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星を掬う
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星を掬うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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元夫のDVから助け出されて、住まうことになったシェアハウスの大家が主人公を捨てた母親ーーーそのシェアハウスに住む人達の物語 | ||||
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モヤモヤとした名前のつかない感情を、綺麗に、でもハッとするような言葉で表現されていてよかったです。自分の感情や傷など向き合わなければ見えてこない部分を、丁寧になぞってくれます。 自分がわからない、感情と向き合うのがキツい、そんな方に特に触れてほしい言葉で溢れています。 ぜひ物語と一緒に、自分の心の声に耳を傾けて読んでほしい。 | ||||
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DVを受ける娘と認知症の母の話だけで良かったと思う。周囲の人達がこの2人に対するご都合主義で途中からどうストーリーが転ぶのかが予想できてしまった。 登場人物の良い人は良い人過ぎるし悪い人は悪い人過ぎ、根性がひねくれてる人はあまりにもひねくれ過ぎて言動も不快で本当にこんな人間達が存在するのか?と思いながら読むのが苦痛だった部分も多かった。 良い人も良い人過ぎてなんだかなと。 | ||||
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本の中の登場人物が、まさしく生身で語り動く様は映像を観るかの如くです 人間のその時々の感情が文字の上に溢れ出るのが、そのまま自分に同化されてしまい 一気に読ませられる1冊です 親と子は、人と人なのだから… | ||||
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感動しました! | ||||
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母と自分との関係を考えながら読みました。 母との思い出を一つ一つ思い出して、自分の娘のことを思い出しました。 | ||||
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新品とは思えない汚れ、カバーや破れ、返品を求めたいです。これまでで最も最悪な梱包と状態でした。 | ||||
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その人物の行動だけを見たら私には理解できない。 でも人それぞれにはその行動をとる理由があって、それを知るたびに胸が締め付けられ、同時にその人物が愛おしくなる。 最後には涙が溢れて溢れて止まらなかった。 だけど読み終えた後は心が洗い流されたようなそうな世界が少し明るく見えるようなそんな作品。 | ||||
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認知症については少し考えさせられた。 ストーリーはありふれた感あり。 | ||||
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千鶴と聖子親子の物語が紡がれていく様子にひきこまれた。 しかしこの作品にはDV、パワハラ、モラハラ等、胸糞悪くなる男たちが登場するのだけど 小説と分かりながらも、ワナワナしてしまった。 町田作品は数冊読んできてすべて良かったのだけど 聖子の言葉や娘達を守る行動にウルウルしてしまった。 (自分自身が聖子と同年代だからだろうか) 涙腺が一番ゆるくなった一冊だった。 もし映像化するなら是枝監督、聖子は鈴木京香さんで観てみたい | ||||
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それでもやっぱり母が私を助けてくれた。 心の蟠りが解けていく描写にご注目下さい。 | ||||
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2度と読みたくないと思った。でも続きは読みたい。 暗い沼を覗き込んだら手が伸びてきて胸ぐらをつかんで引きずり込まれた感じ。底にはDVで気が変になるほど追い詰められた女や母から捨てられた娘、娘に捨てられた母、美人ゆえに言い寄る男の暴力で男性恐怖症になった女、17才で妊娠してるのに男に逃げられた女、日々記憶が失われていく母も居る。絶望が渦を巻く。 でも救いの手を差し伸べてくれる人がいる。ひとりじゃ無い。「大丈夫、あなたは出来る子だから」その言葉を信じたい。沼から出た時光に包まれる感じがした。続きが読みたい。絶対光の物語だから。 認知症は記憶や感情を心の底に沈める病気だと言う。ときどき、ポコッて小さな泡が浮かび上がる。そっと手のひらで掬う。すっかり忘れていた想い出や感情が星なんですね。彼女もまだ若い。お医者さんが言うように良くなるはずだから。きっと。 | ||||
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親子と言っても、人間と人間。 理解できないことも、意地を張ることもある。 という、当たり前をあらためて考えさせられる名作でした。 序盤、主人公の境遇が過酷すぎて読み進めるのが辛いくらいだったけど、やっぱり人は出会いに助けられるのですね。 | ||||
