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この夏の星を見る



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【この小説が収録されている参考書籍】
この夏の星を見る

この夏の星を見るの評価: 4.31/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 1~20 1/2ページ
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No.29:
(5pt)

教師の役割とは何か、深く考えさせられる物語

『この夏の星を見る』、特に教育問題に関心のある皆さんにすごくおすすめです。

コロナ禍で様々な活動が制限されている日本各地の中学生や高校生たちがテレビ会議システムでつながっていくのがメインストーリーで、

まあ確かに僕たちとは世代も違いますが、

2020年の頃の閉塞感とか

つながって新しい世界が広がっていくときのときめきとか

僕たちが共有した瞬間がまさに活写されています

それともう一つ強調しておきたいことは

作者の 辻村深月 さんは教育学部の出身で教育に関する造詣が深く、これまでも『かがみの孤城』などのように教育問題に鋭く切り込んだ作品を書かれてきたということです

この本でも、読む人が読めば「教育の本質とはなにか」「教師の役割とは」という視点で辻村さんが深い洞察の片鱗を見せてくれていることにも気がつくでしょう

そして、その考えは僕にもかなり近いものです

この物語は2025年に映画化されるそうで、まだキャストも明かされていませんが、とても楽しみです。
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4041132169
No.28:
(5pt)

暖かくて切ない

これぞ辻村深月と、読みながら思った作品。

日常の誰もが、見過ごしてしまいそうな、そんな些細な日常をすくって、包み込んで、読む人の心の中に置く。そこに作者の意図はなく、不意に心に入ってきた作中の文章が、あー、そうなんだよな、そう、そう、って一度は感じたことのある気持ちだけらこそとても切なくなる。

ただただそれは、そこに横たわっていて、その文章を拾い上げるのは、読んでいる人。それはとても優しくて、心地よい。

だからどんな時でも読んでいてすんなりと入ってくる。
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No.27:
(2pt)

高評価?

出てくる学生達が良い子すぎ。
大人っぽすぎ。
特殊な分野なのに、みんな一斉に興味を持つのが不思議。

なにより、新入生男子はたった一人、という状況に
事前に気づかなかった親や先生にあきれてしまい、
もうそこで入り込めなくなってしまいました・・・
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4041132169
No.26:
(5pt)

手つくり望遠鏡を通じてコロナのお陰でできたきらきらした出会い

2020年突然のパンデミックを発端に生活様式が180度 様変わりする。 自分の現実に一喜一憂する渋谷、茨城、長崎五島の中学生、高校生たち。ひょんなきっかけでリモートでの繋がり。そして各々が気付く 「見上げる空や悩みは同じ」。夜空の広大な宇宙の事を考えるうちに自身の悩みからこれからのワクワクに変わっていく日本3拠点での同時進行型天体ヒューマンスト―リー。
誰もが少年時代に一度は抱いた宇宙の不思議そして憧れ。その想いが手つくり望遠鏡を通じて蘇る。

コロナも5類となり、人流、景気 様々な場面でコロナ前以上の水準になってきた今、改めてコロナを振り返る意味でも誰が読んでも共感し楽しめる物語です。
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No.25:
(3pt)

ほぼ盛り上がりなし

2020年のコロナ禍による限られた環境の中で、天体観測により繋がった様々な地域の生徒たちを描いた青春群像劇。

ベタな内容な上、ほぼ盛り上がりのない展開で480ページがとても長く感じられた。

映像化しても話題にならなそう。
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No.24:
(2pt)

今読んでも・・・

この話はコロナの中で、星を見る作業を通じて、直接会えない学生達が共同作業をするお話です。コロナの中での苦労やコロナの中だからこそできることなど、学生生活や登場人物の感情が描かれています。ただ、今は、コロナで外出できないということはありませんので、少し共感できる部分が少ない印象でした・・・
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No.23:
(4pt)

共感

コロナ禍でのどうしようもないモヤモヤを代弁してくれた。気持ちが整理できた。
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No.22:
(5pt)

コロナ世代の青春

運動ではなくて星というつながりのでの青春物語。
高校生の人間関係や大人との関係もすごく良い。

コロナがすべてを奪ったわけではなく、この時代ならではの楽しみを見つけていく様は心が洗われる。
辛いことも多かっただろうけど、それでもさびしい学生生活を送った世代ではない。

