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君のクイズ
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君のクイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全97件 61~80 4/5ページ
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少しずつ少しずつ核心に迫っていく流れは静かながらも緊張感があり、没入感であっという間に読了してしまった。無理な設定などなく、ひたすら思考を深めることで知らない世界を知っていく描写は見事である。欲を言えば正解に辿り着いてからの対峙をもっと見たかった。 | ||||
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クイズ番組の生放送で決勝戦の相手が問題文が読まれる前に回答し、正解する。どうしてそんなことができたのか、という謎を巡るミステリー。 しょっぱなの謎がとにかくすごい。「いやこんなの解けるもんなの?」と思っていたら、読了後には「いや見事に解けてるやんけ!」と脱帽。クイズという競技に対する深掘りや問いも大変興味深かった。文章に芸をさせない文章というか、書くべき対象、その考察で魅せていくスタイルも好み。あーおもしろかった! | ||||
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期待通りの本でした。 本屋に行く時間が無かったのでアマゾンで頼みました。 | ||||
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競技としてのクイズを題材にしたお話。 賞金1000万円がかかった生放送クイズ番組の決勝の最終問題で事件が起きる。 問題が読み上げられる前に回答するという、現実的にはあり得ない「ゼロ秒押し」で、高学歴タレントの本庄絆が優勝したのだ。 このゼロ秒押しに納得のいかない対戦相手の主人公が、その真相を探り始める… クイズ競技者の思考や、競技クイズとテレビ番組としてのクイズの考え方の違いがなるほどなと思いました。 2時間ほどでサクッと読めるし、ページをめくる手が止まりませんでした! | ||||
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とても面白くて一気に読みました。私の頭の中ではどうしても本庄絆がキンコン西野に変換されてしまいますw クイズと人生というものを繋げて考えたことがなかったのでそこがとくに興味深かったです。ミステリとしても読めるけど言葉や作者の思想の深みを味わって読む方がずっと楽しめる気がしました。 ふいに出てくる一文にたびたび心をグッと掴まれ、Kindleで他の人たちがハイライトしているところに当たるのを楽しみに読み進めました。 特に心に触れた文。 「今まで気づかなかった世界の豊かさに気づくようになり、僕たちは戦慄する。戦慄の数が、クイズの強さになる。」 「でも、誤答したというのに、僕は言いようのない充実感に満たされていた。クイズが生きているーーそんな気がしたからだった」 | ||||
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直木賞を受賞された方なので購入しました。 知識がこの本のクイズにより広がりました。 | ||||
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読んだ人でないとわからないと思いますが、主人公がライバルに対して「対戦中に」あることに気づいたのか質問する所があります。ここで私は「どうして "対戦中に" などと書くのか?対戦前に気づく可能性を考慮しないのか?それを考慮したらもっと他に考える事はあるだろう?」と考えてしまいました。 読み進むと、気づいたのはやはり対戦前だったように話は進んでいきます。これは話の構成上(ライバルが主人公に対してマウントを取るために)仕方がないのかな、と理解できるのですが、そこで冷めてしまいました。主人公は慎重で賢いはずなのにこんなことはしないだろう、とリアリティを感じられなくなりました。 私は普段小説を読まないのですが、その理由はこのようなキャラクターの非合理的な言動や思考を見つけてしまってそこで冷めてしまうからです。特にそのキャラクターが知的で合理的な行動をする設定だと冷めやすい。私は単にクイズがちょっと好きなだけで、小説はあまり読みません。小説が好きならこの作品はおそらくとても面白いと思います。 それから、これも私が普段小説を読まないからだと思いますが、キャラクターの名前が覚えられません。なので巻頭にでもキャラクターの名前と設定の一覧をつけておいてくれると、私のような人には読みやすくなると思います。確かシドニィ・シェルダンの小説にはそのような一覧がついていたと思いますが、あれがあると助かります。 | ||||
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クイズとは、をここまで深く考えたことがなかったなと改めて思います。 テレビで繰り返されるクイズ番組はただ知識量の多い人たちの知識お披露目会的な感覚だったのですが、もっと戦略的で、知識だけでは勝てない部分があるんだろうなと感じました。 1つの事件からクイズを通して深掘りしていく展開ですが、クイズとは、を学ぶような展開です。 | ||||
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クイズを舞台とした推理小説のような物語。サクッと読めて面白かった | ||||
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クイズ番組の常連の人はこんな思考をしているのだなと、視点が変わる内容で楽しめた。一気に読めた」 | ||||
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ハウダニット(如何にしてなされたか)という命題が、この小説が出題する大きな「クイズ」になっています。それを解き明かそうとする主人公は、舞台となったテレビ番組の録画を見ながら一問づつ検証をしていくのですが、その過程で自分のクイズ遍歴、ひいては人生の一齣をありありと思い出します。 早押しクイズの競技的な側面も紹介され、その蘊蓄も面白おかしく描かれていますが、やはり白眉は「そもそもクイズとは何か」という探求でしょう。知識が増えると知らないことも増えていく、それだけ世界が広がっていくという認識は、人間の好奇心であり、記憶の蓄積であり、思考の営みであり、つまりは世界と対峙している自分の意識のありようであるといえます。その立場に立って初めて、人生におけるその人の大小無数の決断が、正解のないクイズであるといえるのでしょう。 小川哲氏の著作はこれで3冊目ですが、いずれも、とあるルール、例えば人工的に設計された特別行政区(「ユートロニカのこちら側』)だったり、カンボジアの政治体制(『ゲームの王国』)だったりの、そのルール自体を事細かく物語ることがまずは主題であり、またそのルールの内側にいる主人公が、それを利用し/利用されるのではなく、かといってアウトローのように抗うのでもなく、ルールもまたこの世界を構成する一つの要素であると認識し探求していく様子が共通しているように思います。 そうした大局的な史観が、哲学的な奥行きと広がりを感じさせ、またどこかユーモラスでもあり独特の浮遊感を覚えるところが、僕が著者の小説から感じる魅力です。 | ||||
