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同志少女よ、敵を撃て
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同志少女よ、敵を撃ての評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全418件 381~400 20/21ページ
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| 星一つのレビューをざっと読んだが、すべていちゃもんレベルなので無視してよい。噂通り圧倒的な筆力で一気に読ませる。登場人物のキャラ設定や死に時、死に方が見事である。凡百な作家なら主人公は敵方(特に彼)へもっと感情移入しただろうが、最後までドライなのも素晴らしい。既に活躍中の作家でも、この水準の冒険小説を書ける人が日本に何人いるだろうか? 以下、ややネタバレ。 この手の小説にお決まりとなっているプロローグ、これは不要ではないか?芝居のカーテンコールみたいで興醒めだし、たいした情報も入っていない。戦時中の場面で終わっていたら文句なしの星5つだったが、問題提起のため1つ減らさせていただく。それにしても見事な作品でした。 | ||||
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| まず、言えるのは読むか読まないか迷ったら読むべしです! 独ソ戦と言う第二次世界大戦でも、最も犠牲者が出た戦いを舞台に主人公の少女が復讐だけを目的に優秀な狙撃兵になる。特に後半パートの盛り上がりはクライマックスがなんたるかを分かった作り方。 新人とは思えない修悦さ。だけど大まかなストーリーの流れは受賞作としてのセオリーを抑えてますね。 それにしてもアガサ・クリスティ賞ってカバーする範囲が、意外と広いんだなと。 昔、クリスティの本を読みまくった私は何となく思いました。 | ||||
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| テーマは重く長い作品ながら少女が主人公であることが軽やかさにつながるのかスラスラと読ませる。もちろんそれだけの文章力と構成力があり、文学作品を思わせるようなところもある。長いのが少し気になるところもありつつ、終わって欲しくない思いもありつつ楽しませてもらいました。 | ||||
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| まだあまり読んでいませんが リアル感があります。 描写が迫力あります。 | ||||
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| 展開が早くどんどん先を読みたくなります。主人公とともに戦争の悲惨さ、凄惨さも疑似体験していくことになりますが、重く感じる前にテンポよく引っ張られていました。 | ||||
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| 本書は、ドイツ軍・ソ連軍合わせておよそ3000万人という戦争史上最大の死者を出した「独ソ戦」を舞台に、セラフィマという一人の女性狙撃兵の視点で描かれた戦争史である。 セラフィマとその周りを取り巻く多くの登場人物は架空の人物であり、撃つか撃たれるか、殺すか殺されるかなどといった戦争におけるミクロな戦闘描写は、主にこれら架空の人物同士によって描かれる。 一方でヒトラーやスターリン、確認戦果309名を射殺したソ連最高の女性スナイパー「リュドミュラ・パヴリチェンコ」など、実在した人物も登場する。 またドイツの急襲による戦争の開幕から、苛烈を極めたスターリングラード攻防戦、クルスカの戦い、ケーニヒスベルグの戦いなど独ソ戦におけるマクロ的な流れは史実に則っており、フィクションとノンフィクションを巧みに交えて描かれた長編小説だ。 この作品の魅力を一言でいうと 「一兵士の視点で戦争のリアルを知れること」だと思う。 ソ連の平和な村で育った主人公・セラフィマは、突如村を襲ったドイツ軍によって唯一の家族である母や村の人々などすべてを失う。 そこに救援に来た赤軍(ソ連の陸軍)の女性教官長イリーナに拾われ、狙撃兵として育てられるところから物語は始まる。 読者はこのセラフィマの視点で数々の戦場を共に巡ることになるが、常に死と隣り合わせである戦場の緊迫感や、戦車の砲弾や戦闘機による一斉掃射、手榴弾などによっていともたやすく命が奪われていく無慈悲さなど、戦争の血生臭さをその場にいるかのように感じさせられる。 兵士一人ひとりの心情描写には「きっと自分が戦場に立ったらこんな気持ちになるんだろうな…」と思わせられるし、舞台となる戦場の情景描写は、読者の頭の中にリアルな戦場を浮かび上がらせる。 それほどに的確で生々しい文体、表現で描かれており、教科書的に知っていた「戦争の怖さや虚しさ」というものを、より深堀りして色付けしてくれるような作品だ。 反面、女性狙撃兵たちのシスターフッド(女性同士の絆)や、戦場で急きょ共同戦線を張ることになる男兵士たちとぎこちなくとも打ち解けていく様子など、緊迫した状況の中にもほろっとさせられる場面もあり、長編にも関わらず絶妙な緩急で最後まで飽きずに読ませてくれた。 (”緩”と”急”の割合的には1:9ぐらいだが…笑) 学生時代は社会科科目は並べて大嫌いだった自分だが、本小説を読み進める上でわからない戦争の名前や兵器の名前をひたすらググって調べたおかげで、独ソ戦や第二次世界大戦に興味を持てたし少し詳しくなれたのは良かったなと思う。 世界史好きならぜひ読んでほしいし、逆に自分のような歴史を避けてきた人間でも没頭して読める小説だと思う。 アガサ・クリスティー賞史上初の、選考委員全員が5点満点をつけたという本作品。 気になった方はぜひどうぞ。 | ||||
