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プリンシパル
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プリンシパルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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良品を有難うございます | ||||
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どうなるのか、早く先をと思う反面、オチが読めてしまうのは難点か。 あと、長浦さんの作品はタネとなる映画がわかりやすいですねw 『リボルバー・リリー』が『グロリア』なら、これは『ゴッドファーザー』です。 | ||||
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面白い。 | ||||
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綾女、非常に魅力的な女性です❗清か、悪か、両方かも知れない。知的で強くて、そして危うい。小曾根百合とはまるっきり違うけど魅力的な女性でした。すごく楽しめました‼️ | ||||
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バレリーナが描かれた表紙と「プリンシパル」というタイトル。想像していた内容とは全く異なりましたが、想像を遥かに超えて面白かったです。それにしても、装丁やタイトルはかなりのミスリーディングですけれど。 実在の人物がたくさん出て来ますが、中心的な人たちは美空ひばりまで含めていずれも違う名前になっています。これは誰なんだろうとか、想像してみるのも楽しいです。 ただ、お話としては決して楽しいものではありません。舞台や主人公の性別は異なるものの、本作は日本版「ゴッドファーザー」(大作!)ですから。暴力の連鎖と裏切り、そして権謀術数。心を落ち着けないと、とても読み進めることは出来ませんが、大傑作であることは保証します。 | ||||
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戦後日本を舞台にヤクザの娘がそのトップに立ち、血で血を洗う戦いに突き進んでいくクライムノベル。 物凄いスピード感で全く飽きず、史実と虚構が絶妙に絡み合った世界にあっという間に引き込まれた。 長さを感じさせない圧倒的なストーリー展開に大満足の一冊でした。 | ||||
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戦後から復興する日本における政治とヤクザの関係性。フィクションとはいえ似たような関係性だったんだろうな、と想像できる内容でした。 結末は想像通りではあったけど、更なる波乱もあり大満足です。 | ||||
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面白い!時間を忘れて読み耽りました! | ||||
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いやー凄かった! 退屈するシーンが全くなくて一気に読んでしまった。これでもかこれでもか!と畳み掛けるサービス精神に放心状態にされる。 この著者の他の作品も読みます。 | ||||
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超ド級の何か?と言われると、ノワールでもなくアングラでもなく、ハードボイルドでもなく・・・? でも、読めばわかる超ド級です。 面白かったです。ただ、主人公を筆頭に登場人物みーんな、心がない。長年仕えてきて、それでも復讐だけですか? ということで、すこぶる面白いけれど感動はない。 | ||||
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迅速な対応ありがとうございました。 商品も評価通りで、満足しました。 | ||||
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父の死により、暴力組織の会長兼社長代行に就くことになった一人娘が、敵対する暴力団を排除し、闇市経済の利潤を得、政治家・GHQと駆け引きして謀略をめぐらしながら、組織を巨大化させようとするクライム小説。 元は単なるいち高校教師が、その血筋故に、情け容赦ない暴力で、極道の世界で昇り詰めていくストーリーは有りがちでも、戦後混乱期の社会情勢が興味をそそり、またテンポが良く飽きさせないストーリー展開で、全く気にならずのめり込みました。 予想が付きそうなラストだったのにも関わらず、実際はそれを超えてきたような読後感でした 弩級のエンターテインメントです。 | ||||
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何しろ痛快な作品です。久々に一気読みしました! | ||||
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一人の女性の生き様と共に戦後の政治史・社会史・反社会組織史が、抉り取るように描かれていて怖いが面白い。モデルを想像できるのも面白い。 | ||||
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次から次へと押し寄せるノンストップクライム。 それは終戦直後から始まる怒涛の世界。 そこには、知的でつつましく清楚なレディーだから。 荒々しさはドライに包まれつつ、生々しく赤裸々に。 政界とGHQは裏で絡む。 実在した出来事や顔ぶれが登場し臨場感たっぷりに想像を掻き立てる。 これが”生き延びるための戦い”なのか。 戦後の時代を作り上げてきた表側半分と裏側半分。 容赦なし。 まさしく、「リボルバー・リリー」、「アンダードッグス」を凌駕する本書は強烈なインパクトがある。 | ||||
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「長浦京の最高到達点」の宣伝文に偽りなし。 | ||||
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関東最大級の暴力組織、水嶽本家組長の父の死により、組を守ることになった一人娘の綾女。血生臭い権力闘争が、戦後復興期の史実をからめて描かれる。固有名詞は変えていますが容易に分かります。参考文献に出てるし…。それにしても非道っぷりに精神が削られる読書でした…ふぅ。綾女の最後の願いは、皆も一緒だったのでは…。 | ||||
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長浦京を読むのは、「アンダー・ドックス」(2020/8月)以来になります。 「プリンシパル」(長浦京 新潮社)を読み終えました。いつまでたっても成熟した国家として独り立ちすることができない「悪の凡庸さ」のその集合体でもあるこの国を見つめる作者の"Severity"がこの物語にも継承されています。 戦争が終結した昭和二十年~昭和三十年までの10年を描くこの国のパラレル・ワールド。或いは、この国の背景に蠢く現実そのもの。正真正銘のヤクザ組織「水嶽本家」を仕切ることになる<綾女>の生涯が、戦後の数々の社会的事件、占領下の日本(進駐軍、GHQ、ワシントンハイツ・・・)、そして或る宰相の裏面史?を辿りながら、ガドリング砲のように描き込まれています。彼女は「菩薩」なのか?それとも「水嶽本家」というヤクザ組織を守るために産み落とされたガーディアン・エンジェルなのか?その巨大な途方もない自我を描くべく、作者はストーリーを組み立て、所々にいくつかの布石を置きながら、効果的にその布石を回収していきます。 その面白いエンタメを書こうとする作者の圧倒的な筆力と気概を感じながら、それでも尚この物語の「プリンシパル」、<綾女>を私は最後まで好きになることはなかったと言っておきたいと思います。勿論、そんな私の思いなどナイフのひと振りで粉砕され、雲散霧消し、何事もなかったかのように世界は回っていきますので、何も言ったことにはならないのでしょう。 不満があるとすれば、度重なるヤクザ間の抗争について、ドン・ウィンズロウが描ききったシナロア・カルテルに到底及ぶこともなく、矮小化されて描かれていること。そのことは、「アンダードッグス」の持つ<リアリティ>にすら及ばなかったと思えます。 しかしながら、生き抜くために積み重ねられた時代の熱気と戦争に負けてしまったことの<意義>、未だ米国の占領下にあると言わざるを得ないこの国の『産み落とされてしまった本物の悪』を描こうとする作者の大いなる憂いを受け取ることになりました。 | ||||
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