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俺ではない炎上



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【この小説が収録されている参考書籍】
俺ではない炎上
俺ではない炎上 (双葉文庫 あ 71-01)

俺ではない炎上の評価: 3.98/5点 レビュー 83件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 41~60 3/4ページ
No.21:
(4pt)

巧妙な時間差トリック 一気読み必至

他の皆さんが書いている通り、楽しく、はらはらしつつ、一気読みに誘い込まれてトリックにはまる。人情ドラマ的描写もあり。で、最後にそういうことかぁとなる。 犯人の動機の描写が時系列でもっと生々しく、だったら犯行必至だよねぇと思えるものがあった方が個人的には後味が良かったけど、誰でも犯人になりうるという意味ではこれもありですね。読んで損なし。
俺ではない炎上Amazon書評・レビュー:俺ではない炎上より
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No.20:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

「炎上」という言葉から、行き過ぎたネット批判がテーマかと思うが、みんな、謙虚に自己反省して、素直に「ごめんなさい」を言おうよという話。

主人公によく似たタイプの男性が身近にいたから、その人を想像しながら、読み進めていきました。10年前の話がさりげなく挟まれています。叙述トリックですね。正義感にもとづいた殺人にしてはバラバラにしたり、殺し方がエグすぎます。逃亡劇や犯人捜しは楽しかったから、ギャップを感じました。現代は誰もがSNSを使って自己承認、自己肯定している。弱い自分を護るためなのは分かるが、時には「私は悪くない」を捨てて、謙虚に反省して、「ごめんなさい」を言おうよ、と。
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No.19:
(5pt)

一気読み

最初から最後まで終始ハラハラドキドキが止まらず、一晩で一気読みしました。
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No.18:
(5pt)

SNSと繋がり

SNSで殺害犯に仕立て上げられた会社員の逃亡サスペンスと、その殺人事件の真相を巡る謎が絡み合うミステリー。

物語の仕掛はミステリーとしてある程度使われてきた手法かもしれないが、良く出来た構成で、最後まで飽くことなく惹き付けられました。

SNSを上手く駆使したミステリーではありますが、それ以外にも、事件後の会社員の姿から人々との関係性について考えさせられるところも印象が強かったです。
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No.17:
(5pt)

はめられた

違和感なくはめられていきます。良かった。映像化は難しいかな。
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No.16:
(4pt)

すぐに読み返しました

夏実の父親の騒動で騙されましたね (実際は夏実が小学校の時と現在の騒動があるので) おもしろかったけど映像化は難しいでしょうね
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No.15:
(5pt)

今一番、人にすすめたい。。読書がまた好きになった。

読み終えた瞬間、興奮が止まらない。
昨晩読んだが、今日一日中この本のことで頭がいっぱい。
自分は筆者に騙されていた。
書かれていない部分を勝手に想像して補いながら読んでしまっていた。
途中でトリックに気付いた時、
「どこから?!」とページを戻って、全ての確認をしたくなる。
このトリックは活字じゃないと不可能なので、
もし映像化したとしても、小説が一番おもしろいと思う。
「炎上」という出来事のリアル感や現代的な恐怖の描写も違和感なく読め、
途中までは、本当にあった話と聞いてもおかしくない。
途中からは物語のブースト過程において多少のジャンプは有るが、それこそがエンタメの醍醐味として楽しめた。

タイトルが若干損してるかも。。
「炎上」のような言葉を使うと、SNSが舞台で、分かる人にしかわからないとか、
若者に注目を集めるためのタイトルの表層的な浅い作品に見える可能性があるが、
構造的な挑戦もある、家族と人の成長と現代的なミステリーの傑作だと思った。

読書がまた好きになってしまった。。。
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No.14:
(5pt)

(2022年―第68冊)「あなたがやってるのは前進でも後退でもない、停滞の言い訳です」(291頁)

大帝ハウスの中間管理職・山縣泰介は、ある日突然、女性を殺害した真犯人としてTwitter上で名指しされる。周囲からも家族からも疑いの目を向けられて困惑する泰介だが、見に覚えはない。だがその日の夜、自宅の物置に女性の殺害遺体が押し込まれているのを見つけてしまう。このままでは本当に殺人犯にされてしまうと恐れた彼は、やむなく逃亡を図る。
 一方、学園大の学生・住吉初羽馬(しょうま)は、顔見知り程度の「さくら(んぼ)」という学生から、殺害されたのは自分の高校時代の同級生だと告げられる。そして車を持っている初羽馬に、山縣泰介を一緒に追ってほしいと頼むのだが……。
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 浅倉秋成氏の小説といえば、2019年に出版された『 教室が、ひとりになるまで 』はSFと本格ミステリを見事に融合させた秀作でしたし、同じ19年の『 九度目の十八歳を迎えた君と 』は美しも妖しい魅惑の物語でした。また、今年2022年の本屋大賞候補作となった『 六人の嘘つきな大学生 』は群を抜く面白さを持ったミステリで、わずか1日で読み終えてしまったことをよく覚えています。

