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水上音楽堂の冒険



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【この小説が収録されている参考書籍】
水上音楽堂の冒険 (創元クライム・クラブ)

水上音楽堂の冒険の評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

学園シリーズの原点だろうが…

若竹さん著作第三作目。「ぼくのミステリな日常」で鮮烈なデビューを果たし、模索の時だったのかもしれない。
主要人物の言動に一貫性がなく、若さゆえの自己中心的・利己的思考では済まされないと思った。

「クール・キャンデー」も苦い後味が残ったものの、人物及び作品構成の上手さが光ったが、正直、こちらは意外性を感じることもなかった。

とはいえ、ステレオタイプでな高校生ではなく、様々な人物像が描かれている点、学園ものの第一作にあとして、後に「スクランブル」のような名作を生み出すステップになったのは間違いない。
水上音楽堂の冒険 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:水上音楽堂の冒険 (創元クライム・クラブ)より
4488012604
No.1:
(1pt)

ある意味ホラー

この小説が文庫化されない原因のひとつは『キ●●●』という今では許されない単語が連呼されているからだろう。
記憶障害(これを『キ●●●』と表現している)というのが物語の鍵になっているとはいえ、
その症状を『気味が悪いもの』と表されているのも90年代だから許されたことなのだろう。
謎解きという点ではどんでん返しも含め面白いのかもしれないが、
その“面白さ”が悪意に満ちていてどうにも受け入れられない。
“読後感が悪い=悪本”ではないのは百も承知。
同じ若竹氏の、同じく読後感が悪いと言われる『閉ざされた夏』は、
あまりに好きすぎて何度も読み返すほど嵌り倒した。
それだけにこの作品に満ち溢れる必然性のない(と私は思う)悪意は何故なのだ?と。
腑に落ちないことこの上ない。
水上音楽堂の冒険 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:水上音楽堂の冒険 (創元クライム・クラブ)より
4488012604

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