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空の声
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空の声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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堂場氏のファンで色々ずっと読んできましたが、これは正直読み進めるのが苦痛でした 偉大なアナウンサーとして実績をつんでいらした方なんですが、ただただ体調の不安と 日々の葛藤がつらつらとあるだけで小説としての山場があるわけでもなく喜びもなく 読み進めるのがほんとに苦痛でした、読み終わった時は悲しみより疲れの方が大きく もう辛い日々を読まなくていいという安堵感が先でした。 | ||||
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実話に基づく小説である。主人公のアナウンサーが五輪中継という一世一代の仕事を、病を押してでもやってみたかった気持ちは理解できる。しかし、日本の代表として行くからには自分の願望だけを優先するのはプロとして失格だと思う。出発前から不安を自覚しているのにこの仕事を引き受けたという時点で、主人公に感情移入できなくなってしまった。和田氏の人生全般を振り返れば素晴らしいアナウンサーだったのだろうが、このヘルシンキ五輪の部分だけを切り取ることによって彼の名声を傷つけるような小説になってしまったのではないだろうか。 闘病記は、本人の日記、もしくは本人を近くで見守ってきた家族などが書く場合にはそれなりの意義がある。しかし、闘病の葛藤を小説という形でここまで「創作」してしまうのはいかがなものだろうか。ヘルシンキ五輪の舞台裏の躍動感を期待して読む読者は大いに裏切られてしまう。読んでいて最初から最後まで辛い小説だった。 | ||||
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和田信賢の闘病記になってしまったのは残念である。和田の「話の泉」の風景、言葉にするとどんな感じであったかまったくわからない。また和田の後継者と言われる志村名アナウンサーの実況記録。和田ー志村が放送界の金字塔になったのか。 せっかくの好材料が活かされていない。期待外れであった。 | ||||
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この小説は、戦前、戦後のラジオ時代に名を馳せたNHKアナウンサーの末路を語るもの。 お話はヘルシンキオリンピック中継のための長期出張への出発から客死まで。主人公は出発時から健康不安を自覚し、現地では歩行すら困難な状態へと至り、十分な仕事もできないまま帰路のパリで病死する。という筋立て。 人間は、間違えるもの。日頃の不摂生も、医者の出発前の懸念を無視することも、旅程中の喫煙・飲酒も、自身の病状への受け止めも、人の営みとして、受け止めるしかないが、著者は、なぜ、読み手にとって、不快なだけの、このようなストーリーを長々と紡いだのかが、解らない。 堂場氏のスポーツ関連を扱う小説は、主人公活躍系の展開になることが多いが、それとは逆の展開。灰色のストーリーで始まり、最期は暗黒の死に至る。 生前は、終戦時の玉音放送まで担当。終戦後はラジオの娯楽番組で全国の人気を得た業績で、日本放送協会葬まで受けた主人公。この時代になって、彼の愚かしい不名誉な死への旅程をまとめ売文することに果たして意味があるのだろうか。 | ||||
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