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親子でも母と娘は少し特殊な関係性をもつ。 血縁であってもそもそもの相性もあるし、母親が娘の人生に自分を自己投影してしまうこともある。 いわゆる毒母である。 本書は幼いときに去った母との確執がメイン。 その後の人生に影響を及ぼし、常に母を恨んでいる主人公である。 ひょんなことから、再会を果たして人生が動き出すのであるが。 なかで出てくるDVの描写などが壮絶で、胸にせまる。 シェアハウスのようなところに集う登場人物たちもキャラが立っている。 が、いかんせん母親の魅力の表現がもうひとつであった。 この人だからこそ、みたいなものがあったらもっと深みがでたのかもしれない。 親との関係が壊れてしまった人はどう生きればいいのか。 壊れた子を親はどこまで救えるのか。 本書は、再生がテーマではあるが、 なんだかんだ母親という役目を降りてしまったことの罪が問われてしまい、 それがテーマを不必要に重くしている。 | ||||
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本のタイトルの意味が深く心に刺さります。この本を読んで、自分が強くなった、そんな気がしてしまうのです。 | ||||
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最高に良かったです。 「52ヘルツのクジラたち」を読んでとても良かったので、こちらも読んでみました。 文体が自分に合っているのか、とにかく読んでいて心地良いです。 ★7つくらいつけたいくらいオススメです! | ||||
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わたし(芳野千鶴)は、パン工場に勤めている。弥一(やいち)という男と結婚していたのだが、「でかいことをする」と言って次々と事業を始めては失敗を繰り返し、莫大な借金だけが残った。千鶴もついに我慢できなくなり、逃げ出したのだが、居所を突き止められ、弥一は金をせびりに来るようになった。口答えすると暴力を振るわれる。どうしようもない現実の中で、昔自分を捨てた母と出会うことになる千鶴だが。 その母(聖子)は若年性認知症になっていた。芹沢恵真(せりざわえま)と、九十九彩子(つくもあやこ)という2人の女性と一緒に暮らしている。弥一から逃れるため、千鶴は母の家で暮らすことになった。 彩子さんは、母が家政婦をしていた家主が彩子さんの勤める介護施設に入所したことで知り合ったという。家賃光熱費がタダで住む代わりに、家事をしてほしいという取り決めがあったようだ。恵真のほうは、高校生のころから千鶴の母に世話してもらっていて、母のことを「ママ」と呼んでいる。しかし、戸籍上や血のつながりはない。 一緒に暮らし始めた母子だが、2人ともあまり幸せそうには見えない。母は千鶴のことを暖かく迎えることはなく、娘は捨てた母親のことを恨んでおり、いつまでもそのことを引きずっている。 弥一の暴力のせいでPTSDになっていた千鶴。だが、何の問題もなさそうに見えた彩子と恵真もそれぞれ悩みを抱えていた。 そうこうしているうちに、母の認知症は進んでいく。そんな中でも、少しずつ成長していく千鶴の様子には希望を感じる。かなりショッキングな場面もあるが、それを含めて受け止める価値のある作品だと思う。 | ||||
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傷口に塩を塗る‥そんな関係を強いられている主人公、千鶴。元夫から、捨てられた母親から容赦のない扱いを受ける。『52ヘルツのクジラたち』を書いた 町田さんならではの、心をえぐり出していく描写。これでもかこれでもか、と千鶴をうちのめす。そんな内容でありながら目を離せないのは、『星を掬う』という美しい タイトルのように、いつか千鶴が煌めくものを手にすることができるのか、という読み手の切な願いがあるから。 テーマは母に捨てられた娘の行く末 である。それに元夫の DV が加わる。ネタバレになるのでここまでしか書かないが、このストーリーの内容を「こんなことあるわけない」と思える人や 、「小説 だから ドラマティックに仕立てたのだろう」 と思える人は幸せな人だ。3組に1組が離婚するという日本の現状の中で、母に捨てられた子は多いと思う。あの 瀬戸内寂聴さんだって、可愛い盛りの3歳の娘さんを捨てて、恋の道を選んだぐらいだから。(だから私は瀬戸内さんが苦手である) 主人公の千鶴が いつまでもそのことを引きずっているのもよくわかる。生半可なことで母親を許せないのもよくわかる。子どもにとって母親に去られたという事実は深い傷になるのだ 。その傷は生涯ふさがることはない。このレビューを書いている時でさえ、私の胸はチクチクと痛む。私も母親にあまり愛される子ではなかったから。 これから読む人は主人公の千鶴が、きらめく星を掬うように母を許せる日が来るのか 、それとも 最悪の結末が待っているのか、頭の片隅に留め置きながら読み進めて欲しい。前作に次ぐ秀作である。 | ||||
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人間的基本能力・生活能力・コミュニケーション能力、それらが押し並べて低く、更に悪いことは全て他人のせい、社会のせいにする、捻くれた性格で、また人の好意を踏み躙って平気でいるという、絶対に関わり合いになりたくない女性が主人公である。 そういう人物が、様々な人と関わっていくことで、最後は真っ当な人間になるパターンかな、と思って読み進めると、そのとおりだったので、何の意外性もない小説。 ほぼ、その底辺の人間ばかりが出てくる。こんな人、居るのかなあ、居るんだろうなあ、と鬱陶しさ満載の展開で、後半は斜め読み・読み飛ばしで読了。 「あ、これ私のこと!」と感情移入しながら読む読者対象か?この作者の本は二度と読まないと思います。 | ||||
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面白かったんだけど、テーマを詰めこみすぎて、ちょっと大味になってしまった感がある。 映画化には向いていて、脚本が作りやすそうだし、きっと良い映画になると思うが、小説として見るとあまり高くは評価できない。 | ||||
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