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星を掬う
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星を掬うの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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元夫のDVから助け出されて、住まうことになったシェアハウスの大家が主人公を捨てた母親ーーーそのシェアハウスに住む人達の物語 | ||||
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モヤモヤとした名前のつかない感情を、綺麗に、でもハッとするような言葉で表現されていてよかったです。自分の感情や傷など向き合わなければ見えてこない部分を、丁寧になぞってくれます。 自分がわからない、感情と向き合うのがキツい、そんな方に特に触れてほしい言葉で溢れています。 ぜひ物語と一緒に、自分の心の声に耳を傾けて読んでほしい。 | ||||
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本の中の登場人物が、まさしく生身で語り動く様は映像を観るかの如くです 人間のその時々の感情が文字の上に溢れ出るのが、そのまま自分に同化されてしまい 一気に読ませられる1冊です 親と子は、人と人なのだから… | ||||
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感動しました! | ||||
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母と自分との関係を考えながら読みました。 母との思い出を一つ一つ思い出して、自分の娘のことを思い出しました。 | ||||
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その人物の行動だけを見たら私には理解できない。 でも人それぞれにはその行動をとる理由があって、それを知るたびに胸が締め付けられ、同時にその人物が愛おしくなる。 最後には涙が溢れて溢れて止まらなかった。 だけど読み終えた後は心が洗い流されたようなそうな世界が少し明るく見えるようなそんな作品。 | ||||
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千鶴と聖子親子の物語が紡がれていく様子にひきこまれた。 しかしこの作品にはDV、パワハラ、モラハラ等、胸糞悪くなる男たちが登場するのだけど 小説と分かりながらも、ワナワナしてしまった。 町田作品は数冊読んできてすべて良かったのだけど 聖子の言葉や娘達を守る行動にウルウルしてしまった。 (自分自身が聖子と同年代だからだろうか) 涙腺が一番ゆるくなった一冊だった。 もし映像化するなら是枝監督、聖子は鈴木京香さんで観てみたい | ||||
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それでもやっぱり母が私を助けてくれた。 心の蟠りが解けていく描写にご注目下さい。 | ||||
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2度と読みたくないと思った。でも続きは読みたい。 暗い沼を覗き込んだら手が伸びてきて胸ぐらをつかんで引きずり込まれた感じ。底にはDVで気が変になるほど追い詰められた女や母から捨てられた娘、娘に捨てられた母、美人ゆえに言い寄る男の暴力で男性恐怖症になった女、17才で妊娠してるのに男に逃げられた女、日々記憶が失われていく母も居る。絶望が渦を巻く。 でも救いの手を差し伸べてくれる人がいる。ひとりじゃ無い。「大丈夫、あなたは出来る子だから」その言葉を信じたい。沼から出た時光に包まれる感じがした。続きが読みたい。絶対光の物語だから。 認知症は記憶や感情を心の底に沈める病気だと言う。ときどき、ポコッて小さな泡が浮かび上がる。そっと手のひらで掬う。すっかり忘れていた想い出や感情が星なんですね。彼女もまだ若い。お医者さんが言うように良くなるはずだから。きっと。 | ||||
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親子と言っても、人間と人間。 理解できないことも、意地を張ることもある。 という、当たり前をあらためて考えさせられる名作でした。 序盤、主人公の境遇が過酷すぎて読み進めるのが辛いくらいだったけど、やっぱり人は出会いに助けられるのですね。 | ||||
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本のタイトルの意味が深く心に刺さります。この本を読んで、自分が強くなった、そんな気がしてしまうのです。 | ||||
