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夜の道標
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夜の道標の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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| 良い作品だった。息子を虐待する最低な父親には吐き気がするが、逃げるわけでもなく、女に匿われている発達障害者と思われる被疑者の男性がいい。塾経営者の殺害の過程が今ひとつわからないのは残念だったが。 | ||||
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| 登場人物1人ひとりの置かれている背景からストーリーが進みます。 TVでの視聴斗並行して読み進めました。最後に大変重い課題が描かれており、読み応えはありました。 | ||||
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| 結末が意外。 | ||||
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| この作品は改めて筆者の圧倒的な筆力に呆然となりました。 テーマはとても重いですが 登場人物の描写がありきたりでなく丁寧で……とにかく面白いです。 私は芦沢央さんは、タイトルの上手い短編を読ませる方という認識でしたが 「夜の道標」は良い意味で裏切られ感動でした。 | ||||
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| 殺人事件で指名手配されている男性、その友人、犯人の足取りをしている刑事、それぞれの視点で物語が進んでパズルが組み合ったいくように殺人の動機が解明していく。人は一面では理解できない多面性がある。流石に日本推理作家協会賞受賞作品だと感動しました! | ||||
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| 「日本推理作家協会賞」を受賞しているのだからこれは推理小説、ミステリーなんだろう。だが、この 圧倒的な感動は何なんだ。泣けてしようがなかった。塾経営者殺人事件、犯人はその塾の元生徒の 阿久津弦。この塾では登校拒否児童、精神薄弱の児童などが通っているが、殺された経営者は真摯に 子どもたちの問題に取り組みすこぶる評判がいい。その彼をなぜ阿久津は殺害したのか。これがこの 作品の背骨となりミステリーに位置付けられる意味となる。一方、父に虐待され最後は当たり屋になることを 強要される小学校6年生の波留。食事もまともに貰えない彼には毎日が絶望だ。昔の中学校の同級生に 匿われる阿久津と波留がやがて出会うことになる。阿久津自身、やはり当時の言葉でいうところの 精神薄弱児だ。そのためか、やることが純粋で現在35歳の彼と波留との気が合ってくる。心が純粋な 精神薄弱気味の男性と日頃虐待されている少年との出会いという設定だけで、私はもう胸が一杯に なってくる。圧倒的なラストまでのぐいぐいと読者を引っ張っていく芦沢央の筆力を再認識しながら、最後は 泣けて泣けてしようがなかった。 | ||||
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| 昭和のにおいの残る90年代後半。この時代の理解が必要かと。 | ||||
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| どうすれば上手くいったのか、読んでいてとても苦しかった。 | ||||
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| 何の前知識もなく、いわば「ジャケ買い」で選んだ一冊。一言でいえば、とても面白く読んだが、できればもうひと盛り上がりほしかった…というのは期待がどんどん膨らんだがゆえの「欲」だ。十分満足のいく読書だったことは間違いない。 作者が男か女かも知らなかったが、読み進めるうちに、これは女性作家だろうなという気がしてきた。小学生二人の友情が限りなく愛情めいていることや、阿久津が妙にカッコいいことに、女性の書き手を感じた。 日本推理作家協会賞受賞も納得である。しかし直木賞にはまだ届かない…というのも正直わかる気がする。文章はわるくないのだが、ときどき「何か足りない」「もっと書ける」と思わせるものがある。書き過ぎないのがいい、という視点もあるだろうが、それとはまた別の問題として。 犯人の動機は、すぐにピンとくる。ははあんアレか、と刑事たちより先に気づく読者も多いだろう。しかしそんなことはどうでもよい。うまくいけば、宮部みゆきクラスの長編が書ける、力のある作家だと思う。直木賞受賞もきっと近い。 | ||||
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| サスペンスだと思って読み進めていくと、最後に感動がありました。 | ||||
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| 自分は何のために生きているのか。生きるための道しるべとなる。 | ||||