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テレビのクイズ王などの競技としてのクイズの実際、内実が良く分かった。この小説、主人公は中高一貫の男子校で東大に入ってる人だよね。登場人物、ほとんどそうでは?明示してないけど。 この世界のノリ、最近、ユウチューブでもあるけど、東大受験、特に理三とかの難関受験の合格者とかテクニックとかの話題を扱う人たちのノリと共通してると思った。知識、記憶力、反射神経、推理力、特に問題を予想する力とか。で、神のごとき知力を持つ者が存在して崇められるって世界。 ただ、この世界、受験もクイズも、知力があることの証明にはなっても、それだけでは、何ら社会的な貢献というか、いろんな知的な創造には直結しないわけで。。。東大の数学の入試問題全問解けても、じゃあ数学者での大成が約束されてるかっていうとそうではないし。大学出てからの仕事、実績が本当の勝負であるはずだけど。クイズの世界の住人も、受験の神様と同じく、ずっと「モラトリアム」なのかも。この世界って、実はかなり狭い。実利的にも、せいぜい、テレビで名前を売って、ユウチュウバーとかオンラインサロンとか。本小説の人物もそういう感じで。サーカス芸人ていうと言いすぎかな。 この小説の著者の意図は、そういう受験やクイズの神様の世界、モラトリアムの世界に安住してもしょうがないよ、というメッセージを込めたかったのかな。そこのところが今一つはっきりしないので、もやもや。小説としての彩っていうか、陰影っていうか、同棲のエピソードとか、いじめのエピソードとか、とってつけたような話で興ざめだった点も、ちょっと残念。 | ||||
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嫁さんが読んで、一気に読むともったいないのでゆっくりじっくり読んでるとのこと!!! | ||||
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誰一人死ななくて、密室もなくても限りなく知的興味を刺激するミステリです。 クイズの世界はこんなにも深いのかと感心します。しかし今のTVはこんなガチはなくタレントの無脳を競うような番組に堕してしまったことが残念です。 | ||||
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この小説はミステリーであり、 ”謎解き” のワクワク感もさることながら、小説の最後に出てくる「何か を知ることは、その向こうに知らないことがあることを知ることだ」の一文に込められているように、 クイズを人生として捉えていることが、小説に多層的な深みをもたらしています。 その文脈で特に好きなのは、次の2つの文章です。 ・世の中のほとんどのクイズには、答えがない … この不透明な時代には現実社会で「正解」のあるものを見つけることの方が稀です ・クイズにはストーリーがある。ストーリーに気づく能力はクイズプレイヤーとしての資質だ … 人生をストーリーで捉えて、そこに意味づけできることはより良く生きる知恵です 多くのレビュアーが書いているように、200ページに満たない小説であることと、ストーリーの面白 さが相まって、一気に2時間、3時間で読み上げてしまいます。 別の角度から見るなら、読者にほとんどストレスや飽きを感じさせることがない文章力、とりわけ 言葉に対するこだわりと深さこそが、この小説のバックボーンになっていると言えます。 特に対比すると興味深いのは、主人公と対戦相手の言葉の使い方や感性です。 対戦相手は決勝戦で主人公と死闘を繰り広げながらも、司会者の ”振り” に対して、絶妙な”返し” を これでもかというくらい見せつけています。 番組を盛り上げるための、自分の価値を上げるための「演出」じゃないかと取れそうですが、案外、 この人物の人生観をストレートに表しているのかもしれないなと感じました。 かたや主人公は内省的に言葉と向き合っています。象徴的なのが、「深夜」という言葉へのこだわり です。ちなみに小説の中で「深夜」にまつわる話は2つ出てきます。その1つはおおよそ次のような ものです。 時間帯を表す日本語は、朝、昼、夜。夕方、真夜中。明け方、夜明け、未明。 どれも太陽の動きを基準にしているのに、「深夜」という言葉だけが、夜の「浅さ」「深さ」を 含んでいて異質だ 最後のどんでん返しでは、対戦相手がずる賢くて軽薄な人間で、主人公は誠実で地に足のついた人物 に見えなくもないですが、おそらく著者の思いはそれぞれの生き方を肯定しているのでしょう。 ”自分の人生” ではクイズに答えるのも、クイズを作るのも、詰まるところ自分でしかないのだから。 読み応えがありました! | ||||
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読み終わった感想は面白かったです。謎を解いて犯人を追い詰めて答えを出す…みたいなミステリーではなく、どちらかと言うと主人公が自分の過去を旅して、人として成長する冒険小説のような感じで、もちろん謎を追っていく過程も面白くあっという間に読んでしまいました。クイズ番組は好きで観ますし、もちろんフィクションですが、その裏側を垣間見る感じも面白かったです。読む人によって、好き嫌いが出るかもしれませんが、私は楽しく読めました。 | ||||
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一気読み必至! | ||||
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クイズでとてつもないスピードで解答する人がどういう準備・訓練・問読みの先の予想をして解答しているのかが緻密に書かれていて面白かったです。 | ||||
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クイズプレイヤーがどの様にして出題途中で早押しをし、正解を導き出すのか?それを知ることができるだけでも読む価値があると思いました。 問題を一文字も聞かずに正解なんてできる訳がない。どんな裏があるのか?と思って読んでいたら、良い意味で裏切られました。 | ||||
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人生それぞれのクイズを解いて今という自分がある。答えのない人生を歩んで行くことが人生。そんな気持ちになりました。 | ||||
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