 最新作は書き下ろし作品の『俺ではない炎上』です。タイトルから私はブラックユーモア青春小説のようなイメージを勝手に抱き、予備知識もないまま読み始めました。
 事件の発端は猟奇的な殺人事件であり、なおかつ、SNSを使った匿名集団による(冤罪被害者に対する)容赦のない私刑(リンチ)の文言が続きますので、暗澹たる物語を読まされる思いが拭えません。そういう小説を手にする気分ではたまたまなかったので、もしこれが初の浅倉秋成氏作品であったならば、中途で放棄してしまうか、しばらく時を置いて気分が上向くのを待ったかもしれません。
 しかし多少の忍耐をしながらも頁を繰る手を休めなかったのは、朝倉作品が、人間に対する信頼を決して手放さないことを物語の最後で強く打ち出すことが常であることを私は知っていたからです。つまりイヤミスでは終わらないことがわかっていたからです。
 この作品もそうでした。紛れもない朝倉秋成氏の小説であり、私の期待する朝倉作品でした。実に鮮やかで爽やかな幕切れが待っています。

 そしてまた、鮮やかといえば、これは読者を鮮やかに欺く物語だといえます。
 この作品は、巧みに読者を罠にはめてくれます。私は最終ページを閉じた後に、朝倉氏の仕掛けた罠の巧妙さ、そして読者である自分の目の節穴ぶりを確かめるため、もう一度小説の要所要所を読み返してみました。この小説に対して自らが抱いていた思い込みは、Twitter上で冤罪被害者を生み出してしまう不特定多数の匿名ユーザーたちの無邪気な思い込みと底がつながっているような気がします。
 この空恐ろしい小説を、私は大いに堪能しました。

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No.13:
(5pt)

天才降臨!

凄まじい作品。
僕らは今、時代が変わる現場に立っているのかもしれない。
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No.12:
(5pt)

またも心地良く騙されました!

一気読みしてしまう面白さ!
伏線を見事に回収する叙述トリック!
そして、これでもかというくらい人間のダメなところを描写しながらも、
真のメッセージでは、人間への希望を残してくれる。
これからも、こういう面白いお話を待っています!
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No.11:
(5pt)

おもろい

主人公はスーパーマラドーナの武智で脳内再生されてた
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No.10:
(4pt)

『六人の嘘つきな大学生』著者の最新作

『六嘘』はフロックではなかった。
『六嘘』が大学生の就活という「今の時代」を切り取ったミステリだとするならば、こちらは「SNS炎上」というこれまた今の時代ならではの物語。

『六嘘』のたたみかけるような解決ではなかったけれども、仕掛けられた大きな謎には気がつくことができず。読了後、なるほど、こう来たか、と唸らされました。
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No.9:
(5pt)

「伏線の狙撃手」に見事に狙撃されるノンストップ冤罪逃亡劇

SNSで世間からも警察からも犯人扱いされた会社員のノンストップ逃亡劇。スピード感があって一気読みでした。読み進めながら犯人予想しては違い、予想しては違い、の繰り返し(苦笑)。犯人が分かった時には「え?え?えぇー!?」でした。そして二度読みして(あぁ、そういうことか)と驚き再び。今回も「伏線の狙撃手」の異名を持つ作者に見事に狙撃されました。
SNSをやったことがない方には初めは少し読みづらいかもしれませんが、全体的にはスラスラ読めます。ライトな読書をしたい方にもお勧めです。

登場人物すべての根幹に「自分は悪くない」「悪いのは自分ではない」という気持ちが鉛のように重鎮していて、それによって生まれる良かれと思っての些細な言動が波紋のように広がり、誰かを苦しめていきます。そういうことは私の中にもあるし、世の中にも溢れているようにも思います。見えない相手も含めて「相手を慮る気持ち」「自分は悪くない、わけでもないかもしれないと思う余地」、大事にしないとな、とライトな読書でしたが色々考える機会になりました。
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No.8:
(4pt)
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作風ネタバレ

