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台北プライベートアイ
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台北プライベートアイの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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二段組み380ページとかなりのボリュームだ。 前半三分の一くらいは、退職した教授で演劇にも関わっていて離婚経験者で今は私立探偵というややこしいオッサンの一人語りが続く。冗長でうっとおしい。欧米の小説ならこの段階で放棄しただろう。でも場所が台北なので、文化風俗小説として興味を引かれた。主人公が死者の町(葬儀道具を売る専門店街)に住んでいるのがいい。 半分近くなって、やっと本題の連続殺人事件がクローズアップされる。都市の過密さ、文明の成熟度が原因になるという説はなかなか説得力がある。ただ、未熟で人の命が軽い社会では事件が起こっていても誰も気にせず話題にならない、という側面もあるのではないか。 主人公が巻き込まれる展開は吸引力があり、後半は一気に読まされる。事件の規則性は台湾的というより東アジア的なサイコ理屈が存在し、ユニークだ。ただし純粋にミステリとして見れば、特に際立った出来ばえではない。 ミステリとしては星二個、現代台湾文学としては星四個。平均して三個にしておこう。 | ||||
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台湾ロス中のため登場する地名や店名に想いを馳せながら読み進めるには良いのですが、原作も読んでみないとなんとも言えないのですが、「おれ」という一人称がうるさすぎて、翻訳として強調したい部分なのか、原作でもそこが強調されていたのかがわからず、じっくりと読みたいのに読むことを妨げてしまっていて、そこが残念な部分でした。 | ||||
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