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涅槃
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涅槃の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 21~40 2/3ページ
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木下昌輝の「宇喜多の捨て嫁」を読み、宇喜多直家に興味を持ち、この本に辿りつきました。感想としては、読みやすいがおもしろくない。無駄な文が多く感じた。これまで、『光秀の定理』『信長の原理』など読んできたが共通して言える。もっと読書を引き込むような文と物語に強弱をつけて書けたら良いと思います。ただ歴史について述べるだけなら小説にしなくてもいいのではないのでしょうか。 | ||||
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14歳の少年を性的に狂わせる描写、要らんねん。気持ち悪った、『何を読まされてるんや…』思わず言葉に出たわ。好きな武将だったのに、ゲンナリ。 | ||||
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まだ読んでない。 分厚すぎんだよなぁ。 盆休みには…。 | ||||
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購入してから読み始めるまでに時間がかかりました。最初に地図や説明的な文章が続き、うわぁと思いましたが、そこさえくぐり抜ければ、あとは一気呵成に読めました。槍の稽古は「室町無頼」を思い出させるおもしろさですが、今回はそこに閨房術の猛特訓が平行して描かれ、著者の新境地を見せてもらいました。その後は裏切り裏切られの繰り返しでやや冗長な気がしないでもなかったですが、大いに楽しませてもらいました。 | ||||
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重厚な人間ドラマだと感じました。悲哀を背負い、苦悩のなかに生きた一人の男の物語り。 マイナーな武将ではあるが物語性は高く、大人向けの大河ドラマとも親和性が高そう。 大国に挟まれた、清濁合わせもつ超一流の政治家の手腕を感じました。 | ||||
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戦国武将の宇喜田直家が主人公である。 著者には歴史ものとして、『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』があり、このうちの前二者は秀逸だったものの、『信長の原理』は2:6:2の法則が原理として描かれるという愚をおかしていて、がっかりした。 で、本書は秀逸なのか駄作なのか、と思いつつ読んだ。 主人公の直家は権謀術数の策士と評されているが、本書では幼少時に家が没落して備前の豪商に育てられ、商人的な発想を身に付けていたためとされる。 書き出しは広島県の鞆の津(鞆の浦)での幼少時代で、落城して父母と落ち延びた先が鞆の津だったとされている。 この幼少時代そのものは史実ではないらしいが、この鞆の津はぼくが生まれた沼隈半島にあり、生家からは10キロ程度の距離にある。 情景が目に浮かんだ。 そして直家の権謀術数が、この生い立ちからくるものであることを、豊かな筆致で描く。 特に、女人とのからみはしつこいほどに濃密に描写されている。 直家という否定的評価の多い戦国武将に、商人的な発想の持ち主という特異なキャラクターを与え | ||||
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戦国武将の宇喜田直家が主人公である。 著者には歴史ものとして、『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』があり、このうちの前二者は秀逸だったものの、『信長の原理』は2:6:2の法則が原理として描かれるという愚をおかしていて、がっかりした。 で、本書は秀逸なのか駄作なのか、と思いつつ読んだ。 主人公の直家は権謀術数の策士と評されているが、本書では幼少時に家が没落して備前の豪商に育てられ、商人的な発想を身に付けていたためとされる。 書き出しは広島県の鞆の津(鞆の浦)での幼少時代で、落城して父母と落ち延びた先が鞆の津だったとされている。 この幼少時代そのものは史実ではないらしいが、この鞆の津はぼくが生まれた沼隈半島にあり、生家からは10キロ程度の距離にある。 情景が目に浮かんだ。 そして直家の権謀術数が、この生い立ちからくるものであることを、豊かな筆致で描く。 特に、女人とのからみはしつこいほどに濃密に描写されている。 直家という否定的評価の多い戦国武将に、商人的な発想の持ち主という特異なキャラクターを与え | ||||
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宇喜多直家というと冷酷な策謀家というイメージがあり、今まで彼を主人公にした小説を読んだことはない。ただ、父親の代に落ちぶれたどん底から50万石の大名まで駆け上がったという特異な経歴を踏まえると、彼を主人公にした著者の目の付け所はよいし、どのように描くのか興味を持って読んだ。 実は人見知りで根は優しい人物という人柄の設定はありがちで、やはりそう来たかと思ったが、本当は商人になりたかったのに武士の道を選ばざるを得なかったという視点から、彼の生き方を描いていくのはなかなか面白いと思った。 上下巻合わせると800頁を超える大作だが、著者の作品らしく非常に読みやすいし、色々な事件が起きて飽きないので楽しく一気に読むことができた。 | ||||
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直家の生まれた家庭事情をうまく紹介しながら物語はテンポ良く進みます。父親がだめなところを説明するのに冗長なところがあるので、そこは端折って読んでも影響はないです。むしろ母親を最も詳しく描写してほしかった。父親が意外と有能な面を見せることがあり、キャラが揺れるのでそこもスルーでよいかと。あと、作法を知らないとか渡世の慣習を知らないとか、人情の機微を知らないとかは?有能さと何の関係もないので、父親の無能さは証明できていない。もっと主人公の気持ちが知りたかった。 | ||||
