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殺人四重奏



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺人四重奏 (創元推理文庫)

殺人四重奏の評価: 4.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

アクロバティックな職人技

M.ルブランが技巧の限りを尽して読者に挑むフランス流洒脱ミステリ。まず女優が殺される。この事件に対して、元夫、ライバル女優、監督等が自分の立場から手記(告白)を書いて(述べて)、"自分が犯人だ"と"告白"するのだ。これが題名の「四重奏」の意味である。普通のミステリでは犯人一人を見つけるのが主眼となるが、本作では犯人を自認する人物に溢れているのだ。
告白の手記の文体も、脚本家が書けばシナリオ風にと書き分ける等、作者の工夫と稚気が楽しめる。告白が重なる毎に二転、三転する事件の様相に読者は振り回され、そして最後に明かされる着想外の真相。M.ルブランが才人の名にふさわしい職人技を充分に発揮したアクロバテックな傑作。
殺人四重奏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人四重奏 (創元推理文庫)より
4488144012
No.1:
(4pt)

アクロバティックな職人技

M.ルブランが技巧の限りを尽して読者に挑むフランス流洒脱ミステリ。まず女優が殺される。この事件に対して、元夫、ライバル女優、監督等が自分の立場から手記(告白)を書いて(述べて)、"自分が犯人だ"と"告白"するのだ。これが題名の「四重奏」の意味である。普通のミステリでは犯人一人を見つけるのが主眼となるが、本作では犯人を自認する人物に溢れているのだ。

告白の手記の文体も、脚本家が書けばシナリオ風にと書き分ける等、作者の工夫と稚気が楽しめる。告白が重なる毎に二転、三転する事件の様相に読者は振り回され、そして最後に明かされる着想外の真相。M.ルブランが才人の名にふさわしい職人技を充分に発揮したアクロバテックな傑作。
殺人四重奏 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:殺人四重奏 (創元推理文庫)より
4488144012

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