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(短編集)

スイート・ホーム



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【この小説が収録されている参考書籍】
スイート・ホーム
スイート・ホーム (ポプラ文庫 は 9-3)

スイート・ホームの評価: 3.34/5点 レビュー 35件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.34pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(5pt)

心が温かくなる小説

読んでいてこれほど幸せな小説は初めてだった。一般からの募集の体験談の小説化とはいえ心が温まる作品だ。
原田マハの作品は初めてだった。小説家・原田宗典の妹で元キュレーターであることは知っていたが、なかなか力量のある人だ。近いうちに直木賞を受賞するに違いない。
スイート・ホームAmazon書評・レビュー:スイート・ホームより
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No.16:
(5pt)

姉妹と、母親の家族の絆が泣ける

単行本を以前読みましたが、マハさんの本は全てが女性が主人公となっております。母親と、主人公の娘姉妹の絆と新たな家族の絆が泣けて感銘を受けました。是非行ってみたいです。
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No.15:
(5pt)

大人の童話

関西の郊外にある洋菓子店の家族を中心に展開する、連作短編集である。ここには、それこそ小説の主人公になるような特別な人は誰も出てこない。ここに出てくるのは、自分の人生をまじめに、そして誠実に生きている人たちばかりである。大災害などのカタストロフや、犯罪など劇的な出来事も何もない。その人たちが、恋をしてやがて家庭を持ち、ひたむきに生きている姿を、季節の移ろいとともに描いている。ストーリーだけを取り出すと、ただそれだけである。

しかし、この本を読んだ私は、なぜか涙が止まらなかった。感動的な演出や決め台詞などは何もない。ただ、それぞれの登場人物の善と善が相乗効果をもたらして、この上ない幸せな空気が小説全体を覆っている。きっと、そんな幸せな空気に私自身の心の柔らかい部分が刺激されて、「自分もこの世界の住人だったら」という感情などが噴き出して、泣いてしまったのだろう。

もちろん、人生後半戦に入った私は、人間の悪意や卑小な部分がきれいに欠落したこの小説のような世界が存在しないことを知っている。自分自身と他人のそうしたイヤな部分に囲まれながら、わずかに見える人間の善なる部分をうれしく思いながら生きてきた。その善なる部分をより多く触れることが幸せであり、それに少しでも近づきたいと思って日々格闘してきたし、これからもそれが続いていく。

そんな現実があるせいか、人間のそうしたイヤな部分を描き切るような作品こそ、文学的で優れた作品だという声もしばしば聴く。昔は私もそう思っていたが、現実が十分しんどいのに、小説の世界でまでそんな体験をしたくないというのが、人生後半戦の私の偽らざる感情である。

これは私の勝手な想像だが、原田マハさんの読者は若い女性層が中心で、私を含む中高年男性はあまりターゲットにはしていないのではないか。しかし、本作やテレビ化された「旅屋おかえり」シリーズもそうだが、原田さんの描く大人の童話は、むしろ生活に疲れた私のような中高年男性に刺さるような気がする。心が疲れた時、ささくれ立った時に、心に溜まった澱を浄化するために、本作をまた読み返したいと思う。
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No.14:
(4pt)

洋菓子店スイートホームのある街

スイートホームのある街、私も住んでみたくなる。ケンミンショーで、地元自慢をしてるが、この街こそ住んでみたい。そんな気にさせてくれる。  表題作「スイート・ホーム」が、一番の傑作だと思う。読み終えたあと涙が出てくる。 引っ込み思案で、もてるタイプじゃない女の子の話。彼女の住む町が、家が、家族が、そんな彼女の恋を見守ってる。
章が変わるごとに、彼女の妹が、知人たちが幸せになってゆく。そんな話です。
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No.13:
(4pt)

ほっこりする

原田マハさんは大好きな作家さんです。
読みやすく、読んだあとほっこりあったかい気持ちになれました。
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No.12:
(4pt)

甘い、甘い香りがする短編集

私が原田マハさんの小説を読むのは二度目。
マハさんの真骨頂は巡る季節の描写の巧みさだと勝手に思っています。春の暖かな陽気、夏の若葉、秋のキンモクセイに、冬のストーブ。
ケーキ屋「スイート・ホーム」を中心に廻る廻る物語を召し上がれ。
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No.11:
(5pt)

素敵な家族

大好きです
図書館で借りて読み好きすぎて手元に置きたくて買いました
ほっこり温かい気持ちになりますしケーキが食べたくなります
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No.10:
(5pt)

楽しめました。

原田マハさんの本は読むとウキウキしてきます。これからも順次読んでいきたいと思ってます。
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No.9:
(4pt)

原田マハが描く家族の肖像。下塗りはみかん色

著者の作品はアート関連が好きで何作も読みましたが、それ以外のジャンルはいまひとつという印象があったのですが連作短編だというので興味を持ちました。

絵に描いたような幸福。
大金持ちになるわけでもなく大波乱の恋愛があるわけではないですが、心温まる家族とそれを取り巻く人たちを描くハートウォームな世界です。
主人公を変えて同じ街が描かれる連作です。

『サザエさん』と同じように悪人は出てきませんし、悪意や嫉妬とも無縁。片思いあり、両思いあり、失恋あり、受験あり。そして結婚式もあり。
こんな恋、とても素敵と思ってしまいます。

長女の婚約者がやってきて挨拶する場面では思わず目頭が熱くなるほどです。
看板娘が増え、家族が増え、常連のお客さんが増え、眩しいばかりの幸福な、球体のような世界が次第に膨らんでいきます。
全体はキンモクセイのみかん色が基調になっています。お店のロゴもみかん色。
バターの香りとバニラの香り、そして季節にはキンモクセイの香り。

家族揃って毎年同じ場所で記念撮影する場面は『浅田家!』を思い出します。

この世界の住民になりたい、そう思わせる作品です。

アートが全然登場しないなと思ったらボッティチェリの作品のタイトルと同じ作品が最後に登場します。

余談ですが作者の名前「マハ」の由来は以前インタビューで「いつも忙しくマッハでうごいているから」とおっしゃっていましたが、たぶんゴヤの作品を意識されているのだと思います。
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No.8:
(5pt)

是非お勧めしたいです!

