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木曜殺人クラブ



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【この小説が収録されている参考書籍】
木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))

木曜殺人クラブの評価: 3.14/5点 レビュー 21件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

読後感がよい

ずっと気になっていた本です。

舞台は高級高齢者施設
ここで木曜日に開かれているのが
〈木曜殺人クラブ〉

クラブの創設メンバーは
エリザベスと元警部のペニー

ペニーは引退時に
未解決事件のファイルを密かに持ち出しており
それをエリザベスと推理するということから
このクラブが始まった。

現在ペニーは脳溢血から
病棟で意識がないまま寝たきりになっている。

エリザベスの経歴は謎
他に
元労働運動家ロン
元精神科医イブラヒム
そして新メンバーの元看護師ジョイス
がいる。

ファイルの未解決事件を推理するのが
クラブの活動だが
この広大な施設の開発を巡って
本物の殺人事件が起き
4人は捜査を開始する。

物語の構成は
一人称で語られるジョイスの日記と
三人称でつづられる部分が
目まぐるしく展開してスピード感があり、
特に後半の複雑さに勢いを与えてくれる。
読者はその複雑さから
ヒントを読み取っていかなければならない。

いくつかの出来事が絡み合って
全体的に
おもしろいミステリーになっている。

最後になって
最初のジョイスとの件がわかるなど
伏線のおもしろさもある。

個性豊かな
そして大活躍するお年寄りたちだが
やはり彼らも
肉体の衰えなどに不安を感じながら
しかしそれでも
ユーモアを持って前に進んでいく。

登場人物が
警察側も
ちょっといろいろある者も
総じて共感が持てる人が多いというところも
読後感が爽やかな理由だろう。

シリーズが出ているので
エリザベスたちの
その後が読みたい。
元気でいてほしいと思いながら。

木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))Amazon書評・レビュー:木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))より
4150019711
No.8:
(5pt)

近年最も面白いミステリー

ウイットに富んでいる。毎日読書しているけど、こんなに良かったのは久しぶりです。
映画化権も取得されたと書いてあったけど、ぜひ原作に忠実にしてもらいたいです。
木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))Amazon書評・レビュー:木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))より
4150019711
No.7:
(5pt)

暖かい気持ちになる

登場人物達の日常描写が楽しく、読み終わるのが惜しくて半分読み終えたところでリターンして最初から読み返した。最後はちょっと泣いてしまった。
私と同年代以下の世代はまだ60歳より先のことなんて全く想像できない人がほとんどだと思うが、なんとなく老いた時点でほとんど終わりみたいなもんという漠然としたイメージがある人はそれなりにいるのではないだろうか。
そんなことはない、その先も自分で主体的に人生をドライブしていく気があれば結構楽しく生きていけるんじゃないかという希望が持てた。
続編も読みます。
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No.6:
(4pt)

連続殺人事件を老人会で解決

書名だけでアガサ・クリスティーの「火曜クラブ」を思い出した。本作品は老人会で事件を解決する感じかな。連続殺人を解決するのだけど、なかなか凝った真相になっている。長く生きていると良いことも悪いことも経験してしまうということだろうか。物語はテンポよく進む。著者がテレビ関係の人もあってか、映像がポンポンと切り替わるテレビドラマのようになっている。シリアスな感じもあるがときどき笑わせるところを入れてくるのが楽しい。
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No.5:
(4pt)

雰囲気がいい作品

ストーリー、特に解決編は、少々理解しにくかった。構成と海外もののため登場人物がやや分かりにくくカッチリ分からず読み返して理解できた。

そのためそうだったのか!
と言う感動はやや薄かった。

とは言え雰囲気などはよく全体的に面白く読めました。
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4150019711
No.4:
(5pt)

ウエイトローズが好きで、皮肉が好きな人向け。

シニア住宅というのか、高齢者向け高級ヴィラというのか、こんな老人ホームに住みたい、と思わせる環境がまず良い。
そろそろ後期高齢期になったらどうすればいいのか、と考え始める年齢の私に取って、年齢を重ねるのも面白そうではないか、と思わせる(とはいえ、本書の舞台は超高級ヴィラなので、多分住めない)。
とにかく登場人物も出て来るモノ(レッドヘリング?)も多いが、それらおケーキやマークス&スペンサー、ウエイトローズが好きで、皮肉が好きな人であれば、楽しめるはず。旅行に行けない今、しばし英国スーパーマーケット&ティータイム体験を頭の中で楽しむ事が出来た。
話が進みながら、エキセントリックで的外れな話がボンボン入ってくるのは、イギリスのコメディ番組を思わせ、さすがリチャード・オスマンっぽい。
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No.3:
(5pt)

至福の英国ミステリ

ページを捲る毎に読書の歓びを味わえる。
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4150019711
No.2:
(5pt)

まだ残り4P未読だけど先に行っておこう

ここ数年でベストの中の1冊。
こんな本が読みたかった。
北欧ミステリで脳がマヒしかかっていたのをしゃんとさせてくれた。
これが面白いミステリってものだ!
最高!
英国で最速100万部もうなずける。

じゃあ残りの4ページを読むとしようか。
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4150019711
No.1:
(5pt)

笑ったのちに、ジンとくる傑作

老を自覚しているのかと思えるほど面白くエネルギッシュな老男女で笑える(我が連れは吹き出していた)のだが、がむしゃらに見えるそのエネルギー実は黄昏は短いとよく分かっているからこそなのだろうと分かる。
後半は「えっ?」といったシーンと、他方、ジンとくるシーンが多くなる。コロナ禍、ただじっといているのが良いのだろうか、と高齢者である我が腹周りを見つつ考えさせられた。訳も良いし味わい深かった。
木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))Amazon書評・レビュー:木曜殺人クラブ (ハヤカワ・ミステリ(1971))より
4150019711

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