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全編を通して、宇喜多直家の権謀術数を駆使して戦国を生き抜いた従来のイメージから、当たらな人物像として描き切っている。 歴史なので最終的には勝者の意に沿った言い伝えになるのは当然だが、作者の新しい見方はそれなりに読み応えある作品に仕上がっている。 宇喜多家だけでなく、商家との付き合いのスタンス、小西行長、黒田官兵衛などの人物像への迫り方もまた違った一面から興味深い。 何も持たない状態から城持ちになり、最終的には織田家と毛利家との間で大きな領地を確保した事実から、やはりそれなりに世の中の情勢を俯瞰してみることができた人物なのだろうと思う。 そこまで有名でない宇喜多直家という人物をこれほどスポットを当てて展開された内容は評価できる。 | ||||
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ちょっと濡れ場が強烈 | ||||
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宇喜多直家のイメージは計略の限りを尽くす、どちらかというと武将としてはイメージが良くない人物を人間味あふれる描写で描いている。 情けない父親から受けた影響は生涯にわたって彼の人格形成に影響を与えるが(それゆえ血縁というものにそれほど重きを置かないというベースにもなっている)、他の戦国武将とは違った視点で世の中を見ていた。 低く見られていた商人との関係性も独特で、彼の国作りの基本となっている。 世の中を武士の世の中ではなく、商業で俯瞰しているのは直家と信長が先駆けであろう。 導入部については後の設定に影響があるとはいえ盛り上がらないが、そこを過ぎれば直家がはっきりとした形で現れ、読者も時代の経過に合わせて惹きこまれていく。 著者は信長を中心として、すっかりこの時代の描く人間作家としての立ち位置を確保した。 『光秀の定理』『室町無頼』『信長の原理』と繋がる一連の時代小説であり、他の作品と比べると多少小さくまとまっている感があるが、それでも直家をはじめとする関係する人物の描き方は独自の評価もあり読み応えある。 またこの時代の人間関係の複雑さを、読みやすく整理されている点も評価したい。 | ||||
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地元岡山でさえ評判が悪い宇喜多直家を殺生を出来るだけ抑えるために計略を行ったというのが斬新。国を富ませるために先駆的に城下町を建設するなど、商人育ちの視点を描くのも素晴らしい。 | ||||
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歴史は後者が創造すると思うが、この本では宇喜多氏は良く書かれ過ぎている。そこが面白い。人物評は作者によってこうも変わるのだな。 ただ、文章の躍動感、奥行きは然程でもなく、小説のレベルとしては並なので、読み易い。 | ||||
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なんだろう。キャラのせいもあるんだが上下通して熱量が薄く、伝記の読後感っぽかった 決して読み難い訳じゃないし、何をどう成したかはよく分かったが面白かったかと言われると…微妙? ほどほどに読みました | ||||
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面白味という点では少々 無頼読み返してる気分になったのは否めないし、ああなるほど週刊朝日連載だもんなー。おやぢ取り込みは必須だからなーと多少醒め感も 気合は分かるがこのページ数は必要なんだろうか?もうちょっとテンポよく進めてくれた方が… 信長、光秀までは楽しく読めたが、無頼で少々冗長を感じた自分はこの先は氏の時代モノにはついていけなくなるかもな | ||||
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物語の舞台は私の出身高校の友人達の所在地、そして私の先祖と云われる助兵衛も登場する親近感のある物語です それ故に、福岡と長船の所在地が吉井川の右岸側に設定されてい居る点には違和感を覚えた 親や親戚等からの伝承では、沼城以前が曖昧だったので、この点の記述は興味深く拝読 戦国時代、宇喜多直家以外にも、豊臣政権誕生迄には日本各地で幾多の下剋上が展開されました この本では、直家の死以後、関ヶ原迄の間が空白に成っているが、その間の秀吉とお福の物語迄展開されても面白かったのでは?宇喜多秀家が若くして五大老に成り、備前岡山藩の基礎を作ったのは、直家とお福の連携作業だったと思います故 | ||||
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上に記載の通り | ||||
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週刊誌の連載が終わり、早く出版されるのが待ち遠しかったので、一気に読みました。 | ||||
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勢力が入り乱れる乱世の備前で、宇喜多家をゼロから再興した直家の一代記。後年、梟雄として悪役イメージを付けられた宇喜多直家の実像を掘り起こし、家筋を残すという武門の棟梁の目的のために、無駄なプライドを排除し、商人のように実利を追う姿を描いた。常に敵の先手を打つ一方で、身内は決して裏切らず、味方の一体感を重んじる姿は、現代の企業経営にも通じる。光秀、信長、直家を3部作とみるなら、最も現実的な生き方をみせてくれる武将。こういう経営者のいる会社は強いだろうなと思った。 | ||||
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