地羊鬼の孤独
- ホラーミステリー (35)
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次々とみつかる“地羊鬼”と“数”が記された棺に納め放置された遺体…その猟奇的犯罪を追う刑事が真相に近づくにつれ、その三人の被害者各々が過去に関わった自殺と判断された事件の密室の謎解きがあり、今では怪談が口伝てされる十年前の連続児童誘拐殺害事件を連想させる数々の断片がある…物語の構成からは怪談と云うより怪談よりのミステリーと云った趣を強く感じてしまうが、口伝てされる怪談に果たして猟奇殺人は霊の存在を現出させるモノだろうか?またしても語り手に同化して読み進めた読者には後味の悪い結末が用意されている。 | ||||
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著者の小説はすべて本格ミステリとホラーの融合という作風という一風変わった作風ですが、単なるジャンルの融合にはとどまらない迫力を感じます。著者は恐らく推理小説という形式を使って現実世界の「論理」と「オカルト」の境界を溶かそうとしているのではないでしょうか。 京極夏彦は自身のキャラクターに「この世には不思議なことなど何もないのだよ」と言わしめましたが、大島清昭はそれを踏まえてやはり「この世は不思議なことだらけだ」と強く主張しているように思います。 『地羊鬼の孤独』はこれまでの作品の中でも、このテーマを最も明快に打ち出しています。大島清昭を読むのだったらまずはここから読んでもいいかもしれません。 | ||||
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箱に入った死体が次々と見つかる事件が発生。 地羊鬼の怪奇伝承が見え隠れするおぞましい事件。 オカルトに強い女刑事とその補佐をする若手の刑事は、この奇妙な事件を解決できるのか、という話。 本筋の事件の背後に過去の事件が絡むため、マトリョーシカ的なストーリー展開になっています。 それぞれはなかなか良いのですが、最後が人に依ってかなり評価が分かれる気がします。 ミステリーなのか、オカルトなのか、もう少しはっきりしても良かった気がします。 また、最後まで読むと、本書の題名とのダブルミーニングに気が付くはずです。 ネタバレには絡んでないので、ご安心を。 | ||||
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結論から言うと、今作は駄作。 ミステリとしても中途半端で今作はホラー要素は無いです。 棺に入った全裸死体という衝撃的な被害者、10年前に起こった少女連続殺人からの『空っぽさんの呪い』など、面白くさせるキーワードは沢山あるのにどれも中途半端で結局どうしたかったのかなと思わざるを得ない。 これは著者の所為ではなくこの作品を読ませるターゲットをミスった編集さんの失敗だと思うんだが。 また東京創元社に戻って作品を発表して頂きたいです。 次作に期待します。 | ||||
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