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棘の家



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【この小説が収録されている参考書籍】
棘の家
棘の家 (角川文庫)

棘の家の評価: 3.36/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

議論のための不自然なストーリー?

他の方も書かれていますが、ストーリーはともかく、登場人物の動きの不自然さが目に余りました。
いじめの加害者で殺された子の父親が、いじめ被害者の父であり娘を殺した容疑者の父でもある主人公と、いじめとは何かについて勤め先の会議室で延々語り合う。娘の命がかかっている時に教師としての自分の在り方を考える主人公。教育論、学校問題、ネット・マスコミ論を語らせたいがために登場人物を動かしているように見えます。犯人がわかった後、家族が再生しそうな明るめな終わり方ですが、ここまでに起こったこと、明るみに出たことはどこに行ってしまったの?と思います。
また、「母親が息子に入れ上げると父親は娘の擁護に回り、娘の三者面談に父親が出ることさえある」とのくだりも引っかかります。三者面談に父母どちらが来ても全く普通のことですが、これは発言した登場人物が性別分業に偏見を持っているという表現でしょうか。
御子柴弁護士やヒポクラテスなどのシリーズはとても楽しんでいますが、ノンシリーズものは出来不出来の差が激しく、今回は読んでがっかりしました。
棘の家Amazon書評・レビュー:棘の家より
4041122589
No.3:
(2pt)

父親、色々やることあるだろう

前半はイヤミス系の読み進めにくいけど、引き込まれる内容と思わせ期待値があがる。
ただいざストーリが進むと、登場人物達の行動への違和感がちりばめられる。
この違和感が展開に絡んでくるのかと思いきや、全くそんなことはなくただただそんなわけないだろうという突っ込みどころの提供に終わっていてびっくり。

教職というのを聖職扱いしている人がまだいると思っているのか、家族と教師の狭間という概念が古いし、展開に広がりがない。
社会派ミステリーでもイヤミスでもないし、設定がおかしいので読み進めるにつれ残念な気分になる。
棘の家Amazon書評・レビュー:棘の家より
4041122589
No.2:
(2pt)

人物造形がおかしい

いじめ加害者・被害者の家族を題材にした小説に、奥田英朗の「沈黙の町で」や、港かなえの数冊があるけれど、本作は導入部はさすが読ませる、と思ったものの、どの人物もリアリティが希薄な感じ。主人公は教師としても?だし、父親としても?だし、母親は全くとんちんかんな人。中2の息子の意見をそんなに聞いてどうする。そして相手方サイドも家族も変。特に父親。亡くなった女の子がどういう子なのか全く見えてこないし、誰にも想われてない感じ。主人公のクラスのいじめはどうなったのよ。そっちは放置なの?主人公からも放置だけど、話の上でも放置。消化不良です。
棘の家Amazon書評・レビュー:棘の家より
4041122589
No.1:
(2pt)

同氏の他の作品と比べると

学校でのいじめをかばったことがきっかけでいじめられることになってしまった教師の娘。
娘の思い切った行動から、事態は急速にエスカレートする。
教師としての立場と、父としての立場で板挟みに遭いながら必死に事態の打開を目指すが、更に状況は悪化していって・・・というストーリー。

どんどん追い詰められ系のストーリーでストレスが溜まる話であるが、それだけに偏っているので、愉しんで物語に没入できない。
同氏の他の作品と比しても話に厚みがなく、とりあえず書きました、という感じがしてしまう。
教育現場の苦悩を題材にしたのは良かったが、キャラクターがついてこない印象でした。
棘の家Amazon書評・レビュー:棘の家より
4041122589

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