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蟬しぐれ
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蟬しぐれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 21~40 2/9ページ
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自分は氏の本は「狐剣」を読んだことがあるくらいで、ただ時代物の物書きと思って読んだ。どこかでそういう内容(時代物)と思っていて(期待していて)、読み進んだ。 いや、これは時代物と思って読むべき本じゃない。現代でも通用する青春物だ、いやはや人生編だ、曲がって読むと侍公務員論(藩内政治)としてもおもしろい。ここでは多くは語らないがすがすがしい本。ただし、読み始めの青年編からすると関係がないと思われる表紙絵、忘れた頃にやってくる。注意。 3時間くらいで読めるので、3章目くらいから少年の成長が始まって時間を忘れて読める。是非とも新幹線のキオスクで買って読んでほしい。それくらいの前提知識なしに読んだ方がおもしろいと思える本。時代物と思う必要なし。 | ||||
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さむらいがかたなをふりまわしててきをやっつけた すごかった つよい | ||||
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「風の果て」に続けて読んだ藤沢周平さんの長編小説です。藤沢さんベストを挙げる方の殆どの方がベスト5には選ばれてます。ある意味、恋愛小説です。男女の間の心の襞の扱い方は、池波正太郎さんがずっと大人で上手なようにも思います。読んでて途中で既視感に遭遇しました。この小説は人気がありますから、テレビドラマ、映画とそれぞれ一回ずつ作成されてます。既視感ののち、ドラマを観たこと思いだしました。逆さに思えば、ドラマを観たけど原作を読もうとは思わなんだということです。多分に最後のメロドラマのような終わり方によるものです。 | ||||
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少年期から壮年期まで描くコンパクトな一代記。 ある種少年マンガ的な成長物語は、今の中高生が読んでみても結構いけるんじゃないかなという軽さも魅力のひとつ。 終章の再開のシーンは、ただただ美しく儚い。 | ||||
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人物の心の描写と展開のスピード感、どれも凄く素晴らしくあっという間に読めました。 やっぱり多くの映像作品になっている理由はここにあるのだなと感じました。 | ||||
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この時代の下級武士の人情ものが好きなので、絶対ハマると思いましたが、思ったより淡々としていてあまり感動しませんでした。文学としてはこちらの方が評価されるのだと思いますが、似ているところでは百田尚樹の影法師の方が、分かりやすく泣けました。 | ||||
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スマホで検索して購入をしました。 中古品を探していましたが、携帯画面の小ささ故に、見誤り、新品の文庫を購入してしまいました。 昔の文庫は、文字が小さいし、作家も勤勉で、文字が沢山、無駄な改行もなく、読み難いたら、ありゃしませんでした。 | ||||
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自分は時代小説のファンだが、藤沢周平の作品は地味で暗いというイメージがあり、「獄医立花登手控え」シリーズなど一部の作品を除きどちらかといえば敬遠していた。本書も、解説を見ると、悲運と忍苦、哀惜などという言葉が並んでおり、何となく手が出なかったが、ある番組で渡部昇一氏が絶賛しているのを見て、手に取ることした。 ところが実際に読みだしてみると、確かに悲運や忍苦もあるが、主人公の少年藩士牧文四郎が、爽やかに成長していく青春小説であることに驚かされた。また、文四郎が剣士として成長していく過程で描かれる、試合や立ち合いシーンも迫力満点で、こちらも読み応えがある。確かに人生思う通りには生きられないという、ほろ苦さはあるものの、とにかく面白くて最後まで一気に読んでしまったし、読後感もしみじみとしながらも、非常によいものであった。これを機に著者の他の作品も読んでみようと思う。 | ||||
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読み終わったときの感動の余韻は続きます。清廉潔白に生きれば報われるはず、と思わせてくれる、心が温まる傑作。 | ||||
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藤沢作品の中でも有名な作品、若いころ映画で感動した。これで3回め、ゆっくり再読したい。 | ||||