ちょっと中学生は大人びていて気になったけど、彼らなりの心のうちはよく伝わる。

全体通して心が温かくなる素晴らしいストーリーであった。
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No.21:
(1pt)

こうして美化してすむものではない

新たな病という情報や人気コメディアンの死というセンセーショナルな情報に踊らされた人間(主に大人)が若年層、特に子供から理不尽に普通を奪っていったのがコロナ禍だと思っているので、成約のある青春という実際青春でもなんでもないものを受け入れさせられている学生の描写を「奪った側」がしていることにまず吐き気がした。
「しばらくそれでいい、なんてことはない」「私の今は今しかない」という台詞があるがまさにその通りで、コロナ禍で得られたものもあるはずなんて言葉は綺麗事だ。筆者は本気でそう思って書いたのかもしれないが、コロナ禍に理不尽に仕事を奪われた当事者からしたら薄っぺらい。
もし自分が今もっと多くを奪われた学生だったとしたら、きっとこの本を壁に投げつけて燃やしていると思う。
普通を奪ったことに対してすべきは美化ではなく反省と謝罪。
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No.20:
(5pt)

コロナがあったから失われること。コロナがあったから出会えたこと。

コロナ感染症問題は、5類になってからなんとなくの終息に至っていますが、街や電車ではマスクを
している人がまだ少なくありません。日本では2020年2月から始まった ”自粛” 生活によって、多くの
人が大切な何かを失いました。この小説の登場人物である学生にとっては、部活や修学旅行など、この
一年は今年しかないという思いが ”大人” よりも大きかったでしょう。

コロナを経験できてよかったね、というものではないけれども、コロナがあったから出会えたことや
気づいたことがきっとあると、青春群像の物語の中で私たちに感じさせてくれます。
この小説の中では、オンラインを通じた交流が描かれていますが、対面という限られた空間では出会う
ことができなかったであろう、オタクな共通の趣味を持つ人と偶然に出会ったり、地理や年齢が離れて
いる人との心の触れあいで、「わかってくれる人がいる」ことを確かめる場面が随所に出てきます。
そう考えると、コロナという災いには、いままでは考えもしなかったやり方で、多様な人とつながる
ことができるんだというプラスにとらえることができる面があることに気づかせてくれます。
もうひとつは、タイトルにある”星を見る” ことです。都会であれ、地方であれ、日常の中で星は見え
るのに、私たちは見ようとしていません。その美しさにワクワクすることもありません。
”星を見る” ことが ”日常” を示すのであれば、辻村さんがこの本の中で言いたかったことは次の言葉で
言い表されています。
 
 日々当たり前にしてきたはずの生活や営みの価値や尊さがわかる

コロナ禍では、日常から新日常(ニュー・ノーマル)に変わると言われていましたが、その本質は、
いままでの日常の大切さを再発見することにあるのかもしれません。

辻村さんの作品は、デビュー当時から瑞々しい感受性の表現が特徴的でしたが、近年の作品には、
優しさの中にも強さを感じます。この小説でも、人のつながりなんて移う壊れやすいものだよという
頼りなさだけでなく、私たちはどこかでだれかとしっかりつながっているという信念を感じました。

この小説を読んだあとの感覚は、「生きようと思った」です。
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No.19:
(5pt)

夕刊連載で毎日たのしみでした

中日新聞夕刊で連載されている時、読んでいました。
複数の登場人物、コロナ時代の部活動、さまざまな土地の人が同じ空のもと、星をみることでつながっていく。毎回かみしめるように読み、おわってしまうのがさみしくなりました。
星が好きな人はもちろんですが、コロナ時代に部活などいろいろ不自由だった人、いろんな世代の人が楽しめる小説です。連載時毎回イラストもかわるのも素敵で、表紙も連載と同じイラストレーターさんで素敵な仕上がりですね。もう一度よみたくなりました。
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No.18:
(4pt)

