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報復のカルテット
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報復のカルテットの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| ロシアの国家財産を収奪し、西欧でマネーロンダリングするプーチン一派に鉄槌を下すイスラエル諜報機関の 活躍を描く国際諜報小説。巻末の著者自身の長めの説明を待つまでもなく、内容は極めて 政治的であり、名前こそ伏せていてもプーチンだけでなく米国前大統領のトランプに対する憎悪が 溢れている作品となっている。まあ、それは別にいいのだが、設定があまりにも「漫画チック」というか 現実離れしているというか、そのためにワクワクすることなく読了してしまった。主人公のイスラエル 諜報機関(モサドという言葉は使われていないが)のトップガブリエル・アロン長官が主人公だが、彼は 天才的な絵画修復師。長官自ら(!)現場に飛び出し、チームを引っ張る。さらに、素人ながらチェロの 使い手ドイツ人女性イザベルを自分側のスパイとして使い、彼女が大活躍。プーチンの配下のオリガルヒが 贅沢な生活をしていることを強調するためか、西欧のブルジョア的生活の描写の多いこと。私自身 諜報関係の小説では、ジョン・ルカレを読み続けているためか、こういった破天荒な設定に触れると それだけで読み進めるスピードが落ちてしまう。虚実を混ぜ合わせたような設定は、別に厭わないが、 設定がこれだと、筆者の政治的考察そのものへも疑問の一つも言いたくなってしまう。 | ||||
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