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最恐の幽霊屋敷



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【この小説が収録されている参考書籍】
最恐の幽霊屋敷

最恐の幽霊屋敷の評価: 4.00/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

考え抜かれた恐怖の構造

怪異が姿を現す第一章、変容していく第二章を経て、第三章、第四章は怒涛の展開。そして第五章に至り、物語は別の様相を呈して…。最後の最後、「最恐の幽霊屋敷」が何を指すのかが明らかになるのだが、そこでどう感じるかは読み手によって異なるのだろう。

「僕も鍋島猫助の『最恐の幽霊屋敷に挑む』は読んだけれど、正直、あの本に書かれている現象程度で『最恐』と謳うのはどうかと思っていたんだ。しかし、○○さんの話はかなり痺れたね。一夜にして○○○○○○が○○○○というのは、どう考えても異常だ」(※○は伏字)

 とにかく大勢の人間が死ぬ。物語の中でも整理されているように、それらの死には、怪異による直接的な死と、怪異によって引き起こされた間接的な死と、怪異との繋がりが示されない死の、3つの異なる種類の死がある。
 何人もの人物が、その数多の死に立ち向かう。ホラーとミステリが融合することで生じる恐怖の1つは、「怪異(謎)の合理的な解明」によって超自然的な恐怖の一部が解体され、人間の合理が束の間だけ勝利することで引き起こされている。怪異を打ち負かす一縷の望みが生じるからこそ、それが呆気なく吹き飛ばされたときの絶望感はいや増す。
 やや「まとまってしまった」憾みはあるが、考え抜かれた佳作と思う。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.8:
(4pt)

恐怖談が積み重なって最恐になってゆく…

恐怖談が積み重なって最恐になってゆく…作者のことだからどこかで犯罪としての謎解きが披露されると思っていたが、ここまで心霊現象を積み上げてしまうと、どう収まりをつけるのだろうかと思いながらも読み進めたが…そうかそうきたか!さて、読んでいて感じたことだが確かにラップ音などの不可解な現象も身近にあれば日常にまぎれてしまう。なんとなれば“家鳴り”とか名付けてしまって−妖怪の仕業に落とし込める。しかし、人が死ぬのは正直怖い!だから怪談には恐怖を客観から主観に移し替える“祟り”とかがスパイスに使用されるのだろう。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.7:
(5pt)

こ、怖かった、、、

読んでいて気が狂いそうになるくらい怖かったです。
凡百のホラー小説とは全然違う恐怖。かっ飛び過ぎて友達には薦められないわ(笑)
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.6:
(5pt)

これは、とんでもねぇホラー小説でした。最後のあまりの弾けっぷりに、絶叫したくなりました

こんなにグロくて、えげつない恐さを秘めたホラー小説だったとは‥‥。読み終えた今、ラストの展開の凄(すさ)まじさに、何かの禍々(まがまが)しき玉が弾(はじ)けたみたいな後味に、ただただ戦慄しております。

栃木県北部のS町にある、〝最恐の幽霊屋敷〟と言われる一戸建ての住宅で起きた怪異が、ひとまとまりのエピソードとして、時を追って語られる、なんて言うんかな、クロニクル(年代記)形式? みたいに、話が進んでいきます。

殊に、「うわあ。これは物騒で、恐い話やあ」思ったんが、オカルトライター・鍋島猫助(なべしま ねこすけ)が書いた『最恐の幽霊屋敷に挑む』て本の中で紹介された、八人の悪霊たちのエピソード。本編と密接に関係したこの八つの怪異譚が、いずれ劣らぬ禍々しさにあふれていて、ぞわぞわしましたわ。

ほいでもって、冒頭とつながる最終章のハチャメチャ感が、ほんと、凄かったっす。それこそ、寝ころがって読んでたんが、「なにいぃぃ。なして、そういうことになんねん‼️」いうて絶句。目ぇ回して、じたばたしてましたわ。
ラストで訪れるこの問答無用、仰天至極(しごく)の弾(はじ)けっぷりを、未読の皆様におかれましては、ぜひぜひ御堪能いただきたく。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.5:
(5pt)

花火みたいな作品

個人的にホラーならばこういうのもアリ。
畳まなくていい風呂敷はそりゃ最高におもしろい。理想通りやり放題できるので。実際に最後の数ページまで最高におもしろい。
花火みたいな作品。確かに何も残らないし解決もしません。しかし花火に観る価値がないかと言うと。毎年あれだけ多くの人を動かす魅力がある。
美しい瞬間の美を楽しむ、それに耐える楽しさを提供できている、そういう作品だと思いました。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.4:
(4pt)

人が死にすぎでは・・

これだけの事が起こっているのに作中の人々が半信半疑で、とか、超常現象に対する厳密さとは言えないんじゃないかと感じる。これだけの怪異に対してトリックの謎解きがチープなのもアンバランス。文章は平易で読みやすく、ホラーとして読めば面白い。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.3:
(4pt)

怖い話で好きです

作中に、件の幽霊屋敷を「ありきたり」「インパクトが薄い」と評価する人物が出てきますが、インパクトありますし話の一つ一つは恐ろしいです。
このホラー+推理の路線を進んでくれると嬉しいですね。。。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.2:
(4pt)

ん?

ラスト3行目まで最恐。
ラスト3行目まで最恐。
ラスト3行目まで最恐。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377
No.1:
(5pt)

正統派ホラーミステリ

章ごとに視点が変わるため物語に集中しずらいという問題もありますし、著者のこれまでの作品と同じく文体が読みずらいという問題もあります。
しかし、それらの点を差し引いても、十分に傑作の部類に入ると思います。
ネタバレになってしまう可能性があるため内容には触れませんが、これまでの著者の作品のファンや三津田信三のような「正統派」のホラーミステリファンならば十分に楽しめると推薦できる作品です。
最恐の幽霊屋敷Amazon書評・レビュー:最恐の幽霊屋敷より
4041136377

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