中盤までは『ゴールデンスランバー』的なサスペンスかと思いながら読んでいましたけど、作風的には『ハサミ男』『葉桜の季節に君を想うということ』の現代版って感じ。
両作未読の方には、今作は新鮮で,あっと驚ような叙述トリックの作品だと思います。
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No.7:
(5pt)

ネット世論は追い込んでいく。

少々荒っぽくもあるが、想定外の見事な捩じりトリックだった。
インターネット社会がテーマ。
SNSをはじめネットには冤罪を生んでしまう要素があると一石を投じている。
炎上。
状況証拠からロジック立てして、犯人だと特定してしまう恐ろしさ。
名乗らず、心ない無責任な情報は爆発的に増殖し、主観は正当化され極端な行動にシフトしてしまう。
偏った世論が形成されるサイバーカスケードに注意するべきと力説している。
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No.6:
(5pt)

真剣に、2度読みしてしまう優秀作

とにかく、面白い。一気に読んでしまいながら、騙された。もう一度、真剣に読み直す。伏線に気をつけながら。一本の線が出来た!!
抽象的な感想になってしまいましたが、秋成さんの作品どんどん面白くなっている。次作も楽しみです。絶対オススメです。
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No.5:
(5pt)

誰もがやってしまいかねない「俺は悪くない」を面白く描いたミステリ作品

現代に蔓延る自責と他責の問題に着目したミステリ。
俺ではない。
じゃあ誰のせい?
この発想が面白い。
昨今は総発信者時代といわれ、それが総責任転時代の幕開けになっていると言われる。
合言葉は「俺は悪くない」
この作品を読むといかに人は責任を転嫁させて生きているのかが見えてくる。そして自分にも少なからずその節があり、特にSNSでの発信時は注意が必要になってくると喚起させられた。
顕示欲や承認欲求から来る発言。賢く見せるための投稿。自分の綺麗な部分だけを晒すことで本質を見失い、何かのトラブル時は「俺は悪くない」と遁走する。
考えてみると赤面したくなるような場面も描かれていて、読後感として「自分もこのままじゃダメだ」と思い直させてくれる一作。
ミステリとしても終盤一挙に明かされる真実が面白い。騙された!となるミステリ小説としても楽しめます。
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No.4:
(4pt)

騙された!

意外な結末にも唖然というか愕然とします。
読んでる最中の妙な違和感(娘さんの年齢など)の伏線も一気に回収されます。
真犯人について、あともう少し細かく描写があればもっと驚いたかもしれないですね。
逃亡劇もなかなかサスペンスフルでグイグイ読めました。
前作よりも更にグレードUPしていますね!
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No.3:
(4pt)

イッキ読みでした!

350ページほどあり読むのが遅いので5時間ほどかかりましたが、イッキ読みでした!!今まではちょっとぶっ飛んだ設定や意外な視点からのミステリで王道っぽい作品はほぼなかったのですが、この作品はこの作家さんには珍しい?王道な冤罪犯人が逃亡し推理する系の話でした。最後までおもしろく読めました。この作家さんは読みやすい文なので集中が切れず読めます!が、ちょっと分かりづらい叙述トリックがあります。何度か戻って見直したりして理解しなきゃない部分もあります。他人に浅倉さんの本をススめるなら、このほんではなくノワールレブナントや6人の嘘つき大学生かなー。浅倉さんらしいスパイスちょっと足りなかったかもしれません。
SNSとの関わり方、50代と20代の考え方の違いなど社会的な面もうまく作中に取り上げてあり考えさせらる内容でした。
俺ではない炎上Amazon書評・レビュー:俺ではない炎上より
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No.2:
(5pt)

やられた…!

伏線の狙撃手、浅倉秋成の新作。
毎度系統が異なる作品を、ここまでクオリティ高く提供してくれると嬉しくなる。

今作はサスペンス×推理要素が強く、前作の「六人の嘘つきな大学生」が好きな人は今作にも惹かれるのでは無いだろうか。

作者の作品を通して感じるのは、毎度「人間讃歌」。
一見、しょうもない人間(作中では、よく「クズ」と表現される)でも、世界は捨てたものじゃない、見方を変えてみよう、という気にされる。
今作も素晴らしい作品でした。
俺ではない炎上Amazon書評・レビュー:俺ではない炎上より
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