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| 巻末の参考文献一覧を見て驚いた。物語に登場する、凄腕女性スナイパーのリュドミラ・パヴリチェンコが実在の人物だったとは。 ヒロインのセラフィマは、侵攻してきたドイツ軍に故郷の人々を皆殺しにされた。そこには母親も含まれる。ドイツ軍を追い払った赤軍の女兵士・イリーナに「戦いたいか、死にたいか」と問われる。村を焼き払われると知ったセラフィマは、ドイツ軍とイリーナへの復讐のため、狙撃兵養成学校に入学する。 厳しい養成学校の課程を終えてすぐに、セラフィマたちは戦場に送り込まれる。激戦地を転戦するうちに、戦友は一人また一人と死んでいく。それも無残な死に方で。圧巻はスターリングラード攻防戦だ。数滴に劣勢な部隊は、相手のスナイパーと駆け引きをしながら体勢の挽回を図る。そこで、母親と村人の敵である、ドイツ軍スナイパーと交戦するのだが……。 ケーヒニスベルク包囲線を含め、真に悲惨な戦いとはどういうことかをリアルに描いている。また、戦後の期間兵士のPTSDについても具体的に述べている。いったん戦争が起きれば、このように悲劇的な事態を生ずる、というのは、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガニスタン戦争を通じて、世界は知っているはずなのだが、未だに戦火が収まる気配が見えない。戦争の無意味さを問うという意味でも傑作と言えると思う。 | ||||
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| 読み始めたら圧倒的にに引き込まれた。読後感といい、今までのアガサクリスティー賞の中でも抜きん出ている作品!独ソ戦、当時のソ連の女子狙撃兵等の設定に日本人には馴染み難い点があるかもしれないが、岩波新書などで「独ソ戦」がベストセラーになる昨今なら特にとっつきにくいとは思わないし、他の類似する作品賞受賞作品など足元にも及ばないエンターテインメント性、ストーリー制どれをとっても素晴らしい。次回作を楽しみにしている。 | ||||
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| 戦争ものが好きなため、読んでみました。 結論、とてもおもしろいです。物語としてスラスラ読めるし、表現も難しくないためおすすめです。 第2次世界大戦時のロシア (ソ連)の状況などはよく知らなかったが、とても解像度が上がった。 特にスターリングラードでの戦争シーンは緊迫した状況がとてもおもしろい。 終わり方や要所要所の表現に少し幼さを感じたが、全体的に面白いです。 | ||||
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| 自分はソビエトロシアの歴史が大好きです。 本作品はソビエトを舞台にした少女達の冒険活劇です。 非常に楽しくのめりこんで読むことができました!個人的には大満足の作品です。 ただ、いわゆる日本のアニメ文化的な感性を全く受け入れられない方には不向きかなと思います。 そのような批判も見られますが、小説なんて言ってしまえば作者のエゴ、そうであるべきと思います。 歴史書ではないのですから。 | ||||
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| 史上最大の市街戦と言われるスターリングラードの戦いに女性スナイパーが赴く。この設定がまず面白かったです。戦闘描写は緻密で、特に手練れの狙撃手同士の戦闘は体が少しでも敵に露見したらアウトと迫力満点でした。多くを失った人が更に命を奪われ、生き残っても特殊な環境下にいた事による後遺症に悩まされる戦争の無慈悲さも伝わってきました。登場人物の感情表現がちょっとラノベっぽいところもありますが、トータルで充分に面白いと思える作品でした。 | ||||
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| 大変面白く、500ページの長編を一気に読み通しました! 生きると云うこと、戦うということの意味を考えさせられました。 超お勧めです。 | ||||
