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この夏の星を見る
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この夏の星を見るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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まだ読み終わっていないのですが、残り少ない夏休みにぜひ中高生に読んで欲しいです。 とてもワクワクするし、ちょっと切なかったり。 進路選びの参考にもなると思います。 でもって、きっと望遠鏡を作って星を見たくなると思います。 とにかく中高生に読んで欲しいです。 普段本を読まない人には、少々長いですが。 | ||||
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コロナが収束し、マスクを外してよくなった2023年の夏。忘れかけていた2020年、コロナが拡大し、日本中が先の見えない閉塞感に覆われていた当時の記憶が蘇る。修学旅行やコンクールの中止など、あると思っていた学生生活を奪われることになった多感な中高生たちが、それを受け入れ、希望を見つけて進んでいく様が描かれている。見守り支える大人たちの気持ちも暖かい。茨城、渋谷、五島と離れた場所で同じ時間に夜空を見上げ、オンラインを使ってつながっていく情景が目に浮かぶ、この夏にぜひ読んでほしい本。 | ||||
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星座小僧だった自分としては、そうかそっち方向から入って来る場合もあるのか が割と新鮮な驚きだった ごめんひとつだけ言わせて貰いたい。宇宙を舞台にしたSFアニメは通常ちゃんと辻褄は合わせていて、ガス体の惑星には降りない…地面があると設定した衛星とかに降りてる むしろファンタジーアニメでも木星や土星には降りてないだろ?と言って欲しかった 色々便利で手間いらずの望遠鏡が出てきて「捕捉の喜び」知らないのは惜しいなー…と思っていたからそういう点ではいいね~。なんだが、星に興味がなくてもISSならテンション上がるってのが少々寂しい 個人的な思い入れの部分がズレた 好きなことものには狭量が発生するなー…と実感した | ||||
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「哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある」 あらすじに書いてある一文ですが、本作はまさにこの一文の通りでした。 辻村深月さんの作品の良さで思いつくものが、 ・物事の状況や心理描写がすごく繊細に描かれていること ・瑞々しい青春模様が描かれていること ・各作品での登場人物の繋がりによる仕掛け要素 ・時に響いたり、時に刺さるメッセージ性の強さ ・魅力的な登場人物たち ・何よりも温かみがある作品が多い 『この夏の星を見る』は、これらが凝縮された1冊だと思います。 コロナ禍で様々なことが制限された状況。誰が悪いわけでもなく、どこに感情をぶつけたらいいのか分からない。そんな状況下でもできることは何か、自分たちで考え、次第に繋がっていく。生徒たちが青春を掴みに行く様子に色んな感情がわき、途中から感情が揺らぎっぱなしでした。 コロナ禍での、あのやりきれないもどかしさ。その時の状況や心理描写がすごく繊細に描かれていたと思います。学生生活は今しかない。そんな切実な思いが伝わってきて、読んでいくうちに登場人物たちのように感情をぶつけている自分がいました。生徒たちだけでなく、綿引先生をはじめとした、大人たちも魅力的な方々です。 そして、メッセージ性の強さ。 特に印象的なのが、 「何かに活かせるかどうかに関係なく、好きなことへの情熱は捨てることない」という言葉。 辻村さんの作品では「好き」を肯定する描写がありますが、今回改めてそのような言葉に力をもらいました。登場人物たちは天文部や理科部に所属していて、真宙のように最初は運動部と比べる描写があります。しかし、真っ直ぐに熱心に取り組んでいる姿は、何をやっているかに関係なくすごいことだと思いました。 青春小説だけど、多くの方に響くと思います。 五島列島が舞台なのもあって、『島はぼくらと』にどこか雰囲気が似ているように感じていました。そんな中で読み進めていくと、『家族シアター』のある人物が!その登場人物の繋がりにも興奮と感動が止まりませんでした。 スターキャッチコンテストの響き自体がかっこいい。 物理的には離れていても、夜空を通じて心理的には繋がっているような感じがする。この夏はいつも以上に、夜空を眺めようと思います。 最近はどこか冷静になって本を読んでいる感じがありましたが、好きな作家さんの影響があるのかこの作品はそうではなかった。本を読んでいてめったに泣くことはないのに、途中で読むのを中断するくらいでした。言葉にはできない「好き」という感情を持っていることを確認したような、そんな感じさえします。 余韻が残っていて、後日再読したいです。 「辻村深月先生、素敵な作品をありがとう」 | ||||
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天文雑誌の紹介で興味を持って読みました。 マスクを全く使わないまでには至っていないけど、外している時間が長くなっている今、すでにこの時代の空気が少し懐かしいと感じる。(もちろん、良い意味の懐かしさではないです)そんな時代の青春物語。 ただひたすら眩しくて、でも学生たちを支える大人たちの物語でもあるところがとても良かったです。 | ||||
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今年、読書感想文の本に悩んでいる中高生がいたら、一二もなく、この本をおすすめします。 2020年の色々な中高生が出てくるので、この3年間に感じたこと、何かしら共感するシーンがどこか出てくると思います。 それ以外にも、中高生にありそうな悩みへの作者からのメッセージもいくつか出てくるので、感じることがあると思います。 少し厚い、と躊躇するかもしれませんが、新聞掲載小説だったからか、中弛みがなく、最後まで一気に読むことができます。 読み終わった後は爽快感。 当初の計画が終わって終わりではないところが、作者の上手いところだな、と思います。 他の方のレビューを読んでも分かる通り、面白いので安心して読んで欲しいです。 もしかしたら誰か同じ本で感想を書いている人が出てくるかもしれませんが、絶対に同じ感想にはならないと思います。自分の3年間思い出しながら読んで、感じたことを書いてみてください。 | ||||
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東京新聞に連載されていた時に時々 拝読してました。 その時の紙面の登場人物の子供達の挿し絵が マスク姿なのには驚きました。 これからゆっくり拝読します。 | ||||
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あたたかい気持ちと感謝に包まれたまま本を閉じました。 天体観測を題材にした、みずみずしさ抜群の青春小説です。 コロナ禍で思いがけない日常の中に置かれ、戸惑う中高生たちが、 逆境を逆手に取りつつ、新しい楽しみ方を見つけていきます。 制限がある中でもつながりを拡げ、好奇心を育み、 絆を深めていく彼らが眩しいですね。 先生方も素晴らしかった! 道を踏み外しそうなときにさりげなく支えたり、 自主性を伸ばすよう見守ったり、 畑違いの分野を学ぼうとしたりと様々で、 何パターンもの理想の教師像を見ることができた気がします。 混迷を越え、距離を越えて、 子どもたちに芽生える気持ちには心を洗われる思いでした。 この夏のイチオシはこれで決まりでしょう。 | ||||
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コロナ禍の3年間、そのときしかできないことを諦めて、 いろいろな思いを抱えて過ごした中高生がいたことを忘れずにいたいと思った。 | ||||
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