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これは、同じ藩士の下級武士の家に生まれて、近所だった事もあって幼馴染として育った少年と少女の恋物語だ。幼い頃から一緒に育ち、十代を迎える頃には、お互いに何となく気になる存在になっていた。この少年と少女にとって、お互いは「初恋の人」であったのだ。しかし、まだ幼過ぎて淡い恋心を抱きながらも、それが何だったのか理解できずにいた。そんなある日、少年は尊敬していた父を藩士の職務上のミスを擦り付けられて切腹に追い込まれる。穏やかで平和な家庭ながらも貧しかった少年の家は、更に貧しくなった。少女は少年から引き離され、二人は全く別の人生を歩み出す。 人生の荒波を超えて大人になった少年と少女は、美男美女に成長していた。少女は藩の殿様に仕える身分となり、一方、少年は藩士下級武士としての役目を全うしていた。そんなある日、少年は少女のことを偶然知る。美しい女性に成長したあの少女が殿様の妻になったというのだ。少年は心に鋭い痛みを感じて動揺する。二人の人生はとうの昔に別々の道を歩んでいたのにだ。『会いたい』と何度思ったことか知れない。しかし、もう身分が違い過ぎた。 いつの時代も初恋の人と結ばれる可能性は少ないと言うが、この物語もそうだった。初恋の相手と両想いでいても、叶わない恋がこの世にはあるのだ。20余年もその気持ちを大切に心の中にしまい込んでいた少年は、大人になって再会した時、その気持ちを打ち明けた。そして、少女もまた少年と同じ気持ちでいたことを知る。しかし、もう人生の歯車を止めることは出来ない、どうしようもない身分の差、そして、それぞれに与えられた役目を果たさねばならない。全ては手遅れだった。 | ||||
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藤沢周平は長編より短編、などと書いたが、すぐその誤りを見せつけられた。 解説の中で文芸評論家の秋山駿氏はスタンダールの「赤と黒」を例に出しながら、本作の出だしの部分は、西欧的近代文学の正当な嫡子といった趣であると述べているが、出だしだけでなく、全体のがっちりした構成は、たしかに日本の時代小説というよりも、19世紀のヨーロッパ文学を思わせる。とくにフランス文学で、私はスタンダールよりもバルザックを思い出した。それも抒情味あふれる清新で清潔なバルザックを。 本格長編小説という言葉にふさわしい作品。 表紙のイラスト。 どの場面だったか、いま気がついた。 感慨無量。 | ||||
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季節感を感じられる小説でした。 読んでいると情景が思い描くことができます。 正しい事を正しく、正義は勝ち、読後気持ちがいい作品でした。 | ||||
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少年から青年になろうとする主人公・文四郎が、海坂藩という東北地方?の架空の小藩の中で、自己を確立していく物語です。様々に権謀術数の渦巻く藩内の政争に巻き込まれながらも、刎頸の友二人に助けられて困難と挫折を乗り越えて行きます。 ストーリーもさることながら、情景描写が具体的で素晴らしくすぐに感情移入できるように配慮されています。とくに、田舎育ちの私には。(^_^;) 長編ではありますが、甘酸っぱい詩情に満ちた内容で他の方のレビュー通り、傑作の名に値する小説だと思います。 | ||||
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何度も読んでいた愛読書でしたが、 いつも図書館から借りて読んでいました。 手元に置いていたくて買いました。 端正ですっきりした文章がいやしになります | ||||
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知り合いの薦めで読んでみましたが時代小説も面白いと思いました。 | ||||
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この作品を原語で読めるというだけで、日本人に生まれた意味がある。 | ||||
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・映画を見ましたが、初めはともかく中後半はありえないだろうというような話の展開で原作を読んでみたいとは思いませんでした。アマゾンのレビューは何故これほど評価が高いのか理解できません。アマゾンのレビューはプロが書いたのではないかと思われるようなものもあり、それはそれなれに参考になりますが一方ではそれを信じて購入すると何でこんな本を買ったのかと後悔することも多いです。 ・原作は映画とは違っていい作品だと思いました。でも上記のレビューにいろいろと言われる人もいてびっくりしました。よほどの藤沢ファンなのでしょうね。ノーベル賞を待ちわびるハルキストも同類なの位でしょうね。自分が正しく人を許せない、不寛容な社会を表しています。星一つから4つにしときます。最後が今一つ納得できないので。特に、剣げき場面。 | ||||
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筆者は、主人公の文四郎が好きなんだな、、、と、読み進めながら感じ入った。読んでいると、ひしひしと暖かさが伝わってくる。とても丁寧に描写される季節や自然は、まるで江戸時代に自分自身がとけ込み、文四郎を背後から見ているかのような錯覚すら覚える。時代劇は勧善懲悪のイメージが強いが、本書は予想がつかないストーリーが、最初から最後までバランスよく練り込まれ飽きさせない。しかし時代劇だからだろうか、、、展開の早さに酔うことなく、ゆっくりとストーリーが流れていく。正に名作。 | ||||
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藤沢作品は初めてでした。 半分以上読んだのになかなか面白くならなかったので、失敗したかなと最初は思いました。 しかしP376あたりからは緊迫感のある展開に夢中になり一気に最後まで読んでしまいました。 | ||||
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