コロナに負けなかった青春

コロナは多くのものを制限させ、奪った。
特に甲子園で仙台育英の監督が語った「青春は密なので」はその通りで、青春の痛みの大きさを再認識した。

しかし、新しい連帯や喜びももたらしたというのがこの物語のミソ。青春は負けない、と。

その連帯を後押ししたのはオンラインという技術と、コロナがもたらした痛みそのもの、そして最初から誰しもの頭上で繋がっている空、とりわけ夜空(と、そこに輝く星々と宇宙ステーション)。そして綿引先生という教師をはじめとする大人たち。さらに言えば、青春の熱き思いも加えるべきかもしれない。

悲しみが人を繋ぐ、というのは皮肉にも思えるが、実際、他者と悲しみで繋がることは少なくない。東日本大震災ではそれを各地で見た。

しかしコロナは物理的距離を取らざるを得ないという悲しみだったので、オンラインで繋がるという形になった。でも、オンラインという技術に加えて「何か」がなければ一体感や共感、出会いの喜びには至り得ないだろう。
この小説は、そのプラスアルファが「夜空」というところが青春ドラマにふさわしく、ドラマチックでもあった。

コロナの痛みを言語化してくれた、と同時に熱い物語を見せてくれた。

オッサンとしては、この物語の教師たちのように、大人として後押し役になること、そして自分たちも楽しむことを励まされた。

コロナが遠ざかるほど、ここで描かれる痛みは共有が難しくなるだろう。
新聞連載で読んだ人は一番幸せだったのでは、と思う。
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No.17:
(2pt)

是非、続編を

登場人物全員が眼視観測にしか興味がなく、天体撮影して美しい宇宙の写真を撮りたいという人物が一人も登場しないのが読んでて不満でした。是非、続編は「この冬の銀河を撮る」でお願いします!!
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No.16:
(5pt)

苦しんだことも無かったことに

コロナであれだけみんな苦しめられたのに、失われたさまざまなことは取り返せない。コロナによって出会えた出来事もあった、ただ、コロナがなければもっと素敵な出会いだったかのかもしれない。子どもたちが健やかにこれからの人生を歩めますように。
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No.15:
(5pt)

感動

さすがです
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No.14:
(4pt)

コロナに負けず

中高生のコロナ禍の過ごし方など、イメージが湧きました。

これまで読んだ本もそうですが、心情描写がしっかりありました。

星について勉強にもなります。

どんどん読み進めたくなる本でした。
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No.13:
(5pt)

理不尽な青春の搾取

コロナは理不尽に少年少女の青春を搾取していった。
著者はそんな、ある意味忘れられがちなコロナ禍での被害者に焦点を当てた。秀逸である。
二度と来ない10代の1年、1年。少年少女たちは、その中で模索する。偶然にも身近に居た良心的な大人が協力者となり、「楽しい」出会いとイベントが達成される。それもリモートというテクノロジーを利用して、天体という、コロナなど超越した超自然を遠隔で共有したのである。
後に「コロナ世代と呼ばれるかもしれない」と少女は言う。「コロナがあって悪いことばかりじゃない、良いこともあった」と。でも責任ある大人は少年少女たちにそんな言い訳を言わせてはならない。おそらく大人である著者の思いであろう。
ところで人工衛星が肉眼で観測できるとは初めて知りました。感動。
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No.12:
(5pt)

ナスミス式望遠鏡とは?

コロナ禍で多大な迷惑をこうむった中高生のうっ憤を晴らさせるようなさわやかな青春物語だ。だから★五つ。でも「ナスミス式望遠鏡」と言われてすぐわかる人はほとんどいないだろう。知っていれば、車いすの人に星を見せたいのかな、と思えるはずだ。科学解説書でないのだから図を入れる必要はないのだろうが、「ナスミス式」の説明図ぐらいはあってもいいんじゃないだろうか。
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No.11:
(5pt)

みんなの力が合わさったとき。

2020年、コロナに苦しめられて。
マスクの下を見ることの難しさ。
苦心はオンライン。
離れていてもつながっている。
きもちを分かち合うとき。
”その向こうには必ず光があるんだ”と。
みんなが同じきもちのなかで、その輝きを見る。
心の底から湧き出る歓喜、「青春、万歳」が鳴りわたる。
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No.10:
(5pt)

とにかく想像すればいい

ないた、ないた、ないた、泣きまくった。
言葉で綴られた本って、いいな、、

でも新海監督に、この世界を映し出してほしいとも思う。
たくさんの感情の交差と美しい星空を。
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4041132169

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