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最恐の幽霊屋敷
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最恐の幽霊屋敷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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評判が良かったので期待して読んだのだけど想像していたような話ではなかった。 常々思うのだけど、不幸な死に方をして人を殺すような力を持つひとと、同じくそういった幽霊とか呪いめいたもので殺されたひとは近い力を持つことにはならないのだろうか。 理不尽だとか、本人が過去に不幸のあった場所で意味のある行動をとったなどではなく、訪れただけでひとが命を落として、それはただの死で終わって呪いとは戦わないのがわからない。 生者は死者を恐れるが、同じ死者同士でその上殺された恨みがあるのなら一矢報いてもいいのではないかという気がする。 すくなくても、霊能力者としてある程度の実績のある人ならば身を守る手段はあるべきだし、呪いや幽霊によって命を落とした場合もそのまま普通の人と同じように利用されてしまうのが解せない。 つぼに呪いをおさめていた話があるが、なぜそんな壊れやすいものに多数の霊を封じたうえ、何の対処もしていなかったのか。 目の前の目的しか目に入っていない人が多すぎて、呪いとはそういうものかもしれないとも思うのだけど数少ない生存者までご丁寧にわざわざ呪い殺され、自分にとってはすっきりしないまま終わった。 | ||||
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怪異が姿を現す第一章、変容していく第二章を経て、第三章、第四章は怒涛の展開。そして第五章に至り、物語は別の様相を呈して…。最後の最後、「最恐の幽霊屋敷」が何を指すのかが明らかになるのだが、そこでどう感じるかは読み手によって異なるのだろう。 「僕も鍋島猫助の『最恐の幽霊屋敷に挑む』は読んだけれど、正直、あの本に書かれている現象程度で『最恐』と謳うのはどうかと思っていたんだ。しかし、○○さんの話はかなり痺れたね。一夜にして○○○○○○が○○○○というのは、どう考えても異常だ」(※○は伏字) とにかく大勢の人間が死ぬ。物語の中でも整理されているように、それらの死には、怪異による直接的な死と、怪異によって引き起こされた間接的な死と、怪異との繋がりが示されない死の、3つの異なる種類の死がある。 何人もの人物が、その数多の死に立ち向かう。ホラーとミステリが融合することで生じる恐怖の1つは、「怪異(謎)の合理的な解明」によって超自然的な恐怖の一部が解体され、人間の合理が束の間だけ勝利することで引き起こされている。怪異を打ち負かす一縷の望みが生じるからこそ、それが呆気なく吹き飛ばされたときの絶望感はいや増す。 やや「まとまってしまった」憾みはあるが、考え抜かれた佳作と思う。 | ||||
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恐怖談が積み重なって最恐になってゆく…作者のことだからどこかで犯罪としての謎解きが披露されると思っていたが、ここまで心霊現象を積み上げてしまうと、どう収まりをつけるのだろうかと思いながらも読み進めたが…そうかそうきたか!さて、読んでいて感じたことだが確かにラップ音などの不可解な現象も身近にあれば日常にまぎれてしまう。なんとなれば“家鳴り”とか名付けてしまって−妖怪の仕業に落とし込める。しかし、人が死ぬのは正直怖い!だから怪談には恐怖を客観から主観に移し替える“祟り”とかがスパイスに使用されるのだろう。 | ||||
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読んでいて気が狂いそうになるくらい怖かったです。 凡百のホラー小説とは全然違う恐怖。かっ飛び過ぎて友達には薦められないわ(笑) | ||||
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こんなにグロくて、えげつない恐さを秘めたホラー小説だったとは‥‥。読み終えた今、ラストの展開の凄(すさ)まじさに、何かの禍々(まがまが)しき玉が弾(はじ)けたみたいな後味に、ただただ戦慄しております。 栃木県北部のS町にある、〝最恐の幽霊屋敷〟と言われる一戸建ての住宅で起きた怪異が、ひとまとまりのエピソードとして、時を追って語られる、なんて言うんかな、クロニクル(年代記)形式? みたいに、話が進んでいきます。 殊に、「うわあ。これは物騒で、恐い話やあ」思ったんが、オカルトライター・鍋島猫助(なべしま ねこすけ)が書いた『最恐の幽霊屋敷に挑む』て本の中で紹介された、八人の悪霊たちのエピソード。本編と密接に関係したこの八つの怪異譚が、いずれ劣らぬ禍々しさにあふれていて、ぞわぞわしましたわ。 ほいでもって、冒頭とつながる最終章のハチャメチャ感が、ほんと、凄かったっす。それこそ、寝ころがって読んでたんが、「なにいぃぃ。なして、そういうことになんねん‼️」いうて絶句。目ぇ回して、じたばたしてましたわ。 ラストで訪れるこの問答無用、仰天至極(しごく)の弾(はじ)けっぷりを、未読の皆様におかれましては、ぜひぜひ御堪能いただきたく。 | ||||
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個人的にホラーならばこういうのもアリ。 畳まなくていい風呂敷はそりゃ最高におもしろい。理想通りやり放題できるので。実際に最後の数ページまで最高におもしろい。 花火みたいな作品。確かに何も残らないし解決もしません。しかし花火に観る価値がないかと言うと。毎年あれだけ多くの人を動かす魅力がある。 美しい瞬間の美を楽しむ、それに耐える楽しさを提供できている、そういう作品だと思いました。 | ||||
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これだけの事が起こっているのに作中の人々が半信半疑で、とか、超常現象に対する厳密さとは言えないんじゃないかと感じる。これだけの怪異に対してトリックの謎解きがチープなのもアンバランス。文章は平易で読みやすく、ホラーとして読めば面白い。 | ||||
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ずっと面白かったのにラストがうーん…という感じでした。少し物足りないです。続くのかな? | ||||
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作中に、件の幽霊屋敷を「ありきたり」「インパクトが薄い」と評価する人物が出てきますが、インパクトありますし話の一つ一つは恐ろしいです。 このホラー+推理の路線を進んでくれると嬉しいですね。。。 | ||||
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ラスト3行目まで最恐。 ラスト3行目まで最恐。 ラスト3行目まで最恐。 | ||||
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章ごとに視点が変わるため物語に集中しずらいという問題もありますし、著者のこれまでの作品と同じく文体が読みずらいという問題もあります。 しかし、それらの点を差し引いても、十分に傑作の部類に入ると思います。 ネタバレになってしまう可能性があるため内容には触れませんが、これまでの著者の作品のファンや三津田信三のような「正統派」のホラーミステリファンならば十分に楽しめると推薦できる作品です。 | ||||
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