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蟬しぐれ
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蟬しぐれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 61~80 4/9ページ
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普段読書なんて全然しないんですが、宝塚で“若き日の歌は忘れじ”を観劇してから、 原作を読みたくなり購入しました。 日本の美しい風景、人々の繋がり、淡い切ない恋愛・・・、心に響く作品でした。 | ||||
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時代背景もしっかりしており、作品の世界にどっぷりとつかりながら読めた。この作品から、この作者の作品を読みあさるきっかけとなった。 | ||||
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藤沢周平にはまっています! 私の世代は、時代小説は森鴎外、芥川龍之介といった作家を好んで読みましたが、 市井の人々を主人公に、厳しい中にも心温まる世界観を描いた山本周五郎は、秀逸でした。 その周五郎の世界を彷彿とさせる藤沢周平の筆致に久しぶりに時代小説にはまることが出来ました。 私たち団塊の世代はもとより、殺伐とした世にある若い人たちも人間としての在り方を考えたいものです。 | ||||
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こうした小説はあまり普段読まないのですが、引き込まれます。 おススメです。 | ||||
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非常に次抒情的であり、日本人の素晴らしさを再確認できる良い作品でした。 | ||||
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亡くなった母が時代劇の好きな人で、それはもう毎週欠かさず見ていた番組がある。それは、NHKで放送されていたのだが、『三屋清左衛門残日録』という時代劇だ。 とある武家のご隠居さんのつれづれを物語にした番組で、主演を仲代達矢が好演。脇を固める役者さんも錚々たる顔ぶれだったような気がする。 母といっしょになって見ていた私も、時代劇でありながらその枠に囚われず、舅と嫁のささいな気の使い合いやら竹馬の友とのざっくばらんなお喋り、老いたりといえども胸をときめかすご婦人との出会いなど、充分に楽しめる内容だった。 そんな『三屋清左衛門残日録』の原作は、他でもない藤沢周平であり、『蝉しぐれ』の著者でもある。 『蝉しぐれ』は映画化もされているが、個人的には小説の中の世界観の方が、圧倒的に好きだ。 『蝉しぐれ』の何がそんなに魅力的なのか考えてみたところ、時代劇なのに青春小説でもあるところかもしれない。 殺伐とした緊迫感というより、爽やかな友情、淡い恋、若き藩士の成長過程を、それは見事な筆致で鮮やかに描写しているのだ。 物語はこうだ。 海坂藩普請組の城下組屋敷は、三十石以下の軽輩が固まっている。その一角に住む牧文四郎は15歳。隣家の娘・ふくは、まだ12歳。最近、どうもふくがよそよそしいので気になって仕方がない。 親友の小和田逸平に話したところ、「娘が色気づいたのよ」と断定する。もう一人の親友、島崎与之助はまだ色気づくという言葉の意味が分からないので、文四郎と逸平が大汗をかきながら説明してやる。 仲良し3人組は、昼前は居駒塾で経書を学び、昼過ぎからは石栗道場で剣術の稽古に励む。 3人組の一人、島崎与之助は剣術はからっきしダメだったが、学問に秀で、後に江戸遊学に旅立つ。 また、文四郎が秘かに気にかけていたふくは、後に、江戸屋敷に奉公に上がり、殿様のお手つきとなったのだ。 山場となるのは二箇所ある。 一つは、文四郎の父がやむをえない事情で切腹となるシーン。文四郎はその亡骸を荷車に乗せ、炎天下の中したたる汗をものともせず、唇をかみしめて車を曳くのだが、私はもう涙なしには読めなかった。 そしてもう一つの山場が、“ふく”が“お福”となり、藩主の子を授かったことで派閥抗争に巻き込まれるくだりだ。 お福とその赤子の命が狙われるのだが、文四郎が身を挺して二人を守り抜くのだ。 私は、この小説のラストに深い感動を覚えた。 皆が皆、己の道を歩み、精一杯生きている。それは、精進というに相応しい生き様だ。 15歳の若き藩士が父の死を乗り越え、様々な試練と忍耐とつかの間の喜びをかみしめて、やがて大人へと成長する。その過程は、名状しがたい味わいで読者を感動の渦に巻き込むのだ。 | ||||
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久々に小説らしい小説を読んだ気がする。 これと言って起伏のあるストーリーじゃないし、凝った言い回しやら華麗な文体でもない。 一般的に“小説家が小説を書く”という姿を想像したときに思いうかべる、小説家らしい文章と描写の連続。 そういう意味で、王道と言えば王道なのだが、読後に一服の清涼感というか、寂寥感が残る。そこが藤沢文学のエッセンスだろう。 ひとつには青春文学だからだろが、他の名作に比べてもより一層、清涼感、寂寥感、人生の悲哀みたいなものを感じた。 | ||||
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レビューの評価が高いという理由だけで購入しました。 時代劇に興味が無かったので、分からない単語が多く苦労もしましたが、 文章自体はとても読みやすかったです。 エピローグやその後が好きなので最後は特によかったです。 初めてもう一度読みたいと思った小説です。でももっと(続きが)読みたいとは思いません。 そのくらい完成度が高いと思います。 | ||||
