■スポンサードリンク
蟬しぐれ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
蟬しぐれの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全159件 1~20 1/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はNHKの金曜時代劇にもなり、藤沢周平の小説入門に最適です。 まずは歴史小説ではなくてフィクションであるために、固有名詞が列挙されること無く読みやすいです。これはけっこう重要な点です。次に、若き日々の交友が描かれ、また剣の修行が描かれています。さらに、美しい自然描写あり、恋愛ありです。最後に息詰まる格闘シーンです。周平氏の特長がフルに表されています。入門にして最高峰かもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み終えると、主人公の思い出を自分のこととして、懐かしく振り返る気分になります。 日本人の清廉潔白な姿が心に刻まれます。 友情の表現もよかったです。 一つの小節が短いのも読みやすかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公文四郎の物事の捉え方が、自分自身と重ねたときに、しっくりとくるのです。 それは、まるで現代人に必要な「心の尺度」とも言わんばかりに。 見事な情景描写と共に、私たちの生きるヒントさえ散りばめられていると感じる日本人必読の書です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔、単行本で読んだのを、文庫で再読しました。おかげですばらしい「解説」を読むことが出来ました。ネタばらしを一切せずに、この小説の素晴らしさを的確に表現してくれています。これを読んでから第一章に入るのもよいでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
描写もよく、この世のどこにでもあることが見事に描かれています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーも昭和時代の読むべき本の一冊ですが、日本人として理解したい日本の風景とその描写、そして日本人の美意識における観念と節度等の美しさを知ることが出来ます。最終的には、人生の「はかなさ」と生きる努力など。作者が結核を患い体力的に不安があった事や妻が早逝した事などの経験が反映されているとかんじます。そこに、再婚して得た安定や子供への愛情などもの作者の思いも伝わってきます。読むべき一冊だと思います。個人的には何度読み返したか数えられない程読み返しています。kindleで携帯でも読める様にと購入しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーが長いので、上。下巻に分けてもらえれば、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
. 剣の達人である下級武士の生涯を描く作品であり、青春時代 の淡い恋の回想を絡めてストーリーが展開していく。 恋あり、友情あり、お家騒動あり・・・藤沢作品のエキスを 集約したような見事な名作である。 淡い初恋が縦糸となって描かれていく、正義を貫く一人の武士の 生きざまは、清冽であり、また爽やかな感動を呼び起こす。 ラストの、初恋の人「お福」のと邂逅が、作品全体の終結として 深い余韻を残す作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢周平の代表作の一つ、こう評して間違いはあるまい。我が子に「わしを恥じてならん」と断言出来る父、また「あなたの御子が私の子で、私の子供があなたの御子であるような道はなかったのでしょうか」、この引き裂かれた運命を悔やむ言葉、この小説では、一途に清々しく生きる人の筋立てとともに、この二言が忘れられない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
藤沢ワールドで心地良い時間が過ごせました。文四郎の真っ直ぐな生き方に共感! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
爽やかで明るくまた人生とはと考えさせる。ユーモアありで一気に読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もう手に入らないかもと諦めかけていたので、入手出来て大変嬉しいです。 きちんとした梱包で本の状態も良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世の条理、不条理。理不尽に弄ばれもがく文四郎とふく。その中で健気に生きていく若いふたり。描写の美しさと誠実な言葉遣い。作品の終わりに、「私は江戸に行くのがいやで、あのときはおかあさまに、私を文四郎様のお嫁にしてくださいと頼みに行ったのです」この言葉に、染まぬ男に手折られる女の哀惜と二十数年を経たあきらめに似た落着きが感じられ、涙が溢れました。今でも文四郎を慕うふくの心の強さと純粋さ。剣劇の場面も秀逸で、剣道有段者でも納得の描写です。藤沢周平作品の中ではベストのお気に入りです。きっと、近いうちに再読するでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は東北の小藩、海坂(うなさか)藩である。ある朝、小川のほとりで蛇に咬まれた隣家の娘を少年が救う場面から、この物語ははじまる。清流と木立に囲まれた、静かな城下組屋敷。少年の日の淡い恋と友情。そして突然の、父の非業の死。微禄の武士となった青年は、ふりかかる悲運と闘い、父の仇を討つべく、己を鍛えつづける。いまや遥かな存在となった初恋の女性への思いを胸に……。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最終章が切ないですね。 大団円とはいかないのですが 淡い恋に、決着が付き、それが救いでした。 殺陣の描写が緻密で想像を掻き立てます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
時代小説であり一人の青年の成長を辿った青春小説でもある。 特に季節折々の風景描写や当時の時代の城下の街角や人々の生活の息遣いが感じられる文章は秀逸。 割と平坦な落ち着いた文体だが退屈はしなく淀みのない軽やかさは読んでいて心地よかった。 ただハマったかどうかというとなぜかそこまではなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
老齢の父のリクエストで購入しました。 面白かったととても喜んでいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
架空の海坂藩を舞台に、一人の侍が大人の半生を扱う時代小説。 新聞での連載のせいか、盛り上がると言うよりも淡々としたシーンが続くという印象。 冷や飯を食わされながら剣の腕を高めようとする姿、陰謀に負けず最後に自力で人生を切り開く姿に共感を覚える。 とにかく渋い。長編だが、読む価値はある。爽やかな読後感 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容に関わることではごさいません。 この文庫本は、文字を大きくして上下巻に分冊した改訂版が出ていますが、表紙絵はこの一巻本の方がずっといい。 二冊にしたときに、この表紙絵はたとえば下巻の表紙絵に使って、新しい表紙絵をもう一枚という風にしてくれたら、この表紙絵が残ったのに。 ちなみに、そもそも私は分冊化するのが嫌いだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分は氏の本は「狐剣」を読んだことがあるくらいで、ただ時代物の物書きと思って読んだ。どこかでそういう内容(時代物)と思っていて(期待していて)、読み進んだ。 いや、これは時代物と思って読むべき本じゃない。現代でも通用する青春物だ、いやはや人生編だ、曲がって読むと侍公務員論(藩内政治)としてもおもしろい。ここでは多くは語らないがすがすがしい本。ただし、読み始めの青年編からすると関係がないと思われる表紙絵、忘れた頃にやってくる。注意。 3時間くらいで読めるので、3章目くらいから少年の成長が始まって時間を忘れて読める。是非とも新幹線のキオスクで買って読んでほしい。それくらいの前提知識なしに読んだ方がおもしろいと思える本。時代物と思う必要なし。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!