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最高に良かったです。 「52ヘルツのクジラたち」を読んでとても良かったので、こちらも読んでみました。 文体が自分に合っているのか、とにかく読んでいて心地良いです。 ★7つくらいつけたいくらいオススメです! | ||||
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わたし(芳野千鶴)は、パン工場に勤めている。弥一(やいち)という男と結婚していたのだが、「でかいことをする」と言って次々と事業を始めては失敗を繰り返し、莫大な借金だけが残った。千鶴もついに我慢できなくなり、逃げ出したのだが、居所を突き止められ、弥一は金をせびりに来るようになった。口答えすると暴力を振るわれる。どうしようもない現実の中で、昔自分を捨てた母と出会うことになる千鶴だが。 その母(聖子)は若年性認知症になっていた。芹沢恵真(せりざわえま)と、九十九彩子(つくもあやこ)という2人の女性と一緒に暮らしている。弥一から逃れるため、千鶴は母の家で暮らすことになった。 彩子さんは、母が家政婦をしていた家主が彩子さんの勤める介護施設に入所したことで知り合ったという。家賃光熱費がタダで住む代わりに、家事をしてほしいという取り決めがあったようだ。恵真のほうは、高校生のころから千鶴の母に世話してもらっていて、母のことを「ママ」と呼んでいる。しかし、戸籍上や血のつながりはない。 一緒に暮らし始めた母子だが、2人ともあまり幸せそうには見えない。母は千鶴のことを暖かく迎えることはなく、娘は捨てた母親のことを恨んでおり、いつまでもそのことを引きずっている。 弥一の暴力のせいでPTSDになっていた千鶴。だが、何の問題もなさそうに見えた彩子と恵真もそれぞれ悩みを抱えていた。 そうこうしているうちに、母の認知症は進んでいく。そんな中でも、少しずつ成長していく千鶴の様子には希望を感じる。かなりショッキングな場面もあるが、それを含めて受け止める価値のある作品だと思う。 | ||||
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傷口に塩を塗る‥そんな関係を強いられている主人公、千鶴。元夫から、捨てられた母親から容赦のない扱いを受ける。『52ヘルツのクジラたち』を書いた 町田さんならではの、心をえぐり出していく描写。これでもかこれでもか、と千鶴をうちのめす。そんな内容でありながら目を離せないのは、『星を掬う』という美しい タイトルのように、いつか千鶴が煌めくものを手にすることができるのか、という読み手の切な願いがあるから。 テーマは母に捨てられた娘の行く末 である。それに元夫の DV が加わる。ネタバレになるのでここまでしか書かないが、このストーリーの内容を「こんなことあるわけない」と思える人や 、「小説 だから ドラマティックに仕立てたのだろう」 と思える人は幸せな人だ。3組に1組が離婚するという日本の現状の中で、母に捨てられた子は多いと思う。あの 瀬戸内寂聴さんだって、可愛い盛りの3歳の娘さんを捨てて、恋の道を選んだぐらいだから。(だから私は瀬戸内さんが苦手である) 主人公の千鶴が いつまでもそのことを引きずっているのもよくわかる。生半可なことで母親を許せないのもよくわかる。子どもにとって母親に去られたという事実は深い傷になるのだ 。その傷は生涯ふさがることはない。このレビューを書いている時でさえ、私の胸はチクチクと痛む。私も母親にあまり愛される子ではなかったから。 これから読む人は主人公の千鶴が、きらめく星を掬うように母を許せる日が来るのか 、それとも 最悪の結末が待っているのか、頭の片隅に留め置きながら読み進めて欲しい。前作に次ぐ秀作である。 | ||||
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町田そのこ氏の作品を初めて読みました。前半はかなり思い雰囲気ですが、後半は各登場人物が自分の過去と現在に向き合い、未来に歩みを進めていくストーリーになっています。 他人には他人の状況や考えがある、自分が全てでは無いとはわかりつつも、自分の状況が厳しくなると自分本意になってしまう、そんな事を改めて認識させられます。 にしても男性登場人物がかなり問題あり。。 | ||||