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20年ほど前になるでしょうか藤沢修平の文庫本を買い漁り読みふけっていました。なかでも「蝉しぐれ」は3~4回は読み返すほど、自分を奮い立たせる作品でしたね。キンドルで購入して読み返すほどに、バブル絶頂期の中で仕事に追われていた自分を取り戻す為の作品だったな、と改めて感じています。フォントを変え、新たなページめくり感を味わいながら、また、文庫本の読み残りのページの厚さが時間で出てくるのにとまどいに似た違和感を感じながらも文字を追い、筋書きはわかってはいても読み終えなくては損をしてしまうようなデスプレイ表示の危うさ感(全くそんなことは無いのにね)が抜けなかったですね。 団塊世代の自分にとっては文庫本の文字中毒から、デスプレイ中毒への変換点の作品となったようです。 | ||||
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時代小説ですが,少年から青年へ成長するなかで誰もが出会うであろう場面を現代的な感性で描いているので,多くの男性が共感すると思います。文章は平易でわかりやすく,Kindle版をiPhoneで読んだので,たまに出てくる難読語もすぐに調べることができて便利でした。ただ終章が多少メロドラマ的で興ざめだったので星3つ。重厚ではないが読んで飽きない長編で青少年におすすめ。 | ||||
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読後感のとても良い作品で、文四郎、おふくを取り巻く人生に感動した作品でした。この度、いつでも読めるようにKindle用に購入しました。 | ||||
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しばらく歴史小説からは遠ざかってましたが、キンドルにて購入。 全体的な流れも良く、少年時代から青年になる過程、成長に伴って起こる事件や情事。きれいな文章の流れで、あっという間に読み終えました。 現代とは異なる、それでいてどこか懐かしいこの小説が作り出す世界は、時代小説を読みなれない読書好きにもおすすめです。 | ||||
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さすがに、文章が美しく、そして文体が優れている。藤沢周平の筆の高さにほれぼれするばかりである。 | ||||
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情景描写が秀逸の小説です。 細部に渡り丁寧なのでまるで映像を見ているようです。 | ||||
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知ってる話です。ドラマと映画で見ました。電子書籍で読むのは初めて。描写が細かくきれいです。 | ||||
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一昔前に話題作になったので結構期待してたのですが、他の藤沢作品とは少し趣が違いましたので、個人的には期待はずれでした。 | ||||
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最後に主人公がおふくさんと会うシーンが、人との出会いを総括していて泣けます。日本人に生まれて良かった。 幼少の頃のおふくさんが蛇に噛まれ牧文四郎が毒を吸ってやり、主人公の父が処刑され、その亡骸を荷車に積んで引いている所をうしろから押してあげたおふくさんや、殿の側室として家を出る時に主人公に会いにいったが留守で会えなかったことなどが、最後のシーンで走馬灯のように思い浮かびます。そして、最後におふくさんが文四郎に、お互いの子供が自分達二人の子供である人生もあったのではないでしょうか?の台詞には、こんな女性と巡り合えたらと思います。初めて読んだ時は、一晩で一気に読みました。読み終えて、登場人物や情景が浮かび、蝉しぐれは、生涯の中でナンバーワンの小説です。 | ||||
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イーアクセス、千本会長のリーダー達の本棚(朝日新聞)に啓発されて一気に読みました。キンドルiPad applicationで快適に一気に読破しました。爽やかな読後感と、千本会長の人柄を感じました。 | ||||
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期待通りの内容で満足です。文庫版で出先に何時も携帯、一気に読んでしまいました。作者藤沢周平の虜になりそうです。 | ||||
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Kindle ストアで購入。今のところ、Kindle Cloudでは読めない。。 はじめ文体に粗野、粗暴な印象を持ったが、気遣いに草臥れた中年には魅力的にうつるだろう。 最後のふくとの下りは、ある種のロマンティズムが優先され、リアリティが犠牲になっているが、 ふくの描写を少なく、ミステリアスにすることで、ぎりぎり許容できるものになっていたように思う。 エンターテイメントとして秀逸、楽しめた。 | ||||
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