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星を掬う
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星を掬うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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この人は不幸な人たちを題材にした本が多いね。でも結構楽しく読めたなり。 | ||||
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生涯未婚率が25%、離婚率が35%を超えマスコミや政府の奇妙な結婚信仰が薄れていく中、それぞれの事情で集まった女性4人での共同生活。それぞれが不幸な過去を背負っているがそれは一体誰のせいなのか。 主人公含め登場人物の8割がカスで、ずっとモヤモヤしていたけれどその正体は、共感生羞恥、同族嫌悪。都合の悪い事は他責とする、過去に自分でも心当たりがある記憶を掬ったからなのだなぁと思い至りました。 個人的には落とし方や内容を含めて好きになれない本でしたが、不快な方面で感情を揺らされたという事は、素晴らしい本なのだと感じました。勿論、個人の好き嫌いは別として、とても面白かったです。 | ||||
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目を伏せたくなるような現実を色濃く感じさせる作品だったと思いました。 登場人物たちは、自分ではどうすることもできない過去をそれぞれ抱えています。 その痛々しいとも感じる過去からどうすれば救われるのだろうか。 千鶴は、同居人、そして母と関わることで怒りや、衝突、後悔、を繰り返します。 癒せない傷があり、許すことができない事がある。 乗り越えるのでなく、それも含め私だと認める。それぞれが自分と向き合い一歩踏み出す姿に涙が出ました。 | ||||
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描写全てがはっきり見えるくらい、スッと入ってくる。そして何より心の動きが胸を締め付けられるくらい、しっかり伝わってくる。辛くて悲しい事を私も誰かや何かのせいにしている所がある。確かにそうすれば痛みが少しは和らぐ気がするけれど、自分で痛みの中に留まる事を選んでいるんだろうなと思った。強がりではなく、自分の人生を自分のせいにして生きていきたいと思えた。すごく勇気をもらえました。まだまだ修行が足りないなー | ||||
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『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を取った作者による、記念すべき受賞第一作。相変わらず内容が深い。人生を考えさせてくれるし、それでいてエンタメとして成立しているのが凄い。 この作者はまだ若い(私と比べれば遥かに)。けれど、何故ここまで深い洞察と 表現に満ちているのだろう。いったい、この作者には幾つの引き出しがあるのだろうと毎回、毎作、感心する。 これ、絶対映像化されると思う。出来るならTVじゃなく映画でとか、恵真は絶対〇〇さんが良い・・・とか、個人的に理想はあるけど、書くのはやめとこう。 | ||||
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けど、力強く 自分の人生は自分でプロデュースして生きていきたいと 力を貰った。 | ||||
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色々な事情が絡み、今は疎遠となってしまった母を想いながらこの本を読みました。 ちょうど母娘という関係を描くストーリーに、自分を重ねずにはいられませんでした。 疎遠となって数年、今も思い出しては時折傷付けられた記憶に苦しむこともあります。 でもこの本を読んで、自分自身の苦しみの向こうにその時は想像もし得なかった母側の哀しさや苦しさを想像する気持ちのゆとりを得ることが出来ました。 人生の中で経験した苦しさや哀しさに縛られて、その記憶だけで何もかもを卑下してきた自分にはっとさせられます。 確かに、悲しい出来事はたくさんありましたが、記憶を辿り掬ってみれば、それは他者から与えられたものばかりではなかった。 この本の中のように、私がこれから先の人生で母と再会することがあるかはまだ分かりませんが、もしもその時がきたら、この本に出会う前の私よりは、きっと良い時間を過ごせるのではないかと思います。 私の人生は私のもの。 母娘という関係に限らず、様々な関係から傷付き、その記憶や気持ちに思い悩む人々に是非一度は読んで頂きたいです。 何年ぶりかに小説を読みましたが、すぅっと登場人物の感情に入り込みやすく読みやすい文章で、あっという間に読み終えました。 素敵な物語をありがとうございます。 | ||||
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悲しみや不幸を背負った女性ばかりで胸がキリキリするほどツラい話が続きます。 それでも彼女達に悪意を向けた人達に復讐するのではなく幸福になるため進む物語。 勧善懲悪によるカタルシスを求めず、それでも生きていく彼女達を観てホントの人間の強さを知りたい方は読んで欲しい。 | ||||
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へこんでいる時に気づくことがある。 ひとり立ちできるように、こころを成長させることとは。 自分の色とは。 たとえ親子であっても、”ひとにはそれぞれ人生がある”というフレーズ。 それらの”星を掬う”というシチュエーションが幾重にも絡み合う。 失われていく記憶のなかで、”生きなさい”という強く背中を押すメッセージ。 それは、人生を疎かにせずに。 そして、幸せを求めて。 | ||||
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愛猫を亡くした後で読んだので、生命を掬うという感覚に包まれました。 読了して直ぐに保護猫さんの里親になるべく動き、新しい生命が私の側で私の魂を掬ってくれています。 人生の要所要所で町田そのこさんの本を読みます。 | ||||
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自分の人生がうまくいかない理由をどこかに求めてしまう。幼い時の記憶、親との思い出や愛情の深さはいつまでも尾を引くのは事実。でも、どんな状況であろうとも、必ずそこに「愛」はある。それに気づけた時に生きる強さを持てる。愛は深く強い。最後は涙が止まりませんでした。素晴らしい1冊です。 | ||||
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文体が読みやすく、流れもよくて、すらすらと頭にはいってきます。 出てくるキャラクターは、とてもわかりやすく展開も漫画のようで、中盤まではそれほど感情移入せずに読んでいましたが、それでもついつい文字を追ってしまい、クライマックスのたたみかけでは、号泣しました。思い出しても涙がでます。。。母の娘への消化しきれぬ思いと、母だからこその愛情と、その深くて根源的母性に心が持って行かれました。お勧めです。 | ||||
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母に捨てられたことによりその後の人生が上手くいかなくなったと思う娘は元夫が原因で離婚後の人生も苦労をしている。 そんな娘がふとしたきっかけで母親と一緒に住んでいる見知らぬ人との共同生活を送るようになる。 母娘の気持ちが異なる立場によってすれ違っている描写が丁寧に描かれている。 不器用な登場人物達と背景設定によって重苦しい気持ちで読み進めるが、ラストはきちんと着地している。 辛い体験を乗り越える女性の描写としては丁寧で心にしみる部分もあるが、ただ悪役の男たちについては、これで良いのかなという中途半端さは残る。 社会的に弱い立場に寄り添って描く著者らしいスタイルの作品ではある。 | ||||
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