とても心温まるお話しでした。
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No.7:
(5pt)

読めて良かったです。

以前あらすじだけ読んで読みたかった本なので、すぐ読み終えてしまいました。
文庫本もほしいと思いました。
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No.6:
(5pt)

あの頃に戻ったような景色です。

舞台は宝塚。情景描写がなんて素敵なんでしょうか。原田さんの文章にもう、ゾッコン。宝塚ファンだったわたくしにとっても懐かしさに、うなずく場面が多々ありました。四季折々の登場人物の描写の見事な絡み、そして胸の思い、生きているって本当に素晴らしい。
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No.5:
(5pt)

優しく穏やかで凄く身近な物語

『スイート・ホーム』という名前のケーキ屋さんを中心に

そこに関わる人たちの物語

「はぁ〜!!!
清々しい〜〜〜(≧∇≦)」

これが読み終わった感想でした。

いいことだけが書いてあるわけじゃないのに、

気持ちの良い人々の
気持ちの良い物語に

“この街に引っ越したい”
と思っちゃった本です☘

優しく、
暖かい気持ちのいい本で
とってもとってもオススメです
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No.4:
(4pt)

優しさが詰まった心温まる連作短編集

原田マハさんの小説です。芸術家を作品のモティーフにすることが多い原田さんですが、本作品は、ハートウォーミングなストーリーに彩られており、良い人ばかりが登場する小説でした。現実の生活をひと時忘れるのに好都合ですし、ほのぼのした空気感が満載ですから、安心して読み進められます。

表紙はAndy Warholが描いた『Multilayered Cake on Stand』で、本作品に通奏低音のように感じられる甘いスイーツを象徴するような表紙が好印象です。

宝塚の山手の住宅地が良く登場すると思っていたら、阪急不動産の宝塚山手台とのタイアップした企画のようです。阪急宝塚線山本駅の高台にある分譲地で、確かに見晴らしも良く、本書の街のイメージ通りの景観が広がっているのを見ると、本作品の背景も理解できました。

読後感は良いですね。
「また来てほしい。でも来てもらっても、さびしい。来てくれなかったら、きっと、もっとさびしい。」なんていうセリフを読むだけで、グッとくるものがありました。
他にも素敵な言葉が散りばめられています。読後感をそこなったら行けませんので省きます。
温かい気持ちになることができるストーリーが連なっていました。
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No.3:
(5pt)

絵に描いたようないい家族

たしかに登場人物が皆いい人過ぎて、夢物語みたいな雰囲気も漂っていましたが、人生の喜びだけではなく、悲しみや迷いも織り交ぜられていて、個人的には程よい甘さでした。

これを読んだ時の自分の心境が悩みの真っ只中だったので、正直、ちょっと嫉妬しそうになりましたが。

悲しい気分の時はそれに浸りたい時もあるし、泣きたい気分の時は泣ける話を希望して読書したり音楽や映画鑑賞することもあるけれど、基本的にはお金を出してわざわざ悲しい気持ちになることもないかなとも思うので、ハッピーなお話歓迎です。

恋に落ちたり、悩んだり、誰しも経験する気持ちが描かれているので、10代20代前半のお若い方にとっては、憧れを抱いたり、勇気をもらえるストーリーなのではないかと思います。現実はそう思い通りにはいかないけれど。
この洋菓子店に出てくるみなさんはちゃんと心を込めて丁寧に仕事をしているので、巡り巡ってちゃんと幸せになっているのかなと感じました。自分もいい仕事をしたいなと思わせてくれました。

↓この辺の言葉がじわじわしみてきました。
『お父さん、ゆうべ、寝る前に言うてたよ。ケーキ作りたいなんて一度も言わへんかったあいつに、ケーキを作りたい気持ちにさせる誰かがおるんやなあって』
『家は、人が住んで、家庭になる。「ハウス」は、人が人と暮らして、時を経て「ホーム」になる。』
『レシピに迷った時は、お父さんが何を食べたいか考えよう。』
ネタバレになるのであまり書けませんが、何度か感動で涙しながら読みました。

阪急とは縁もゆかりもないところに住んでいるのと、若くないのに社会性がないようでお恥ずかしいのですが広告等の関連性にうといためか、いやらしい印象は全く受けませんでした。
スイート・ホームAmazon書評・レビュー:スイート・ホームより
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No.2:
(4pt)

15分に1回泣いてました

全員良い人だったな〜笑
全編、関西弁だけど全然気にならない!
短編毎に毎回ウルウルしてしまい、電車で読むの大変でした笑
季節の描写がとても素敵。
さすが、原田マハさん。
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No.1:
(4pt)

帯どおり、心温まる小説

出てくる登場人物が全ていい人たちです。帯にも、心温まる連作短編集とありますが、そのとおりです。そのため、ほっこりとしたい時、癒されたい時に読むと、とても心温まりますが、そういった小説が苦手な方にはオススメしません。
でも、感動を狙ってるとかではなく、割とさらっとした内容です。話としてはうまく行きすぎて、非現実的な小説かもしれませんが、私は、これを読んで、好きな人がいるっていいな、幸せっていいなと思え、明日も頑張ろうと思えたので、読んでよかったです。
スイート・ホームAmazon書評・レビュー:スイート・ホームより
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