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宙ごはん



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【この小説が収録されている参考書籍】
宙ごはん
宙ごはん (小学館文庫 ま 27-1)

宙ごはんの評価: 4.62/5点 レビュー 98件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.62pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全98件 81~98 5/5ページ
No.18:
(5pt)

あったまります

気軽に読んでいたら夜中に止まらなくなっちゃいました。。
章を追うごとに時間が数年空いているんだけど、その間の変化がどれも大きく、衝撃を受けることもあった。
でもすごくバランス取れていて、テーマとなる”食事”との相乗効果が素晴らしい。
読んでいるだけで温まります。
主人公以外も登場人物が成長していくし、良くも悪くもずっと変わらず同じものってないし、誰でも抱えているものがある。
それでも生きていかねばならないけど、その辛さだけではなく、美しさとか意義を見ることができた。
若い時に読んでも刺さらなかったと思うので、色々と身に染みる今読めて良かったな。

最後に、表紙裏にある「掌編」。
この仕掛けは他の町田さんの本で初めてったんですが、最高ですね。
食後のデザートって感じのご褒美。
宙ごはんAmazon書評・レビュー:宙ごはんより
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No.17:
(4pt)

読者が二人顔を会わせたら話が尽きない作品

『宙ごはん』というタイトルに惹かれたのは、私がこの夏、「ソラ」という詩で県芸術祭の準文芸賞をいただいたからでした。
私の詩の主人公は男の子でしたが、この長編小説の主人公は「川瀬宙」という女の子。その子が幼稚園児から小学生、中学生、高校生と成長する時間が、「宙」の目で描かれています。
小学生が物事をそんなに深く洞察できるものなの? と、ちょっと作者に都合の良いと言うか、我々読者に解りやすく教えてくれる親切な物語でした。
宙は母子家庭ですし、幼稚園から小学校の同級生マリーちゃんの家庭も、中学の時のボーイフレンド鉄太君の家も複雑。高校の時に出会う遠宮君の家は父子家庭と、宙の出会う人々は平凡とは言えない人たちばかり。唯一両親の愛情に育まれたのは、宙の料理の師匠となるコック佐伯だけ。その佐伯の人生もまた平凡ではなくて…………
とにかく密度の濃い五章からなるお話です。
結末は、そうなるのが一番だよね、と、納得できる場所へ連れて行ってくれました。
途中で、えぇーっ、どうして! と、驚いてしまったシーンも三つあって、決して飽きさせてくれません。
完璧な物語ではないでしょう。突っ込みどころもあります。でも、読者が二人顔を会わせたら話が尽きない作品かもしれませんよ。
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No.16:
(5pt)

ほっこりします。

少しずつ、成長しなごら自分の居場所を見つけていく主人公と周りの大人たちの人生観が、丁寧に描かれています。ほっこりと心が温かくなります。
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No.15:
(5pt)

面白かった

面白かったです。他の作品も読んでみたいです。
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No.14:
(5pt)

おもしろいです!

軽く読みたいときには最高です!
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No.13:
(5pt)

とにかく泣いた

ラジオで紹介されていたので購入しました。
自分にも当てはまるような、色々考えさせられる本でした。
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No.12:
(5pt)

宙の心の方向性が見えた時、そこに美味しい食べ物があった。(ネタバレ有り)

●子育ての不器用な母との誤解がとれた時に食べた「パンケーキ」。母との深いつながりを諦め、家
族としてのあり方に気付いた時の「にゅうめん」・・・等々。主人公・宙にとって忘れられない食べ
物があります。
 子供にしては大人並みの観察力と感受性(ちょっと著者の盛り過ぎみたいですが)があり、その目
は曇のない真っすぐな視線。その純粋な視線には大人たちの複雑な心の襞が理解できないのでしょう
ね。宙の悶々とした気持ちが手に取るように理解できます。
 でも子供ながらも母との距離感を悟った時、安堵の気持ちとは別に、距離感ゼロを諦めた喪失感は
どれほどだったのだろうか?親子の距離感を子供に心配させるなんて、傷だらけの小さな心を想うと
切な過ぎます。
 年を重ねるにつれ、視座が変わり見えるものが多くなってきた宙。成長したその姿を確認でき、救
われる様な想いでした。

 光が見えてくる心温まる物語ですが、少し残念だったのは第三話から母・花野が次第に出来すぎた
母親になってしまった事。慈愛に富み思慮深く理想的な母親像に変貌。物語は第二話までとして、余
韻を残した方がより強い印象を残せたと思います。

(でもそうしたら、宙ごはんは二つだけになってしまいますね・・・うーん難しい)
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No.11:
(4pt)

優しい人たちに出会えました。

著者の独特な空気感と、それぞれのパートに食べ物と登場人物を絡ませているのがとても新鮮です。
最後、みんなハッピーで前向きになっていて、幸せな気持ちになりました。
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No.10:
(5pt)

繊細な人物設定×臨場感のある文章

今までの作者の本で一番好きな作品。今までで一番、リアリティーという静かな抑制の中で熟成させたような文章に一気に本の世界に引きずり込まれた。いい人ばかりで現実的でない幸運に恵まれるような安易な装丁の中で主人公を浮かびあ上がらせるよう感動系の軽いストーリーで白けさせる部分がなくて、最後まで現実的であり続けようとした作家の意識の高さ、苦しみ抜いた構成がセリフの一つ一つを作り上げ今回の秀作を産んだと思う。町田その子という作家に最高の敬意を送りたい。
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No.9:
(5pt)