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主人公の千鶴は、両親が離婚する直前に母親(聖子)と自動車旅行に出かけている。旅行を最後に母親と別れ、父親や同居していた祖母も亡くなり、結婚相手の弥一はDVがひどい。千鶴はラジオ番組に投稿した話がきっかけで、母親と再会する。すでに母親は若年性認知症を患い、世話をする恵真と彩子との共同生活に加わった。千鶴は自分を捨てた母親を憎んでいる。また、彩子は子供に捨てられたと思っている。恵真は子供の頃のトラウマで男性恐怖症だ。そこに、彩子の娘である美保が未成年で妊娠し、父親には結婚直前で逃げられた状況で共同生活に加わる。美保はこんな境遇になったのは母親の責任だと言い張り、責任をとって面倒をみるように彩子に迫る。千鶴がそんな美保を見ると、実は千鶴が実母の聖子に抱いている態度も同じだということに気が付く。まさに「人の振り見て我が振り直せ」だ。不幸を他人のせいにするのは楽だけど、それだけではいけないことを教えられた。 | ||||
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連続して、町田そのこ氏の作品を読了。テーマは重いです。離ればなれになった母を慕いつつ恨みつつ、偶然のきっかけで約20年ぶりに再会。しかし、若年性アルツハイマーに病んでた母と、そこで介護している二人の女性。自分の現在は母に原因があると恨む中で、一緒に生活している二人の女性たちにも、母と娘の関係で、暗い過去を引きずっている。母と娘のキズナが痛いほど伝わる深い作品です。 | ||||
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2021年の受賞に続き2022年の本屋大賞候補作品だそうだが自分にとっては初読み作家町田その子、でした。 最初からやられる主人公含め4人の女性たちの、不幸のフルボッコ状態に、いったい全体この作者はオイラをどこに連れてゆくつもりなんだろうか・・・・と途方に暮れてしまった。。。。。 ストーリーも、エンディングも、すでにSNSで自分が旧知の読書人たちはとっくに読み終えており、それぞれに賛も否も含めてアツぃ投稿がしっかりと上げられているのでネタバレ説明は割愛させていただく。 自分にとっては、この作品は、或いはこの作者からのメッセージは、人並み以上テンコ盛りで受け取ったのだが、 (千鶴の不幸メンタルに思うところも、クソ男たちへの反感も、認知症介護の辛そうなところも、母子の最終章に涙するところも、、、、だ) それをハイテンションでこの場に書いて人の目にさらすのは書くべき旬を逃している、また、粋ではない気がする。 この、僕たちの世の中は今現在でも、ある地域では苛烈な殺し合いが行われたり、国家規模で人権弾圧や圧政が継続されていて、悲惨の極北状態にあることは疑いようもない。 この現実の前ではこの物語の中の不幸は、比べようもなく小さいものかもしれない。 だが、その小さい不幸が、その真ん中にいる当事者にとっては、自力では何ともならない、永遠に抜け出せない地獄の日々であることも、また動かしがたい現実なのだろうと想像する。 僕たちは幸か不幸か、後者の世界にいる(明日か、来月かに世界がはどうなってしまうかは知るよしもないのだが。。。しばらくは大丈夫・そうな気分で日々を生きている) そんな現況の中、読了した自分は、この本自体の感想や、この作者が投げたメッセージよりも別のこと「本を読む、ということ」「本を読む、意味」について考えることにした。 もし自分が、或いは、娘が人生のどこかで、この本の女性たちのような苦しい局面に遭遇したら、どうだろう? いや、程度の差こそあれ、同様の苦境には生きているうちには、必ず巡りあってしまうに違いない。 その時に、昔この本を読んでいたら?この本によって苦悩と再生を疑似体験できていたら?この登場人物といっとき心をシンクロする時間をを持っていたら? その現実世界で遭遇した苦境は、先の見えない真っ暗なトンネルにはなっていないはずだ。 初見の絶対クリア不可能の障壁ではなくて、 一度、本の世界で経験したことのある困難で苦しいが越えることのできるハードルの一つとして、その苦境を俯瞰で見ることができることだろう。 この読書の効能って、こじつけでご都合主義っぽいけど、自分には結構的を得てるんじゃないかと思っている、この本を読んだ後では特にその思いを強く持った。そう思ってくれる読書人も多いと信じている。 もう一つ言えば、この「本の薬」は心身ともに健康な時から恒常的に服用すべきだ、実際に体調が悪くなったり、ヤバい状況になってしまったときには、薬を飲む意欲も持てず、沼から抜けようとする気力さえもなくなってしまうからだ。 生活習慣もダイエットも、読書も、常日頃から、、というわけだ。。。。。 | ||||
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連続のテレビドラマを見ているみたいです。次が読みたくて仕方ない。 | ||||
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コロナ禍で買い物もままならず、自宅待機が多かったので、Amazonで購入出来て、翌日には届き、また作品も良かったのでとても満足しています。 | ||||
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