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| 高校の授業等で世界史を習っています。ですが戦時中の部分では確かに女性という存在は出てこなかったなあ、と。マタ・ハリなどの名前は耳にしましたが、それでもスパイ容疑の話でした。 なので実際に戦地に赴いて戦うのは男性だけ、というイメージが強かったので女性視点の戦場を捉えているこの本は新鮮な気持ちで読めました。 他の方のレビューでは史実と大幅に違うなどの指摘を拝見し、戦時中の歴史にとても興味が湧いたので、これをきっかけに世界史の勉強を頑張りたいと思います。 | ||||
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| 戦争の意味を問いかける点は女性狙撃手という視点で独特であり、中盤までのストーリー構成も惹きこまれる。 史実をもとにしており歴史をなぞるような感覚でありながらも、主人公の架空物語を違和感なく溶け込ませており、狙撃手という仕事も丁寧に描かれる。 戦場においての女性同士の連携という着眼点が光る。 ただ心理的な点や人間関係は、戦争という舞台において薄い。 全体的には面白いが、後半はやや冷めた視点で読んでしまう点もある。 それでも新人という点を考えれば、今後も楽しみ。 惜しむべきは帯が絶賛すぎて期待が高まり過ぎて、結局そこまで面白いかなという感想になってしまう点。 | ||||
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| 第二次大戦下、ドイツ軍のソ連侵攻により、故郷の村や家族、隣人、全てを失った少女セラフィマ。母を殺したドイツ軍狙撃兵への復讐を生きるヨスガとして、過酷な戦場に身を投じる少女の生き様を、まるで当事者であるがのごとく共に歩めた、稀有な読書体験だった。 カヴァーに描かれる少女像が、自らの想像に枷を嵌める気がして邪魔に感じるほど、説得力のある文章だった。見事。 | ||||
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| 私がレビューを書いている時点では極端に評価が二分している本作。 つまるところこういう評価傾向を示している作品は、「人を選ぶ」ってことなので、いくつかレビューを読んで自分に合いそうか判断してから買うかどうか決めるのが良いだろうと思います。 私は別に歴史の勉強しようとして本書を手に取ったわけでもないしね。歴史考証がどうかはまぁどうでもいいや。 こういう人向き。 戦時下を物語の舞台にしているので、戦争の醜さとか凄惨さとか目を背けたくなるような要素が前面に出ているのでメンタルすり減らしながら読むような性質がある。 私の場合は、(小さい子供の親なので、)子供が足を撃たれるシーンはちと辛かった。 こういう描写に弱い人は避けるべきで、バーナード・ワイズマンみたいな死に方をする兵士がいっぱい出てきます。 「ラノベ以下」という評価を見かけましたが、諸手を挙げて賛成はしかねるものの一理あるかなと。だから、本作こそコミカライズするのがいいんじゃないかと思う。緻密な描写を並べ立てるより、絵でさらりと見せて物語の進行に読み手を集中させる方が良い効果があるんじゃないかと感じました。また歴史にフィクションを織り込んでいる関係上ガチガチの歴史戦記物でもないので、活字よりちょっと崩した見せ方の方があっているように思います。 結末は、たぶん序盤に予想していたものと違う形で帰着し、意外に感じるんではないかなと思います。 伏線だと思ったものは撒き餌だった。予想を裏切る展開が好きな人には向き。 込められたメッセージ性にも熱量がある。 総評、面白いと思いますが、前述のとおり、向かない人も一定数いそうなのでオススメできるかは人によります。 | ||||
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| 独ソ戦における女性狙撃兵を主役とした小説である。 話題の「戦争は女の顔をしていない」に影響されたことは明らかだ。が、陳腐な便乗作ではない。 1942年独ソ戦のさなか、山村に住む少女セラフィマはドイツ軍に家族を殺される。彼女は「死にたいか、戦いたいか」と非情な問いを投げつける女教官イリーナにスカウトされて、女狙撃兵としての訓練を開始する。 スピーディーな展開に惹きつけられて、あっという間に読み終えた。 文章がシンプルで読みやすいのもいい。四人の同期生たちは個性的で魅力がある。 過酷な環境ではあるが、女性チーム物らしい華やかさを感じるのが嬉しい。 狙撃とはどういうものか、初めてわかった気がする。よく調べてあるな。 独ソ戦の概要は大木毅の著書(岩波新書)で把握していたが、具体的な戦略については本書が詳しい。 スターリングラード攻防戦は、包囲軍を更に包囲する作戦だったのか。 アメリカの娯楽戦争映画の影響で、「英米がナチに勝利した」と信じている人は多いだろう。私も若いころそう思っていた。違う。ドイツ軍はソ連侵攻に失敗した時点で、すでに負けていたのだ。 ある種の成長物語なのだが、「従軍は人間を鍛えたりしない、歪な環境に慣れさせるだけだ」という突き放した記述が、甘さを拒絶する。過酷な状況で生き延びるために敵に寄り添った人は罰すべきか。さらに人としての信念と軍務が矛盾したときは、どう自分を納得させるのか。冷たく厳しい問いかけに答えはない。終盤にセラフィマは究極の選択を迫られる。ラスト100ページの盛り上がりは凄まじい。 本書が気に入った人には「靴ずれ戦線」(速水螺旋人)という漫画をお勧めしておきます。同様に女性が主人公で、独ソ戦をソ連側から描いた作品だ。 | ||||
