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報復のカルテット



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【この小説が収録されている参考書籍】
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)

報復のカルテットの評価: 3.43/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

歯切れが悪い

シリーズほぼすべての作品を読んでいますが、
これはどうも話の歯切れが悪く、
人物描写も今一つあいまいで魅力に欠けます。
唯一、実在のプーチン氏の残酷さ、あくどさだけ、
事細かに説明されていてイメージしやすい。

ほかの作品は、問題が解決した時点で
物足りないくらいあっさり終わるのに、
この作品はダラダラと事後談が続きます。
残りのページ数にずいぶん厚みがあったので、
どんでん返しがあるのかと期待してしまいました。

ロマンスもアクションもなし。
裏で手を回して監督して処理するだけ。
もう伝説の人物にはご隠居いただいて、
若手の新しい主人公に出てきてもらうほうが
従来の面白さを維持できる気がします。
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251
No.6:
(3pt)

設定が「漫画チック」すぎる

ロシアの国家財産を収奪し、西欧でマネーロンダリングするプーチン一派に鉄槌を下すイスラエル諜報機関の
活躍を描く国際諜報小説。巻末の著者自身の長めの説明を待つまでもなく、内容は極めて
政治的であり、名前こそ伏せていてもプーチンだけでなく米国前大統領のトランプに対する憎悪が
溢れている作品となっている。まあ、それは別にいいのだが、設定があまりにも「漫画チック」というか
現実離れしているというか、そのためにワクワクすることなく読了してしまった。主人公のイスラエル
諜報機関(モサドという言葉は使われていないが)のトップガブリエル・アロン長官が主人公だが、彼は
天才的な絵画修復師。長官自ら(!)現場に飛び出し、チームを引っ張る。さらに、素人ながらチェロの
使い手ドイツ人女性イザベルを自分側のスパイとして使い、彼女が大活躍。プーチンの配下のオリガルヒが
贅沢な生活をしていることを強調するためか、西欧のブルジョア的生活の描写の多いこと。私自身
諜報関係の小説では、ジョン・ルカレを読み続けているためか、こういった破天荒な設定に触れると
それだけで読み進めるスピードが落ちてしまう。虚実を混ぜ合わせたような設定は、別に厭わないが、
設定がこれだと、筆者の政治的考察そのものへも疑問の一つも言いたくなってしまう。
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251
No.5:
(2pt)

期待外れでした

評判のシリーズなのですごく期待していましたが、人物、背景、ファッションなどの描写がいかにもあるあるで古臭く、つまらなかったです。
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251
No.4:
(4pt)

読みごたえ!!

鯛へにょ見ごたえがある!!ソ連の折るガルヒの実態なども良く判る!!
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251
No.3:
(1pt)

つまらなかった

とてもつまらない
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251
No.2:
(5pt)

フィクションとノンフィクション!!

ガブリエル、ケラー、他の登場人物と私!
一緒に歳を重ねて歴史を感じています。
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251
No.1:
(5pt)

ロシア対美しきチェリスト。躊躇いのないフィクション

或る長めのサスペンス小説を読んでいましたが、途中放り出して「教皇のスパイ」(2021/3月)に続く〈ガブリエル・アロン〉シリーズの新しい翻訳「報復のカルテット "The Cellist"」(ダニエル・シルヴァ ハーパーBOOKS)を一気読みしました。
 主要な舞台は、ジュネーブ。しかしながら、ガブリエルはヨーロッパを飛び回り、米国へと辿り着きます。
 サラ・バンクロフトが発見した<リュートを弾く女>という名の絵画。そして、反体制派のロシア人・ヴィクトル・オルロフがノビチョクに汚染された書類によって殺害されます。登場するはイスラエル<オフィス>長官・ガブリエル・アロン。対するは、ロシア石油業界のオリガルヒ・アルカージー。ロシアによって仕組まれた謀略が明らかになる中盤から、攻勢に転じるガブリエル側のヒロインは一人のドイツ人チェリスト・イザベル。
 巻を置く能わざる展開が連続しますので、今回もまたストーリーを追うことはやめにしたいと思います。
 新型コロナウィルス後のエスピオナージュとして、また旧政権から(Q政権?(笑))新政権に移行した米国の姿をクライマックスに置きながら、悪辣でアクチュアルな世界の一端を垣間見せつつ、ロシアとその大統領(名前を書くのも憚られます(笑))、その政権の<真実>を追跡した躊躇いのないフィクションとして記憶されることになるでしょう。
 オリガルヒ。核武装したギャング政権のゴッドファーザー。今や現実はフィクションを凌駕して、世界が戦争一色に塗りつぶされようとしています。
 ダニエル・シルヴァは残虐で暴力的なシーンを繰り返し描きながらも、終わってみれば、一枚の絵とチェリストが奏でる音楽がまるでこの世界の守り人・ガブリエルの姿を際立たせるかのように情感をたたえ、私たちを静謐な世界へと戻してくれるようにも思えます。既に戦争が始まってしまいましたから、その世界からもう一つ前の世界へと。
(尚、巻末の「著者ノート」は、必読です)
報復のカルテット (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:報復のカルテット (ハーパーBOOKS)より
4596429251

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