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| 今話題の旧優生保護法の下で起こった事件を主題にしているので、社会派のミステリーとしてとても良かったと思います。結末はホッとするとともに感動しました | ||||
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| ひねりのある、作品 | ||||
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| 最後までどう繋がるのかわからず、読み飽きない | ||||
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| 子供を持てば誰でも親になれる訳ではないだろうが 戸川(被害者)から弦(殺人犯)、そして虐待を受けている少年・波留へ父性のようなものが伝わってよかった 実際には波留の父親が人一倍才能にも 恵まれ、可能性も持っている筈だが 息子の成功も心底望んでいない 「何故手術したのか?」子供を持てない 理由を知った弦に問われた母は、 自身が癒された戸川の言葉を使う 「親になって一人前みたいな風潮で縛られ、生きづらくなる不幸なケースも ある 親という立場じゃないからこそ(私に)出来る事もあるんじゃないか」 とても簡単に責められないが 弦が尊敬している戸川の名前を出して 「うまく説明できなかった」とも言う 切れそうな一本の糸が繋がって 波留が暗闇でも歩ける様になるのは それぞれ困難でも自分より『守る』 誰かを優先できる人達がいたからだろうと思う 少なくとも波留は親になれなかった人たちから『父性』のようなものを受け取った | ||||
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| ちょっとあり得ない話の展開ではあるんだけど、登場人物が交錯する化学反応みたいな緊張感、切迫した空気がスリリングで、途中からは何かに引きずられるようにして頁をめくっていきました。 あれよあれよと進んでいく話の終盤は、すとんと腑に落ちるものではありませんでした。特に、〈長尾豊子(ながお とよこ)〉の話のパートに決着がついていないというか、尻切れトンボで終わってしまったように思えて、そこはかなり気になりました。 とは言え、ある人物の異様な言動とか、二年前に起きた殺人事件の動機の謎とか、ぞくぞくするサスペンスがあって、これはインパクトのあるミステリーでしたね。 この著者の他の作品を何か、読んでみたくなりました。 | ||||
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| よくこんな物語を思いつくなあと感心してしまう。先が読めず、殺人の動機も最後まで謎のまま。大人の小説を堪能しました。 本書の底流には優生保護法への批判があります。それも、専門家や評論家のそれではなく、物書き、ストーリーテラーとしての。そして、本書はそれに成功していると思います。 何故なら、新聞やテレビのニュースだけでは伝わって来ない、当事者の怒りがナマで伝わって来るからです。これこそが小説としての武器ですね。 | ||||
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| 久しぶりに小説を読んだが、各登場人物の細かな心理、行動が書かれており、緊迫感があった。 ただ、犯人の口から殺人の動機を知りたかったし、この後、登場人物がどうなったのかが知りたかった。なので、読後に少しモヤモヤとした感じが残った。 とはいえ、夢中に読めたので星4つ。 | ||||
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| なんだろう、私も生きづらいと思っていたけど、もっと生きづらい人がいるんだと勝手に安心しながら読み進めた。人物の感情描写が繊細で、丁寧に描かれていて、引き込まれた。 子供は、親を選べない。親から愛されなかった子供は、どうしたら真っ当に生きていけるのだろう。それでも、やっぱり、生きていくしかない。人より何倍も濃い人生になるけど、それでも、生きていく。 | ||||
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| 父親から虐待を受けながら当たり屋をしている小学生の波留、波留の友達の桜介、殺人犯の阿久津を匿う同級生の豊子、窓際に追いやられても自分の仕事をし続ける刑事の平良、この4人の視点で物語は展開されていく。 障害児教育、児童虐待、優生保護法など多くのテーマが盛り込まれつつ、自分にとって何が正しいのか、どんな行動をとるべきか、考えさせられる話だった。 阿久津にとって道標のような存在であった戸川を殺害した動悸は何だったのかを探ってく過程の中で、阿久津の人物像が浮き彫りになっていく。 物語には引き込まれたが、最期が駆け足だったのが残念。 豊子はどんな罪に問われるのか、波留の父親はどうなるのかが描かれていなかったし、本書の主要人物である阿久津の視点での戸川との関係性や事件の動機を知りたかった。 | ||||
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