こころ温まるごはんはメッセージ。

知らず知らずのうちに相手を傷つけているのかも。
自分に満足するために贖罪を繰り返すこと。
それは、相手を慮ることなく、あまりにも自分本位なのかもしれない。
そして、ひとりで悩み続けて、ごはんも食べられないくらい落ち込んでしまうこと。
まわりにはきっと愛情とやさしさをもって手を差し伸べてくれるひとがいてるはずだ。
なによりも、前を向いて歩いてゆくこと。
そして生きていくことが最も大切だと。
人生を支えてくれる、こころ温まるメッセージはここに記されている。
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No.8:
(3pt)

子供がしっかりしすぎ

生みの親と育ての親や親の恋人など、様々な設定でストーリーは彩られていて読みやすい。
ただどのキャラもちょっと狙いすぎているというかとがっていて、大げさに強調感が出てしまう。

家族として上手くいかないことも少しづつ乗り越えていき、支えたり支えられたりの人間模様はラストに向かって心情的に同期していく。

読みやすいし、読了感も良いので番人受けすると思う。
でも全体的には料理の絡ませ方も安易だし、ちょっと読者はこういうの喜ぶよなというような思惑が感じられてしまった。
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No.7:
(5pt)

登場人物を誰一人も見捨てない

町田さん、すごいな、やっぱし。登場人物を誰一人も見捨てない。それぞれの背景をきちんと描いて物語を紡いでる。それがあまりにも自然に描かれているので、本当なら要素の詰め込み過ぎで胸焼けしそうになることも、とてもリアリティを感じさせてくれる。そして登場人物みんなを応援したくなるし、自分も現実世界で何かおせっかいをしたくなる。物語にありがとう。
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No.6:
(5pt)

今作もおいしさひときわ、ほっこり感動の町田ワールド!

テーマは、人は変わっていく、変われる。関係性も変わり、育まれていく。絶望することはない~といったところでしょうか。一つの出来事・事実への、人の捉え方は立場により時に全く違うということも再認識させられます。人の言葉への心の反応を描くことが今回も本当に巧みで共感度抜群!
ご飯の話なら、軽い連作かなと気軽に読み始めたら、しっかりとメインの話がつながり、今作もおいしさひときわ、ほっこり感動の町田ワールド。期待以上の素晴らしい作品でした。読み易いですし、お勧めです。
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No.5:
(5pt)

はぁ〜。

町田その子さんの本はいつも最後に希望があってあったかい気持ちになれる。ドラマ仕立てっていうか、章ずつにテーマのご飯がでてきたのがすごく良かった。何回も涙が出そうになるのを堪えながら読んだ、、
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No.4:
(5pt)

永尾まりやファン

5年ぶりに小説を読みました。きっかけは、永尾まりやさん出演のショートムービーでしたが、どこを演じてたのか気になって買ってしまいました。
久しぶりに泣きました。本当に映画化して欲しい!!
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No.3:
(5pt)

また泣いてしまった。読む場所を考えないと。

みんなそれぞれ簡単には言えない、本人が手放せなかったり、手放してはいけない、辛さを抱えて生きていて。そのなかに一緒にごはんを食べる時間が描かれる。料理の描写も丁寧で自分の目の前にその料理が現れて、いやー食べたいなーと思いながら読む瞬間がたくさんあった。
料理を作れる人を改めて尊敬したし、人のためにできる事の中でもめちゃくちゃ素晴らしい事だと改めて気付けた。自分ももう少し料理をしよう。
町田さんの文章はいつも、読むのが本当はそこまで得意じゃない自分にとってすごくすんなり、しっくりくる。
そして何より出てくる人にたまらなく惹かれる。弱くて強くて。寂しくて温かくて。ダサくてカッコよくて。
辛い事は言えないからこそ辛いんだけど、
誰かに話すのはとても大切な事なんだと、
分かってたけど出来なくて。でもやっぱりそれをしなくちゃいけないんだな、ちゃんと関係を築きたい人には。
希望も含めて、きっと多分何で自分はこんな事話してしまったんだ?みたいな関係になれる人と生きていくのがいいんだろうな。
そして自分もその人にとって、何で話してしまったんだ?って、そんな人になりたいな。そんな事を思った。
ごはんを一緒に食べる事は本当に幸せな時間で、また近いうち好きな人と食べたいなと思った。会いたいなと思った。前よりその時間を大切に出来そうだ。
読んで本当に良かった。自分にも何か人のために出来る事無いかなって、泣きながら少し清々しく素直に思えた。町田そこのさんありがとう。
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No.2:
(2pt)

前2作よりは読みやすかった

『52ヘルツのクジラたち』『星を掬う』よりは読みやすかったけど、やっぱり合わなかった。
うーん…なんだろう…
著者自身がフィルターかかって物事を見ている感じがして、
いつも引っ掛かる…。
フィルターかかってるのは皆そうだと思うけど、そのフィルターが私に合わないです。
だから、読んでて不快になるのかな…
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No.1:
(5pt)

あなたは誰に愛されたいですか?

愛を乞う人がいて、愛を優しく包んでくれる人が居る、そして再生していく物語が、町田さんのテーマかと思うくらい、どの作品も私には優しい涙を流させてくれます。
何もかも後回しにしても一気に読みたいと思って読んで…やはり、裏切らない作品でした。
次の作品も読みたい、次はどの切り口なのか…って思っていても
物語に引き込まれて、時間も忘れて、気がつけば、全ての作品を読んでしまいました。
だから早く次の物語を読みたいと思っていたのに読み終えてしまったので
2回目はゆっくり読みたいです。
(他の作品も何度も読み返してしまうので…)
私の心がカサカサした時には、どんな薬や保湿剤よりも乾燥を防ぎ、潤いを与えてくれます。
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