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フクロウ准教授の午睡
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フクロウ准教授の午睡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 昼間は居眠りも,夜になると活発化する謎の男.口グセは「ほう」で名は袋井…と, その奇異に映る言動も含めて,キャラクタを少し作りすぎでは…というのが第一印象. また,『アカデミック・ミステリ』と銘打たれているように,舞台は地方の大学で, 彼が巻き込まれ,巻き込むことで,めぐり巡って学内の騒動が解決していくのですが, 鍵となる人物や出来事など,あれこれと先,そして結末が見えがちなのは物足りません. その一方で,大学運営や,定番とも言える学長選挙を中心にした構成と展開はじめ, 探り合い,騙し合い,それらが収束する終盤は,わかりやすくて良かったと思います. ただ,どんでん返しになるのか,後日談でのタネ明かしについては後出し感が目立ち, 最後の最後でのタイトル回収も,ちょっと気取った風であまり良くは感じませんでした. | ||||
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専任教員数からかなり大規模な、旧制高校が戦後大学に再編されてできたような地方国立大学の学長選挙をめぐる話です。 国立総合大学の学長選は所属する教員数からたいてい医学部VS理工学部の争いとなりますが、人文科学系から候補者を立て実を取ろうと活躍?するのがフクロウ准教授です。 理系出身の作者なので、人文社会科学系の教員は楽で暇だという偏見があるように見えました。フクロウ准教授のように会議、講義、入試などの職務を放り出す教員はいないです。また、いくら見返りとはいえ教授会の承認を経ずにサバティカルなんてあり得ないでしょう。ミステリっぽさもないです。 文科省も設置審も当の大学すらもリベラルアーツ全否定の風潮のなか、人文系学部拡充は是非進めてほしいですね。 レビューを見ますとこの作者さんの他の理系ミステリの方が面白そうです。 | ||||
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