史」「遺跡発掘、保存と開発」などの工学・政治的要素、さらに「日本人と現地人の軋轢」といった文化人類学的見地などたくさんの要素を細かく埋め込んだ「超長尺SFファンタジー小説」こそがいちばん適していると思います。 残念なのは主人公をバツ3の元ゼネコン社員と描くだけで人物像としての深みが皆無で、2人の学者もまったく個性を描写していません。その他脇役に至っては「男子学生」「女子学生」だけで固有名詞すら与えられません。小説としていちばん大切な「感情移入」がまったくできませんでした。 そしてエンディングはなんと「失われた岬」とまったく同様に『火山オチ』であったことに愕然とさせられます。 やはりこの作者さんは「田舎のポルシェ」「セカンドチャンス」系の『人情噺短編集』がいちばん筆力を発揮できると強く思いました。 | ||||
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篠田さんのこの手の異教の土地でのありえない出られない物語を楽しみに予約して即購入。しかし、中途半端な場所に踏み込んではすぐ日本に戻り、またその島へ気になって向かい、そしてまた日本へ戻る、を何度繰り返すんでしょうか。しかも中途半端な主人公が。普通の主人公であっても「ありえない」物語ならいいのです。出てくる人物全てになにもなく、そしてなにも起こらない。これは結局なんだったんでしょうか?結局その島はなんだったのでしょうか?なにがしたかったのか、なにが言いたかったのか、なのが面白かったのか、全ての軸がなく、そして終わる。考えて作ったとも思えないくらいのよくある話。はっきり言って高く値段設定するために長くしたんでしょうか、、と、読後怒りさえ湧きました。本当に凄い作家と「弥勒」を読んだときの感動が忘れられず期待した私がいけなかったんでしょう。残念です。 | ||||
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●濃密な筆致でリアル感はあるが、なかなかダイナミックな展開に移行しない。同様な考察や似たような場 面のリフレインが多く、冗長で退屈。おまけに衒学的すぎて若干だれ気味。 プレゼンテーションの成否は最初の数十秒で決まると言われている。即ち冒頭で聞き手の興味や関心を引 くことが重要。 で、本書は残念ながら半分まで耐えても面白さを感じなかった。give up です。 | ||||
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