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| 何故女性の狙撃兵が誕生し、活躍できたのか? 主人公個人は創作上の人物であるが、第二次大戦の最激戦地で起きた歴史的事実や、その後の証言等を元に小説として上手にまとめられています。 他の方の書評を見ると、作者の虚構(主人公の個人的な性格や、個別の事件)に拘泥し、歴史的な事実もなかったと、断言するようなコメントもあったように思いますが、私はなるほどと思って読み通すことが出来ました。 当時の主人公の国家はスターリン統治下の社会主義ソ連邦であり、ヒットラー率いるドイツ軍との、独ソ戦が物語の主要な舞台なので、平和ボケしている現代日本人には想像もできないことが、色々起きていたと思われます。 デビュー作で日本人でありながら、良くここまで調べられたと感心しました。 ストーリーについて、ネタバラシは興醒めしますので、あえて触れません。 皆様手に取って楽しんでください。 | ||||
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| 第二次世界大戦中のソ連を舞台に、 女性狙撃兵セラフィマの苦悩と成長を描いた物語。 ドイツ兵の襲撃により、家族や友人ともども故郷の村を失ったセラフィマ。 「戦いたいか、死にたいか」 ただ一人生き残った彼女を拾った赤軍の狙撃教官イリーナは、セラフィマに問う。 復讐を誓ったセラフィマは戦うことを選び、狙撃兵として頭角を表していく。 女性が兵士として最前線にも投入されていたソ連の史実と、戦争がもたらした爪痕・矛盾。 そこにフィクションーー現代的な少女たちの成長譚・群像劇とシスターフッドの要素が神がかったバランスで絡められ、緊迫感溢れる戦場が圧倒的な文章で描かれる……登場人物たちの道行が気になってページをめくる手が止まらず、一気に読んでしまいました。 そして、セラフィマが所属する第三九独立小隊を構成する女性陣が、とにかく良いキャラ揃い! 復讐に全てを捧げるセラフィマ。 セラフィマに殺しを教えた冷厳な隊長イリーナ。 天真爛漫なシャルロッタ。 年長で皆から「ママ」と慕われるヤーナ。 孤高の天才スナイパー、アヤ。 誰とでも仲良くなれる中庸なオリガ。 タバコをふかす看護兵、ターニャ。 …並べてみると、マンガかな?アニメかな?という設定ですが、表面的にキャッチーなだけでなく、バックボーンの掘り下げや、それぞれが迎える結末の描き込みがエグいです。 一人一人のクライマックスが泣けますし、エンタメでありながら、「戦争とは」というところまで考えさせられます。 また、読み進めている最中は、(広義の)ミステリーの賞である「アガサ・クリスティー賞」を受賞したことに対して「なんでこの作品が」と思っていたのですが、読み終わってみると納得でした。ビターかつ余韻を残した、ミステリーとしての終わらせ方に脱帽です。 読み終わったときの充足感含め、ただただスゴい作品でした。 素敵な読書体験をありがとうございました。 | ||||
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| 驚くほど完成度が高く、最後まで一気に読まされた。 全体を貫く、戦争の虚しさ、苦しさに心が痛くなるが それ以上に戦いの緊張感と、誰が生き、誰が死ぬのかという戦いの行く末が気になり、ページをめくる手が止まらない。 そして少女たちの成長と変化に胸をえぐられる。 戦争を題材にしたエンタメ小説として、圧倒されました。 いくつかの書評では、史実である戦争を題材にヒロイックなエンタメとして物語を書いたことに対する怒りが見受けられたが、 個人的には、これだけ世の中に近代史を題材にしたエンタメ作品が溢れかえっている中、目くじらを立てすぎでは?と思いました。 作中には間違いなく、戦争を通してしか描けない作者なりのテーマが込められていると感じたからです。 また、読みやすい文章のなかに、当時の情景を思い浮かばせる描写もたくさんあり、いくらかの虚構が混ざっているにしても、十分な説得力があると感じられました。 また、とても良いなと思ったのは、少女たちの描写がラノベ的というか、とてもわかりやすくキャラクターの魅力を伝える描写になっていることです。優等生熱血ヒロイン、ツンデレお嬢様に、天才クール美少女……わかりやすい。 とりまく世界と、少女たちが味わう苦難と葛藤は、とてもシビアで陰圧であるため、良い意味でバランスが取られて、多くの人が少女たちに感情移入し応援したくなるようになっているなと思いました。 そして、スタートがわかりやすいからこそ、彼女たちが最後にたどり着く心のありようには、胸をえぐられました。 素晴らしい物語をありがとうございます。 広く、たくさんの人に読まれてほしい小説だと思いました。 | ||||
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